マリアンヌ・フェイスフルについては、過去に何度か書いていますが、1946年12月29日イギリス生まれの歌手で74才になるそうです。
wikiを見ると、その波瀾万丈の人生がわかります。
ミックジャガーの恋人だった時代には、歌う姿もほんとうに美しかったです。
Joan Baezが歌っていた反核兵器実験の歌を彼女も歌っています。
What Have They Done To The Rain
1968年にはアランドロンと共演した映画「あの胸にもう一度」も美しかった。
父親は大学教授、母親はオーストリアの名門貴族の家系出身なんだそうですが、芸能界に入ってから麻薬に溺れたようです。
「1966年から70年までミック・ジャガーと交際していたが、流産と精神不安定から自殺未遂も繰り返したという。ドラッグに手を出すマリアンヌを見かねたミックは、麻薬をやめさせようとしたがうまくいかず、結局ふたりは1970年に破局。彼女はデビューから数年間はエンジェル・ボイスと言われてきたが、1969年の「シスター・モルヒネ」で、綺麗な歌声から変化が見られた。
声を潰した原因はマリアンヌの流産とミックとの破局、その後のドラッグ、自殺未遂、アルコール、タバコでハスキーの声が出来上がったという。」
そして、なかなか味のある歌を歌うようになっていきます。
Marianne Faithfull, David Bowie - I Got You Babe
あの頃は何でもありだったようです。
実は私がロンドンで夕方からアルバイトで皿洗いをしていたオーストリアレストランに彼女はよくやってきていました。
ディランの「 It's All over Now Baby Blue」コピーもいいですね。
レナード・コーエン風な「The Gypsy Faerie Queen feat. Nick Cave 」
1965年のポランスキー監督でカトリーヌドヌーブが演じた映画「反撥」(Repulsion)にローリングストーンズの曲 「Ruby Tuesday」をマリアンヌが歌っています。
当時麻薬やアルコールにどっぷりとつかった生活をしていたミュージシャンや芸術家には、けっこう長生きをしている人たちもいますね。
Marianne Faithfull - Falling Back (feat. Anna Calvi) - Later... with Jools Holland - BBC Two