人間の寿命が延びたことで、昔は、乳歯から永久歯に生え変われば、死ぬまで問題はなかったのに、人生50年、60年、70年、80年となってしまうと、永久歯を失ってしまい、入れ歯とかインプラントとかのお世話になる人が増えてしまいます。
ちょっと考えてみると、我々は、いろいろなものを食べます。
やわらかいものから硬いものまで、いろいろな硬さがあるし、料理も甘さとか塩辛さとか酸っぱさとか苦みとかいろいろですし、その組み合わせによっては、別の化学物質が口の中にできている可能性もあります、
だから、我々の歯は、ものすごい刺激を受けて老化しているわけですから、そりゃあ、短命に終わる歯もあるわけです。
虫歯とか歯周病もあるし、事故によって歯を失うこともあります。
わたしなんか、子供のころから、歯で釣り糸を切ったり、普通の人は噛まないような硬いものを噛んだりしてきているから、歯に老化以外に見えないひび割れなんかもあるようです。
幸いなことに日本では小学校のころ虫歯が一本だけで来てしまって治療を受けたことがあるだけで、虫歯も歯医者も無縁でした。
タイに来て20代のころ、小学校の時の治療した歯の詰め物が取れて、それで治療を受けましたが、それ以降は、50歳くらいまで歯に問題はありませんでした。
50を過ぎたころ、奥歯にひび割れができてしみるようになったので、クラウンをかぶせ、その後、もう一本も同じようにひび割れからクラウンとなりました。
その次が、最初にかぶせたクラウンが取れてしまい、歯も半分がほとんどない状態で、抜歯するように言われましたが、何とか、残っている部分だけでも残せないものかとお願いして、いつダメになっても構わないからと半分だけを残してもらいました。
そして、2本目のクラウンをかぶせた奥歯の歯根が炎症を起こし、痛みが出たので、歯医者に行ったところ、もうインプラントもかなり普及していたので、抜歯して、インプラントを薦められましたが、その時にも、食い下がって、何とか残す方法はないものかとお願いしました。
そしたら、いつまでもつかはわからないけど、ディープクリーニングといって、歯根の奥深くまできれいにお掃除をして、化膿しない処置をしてくれました、
運良く、これで、その後痛むことはありません。
しかし老化とともに、あと2本も抜歯することになりました。現在トータルで3本の歯がない状態です。
先週、もう一本の奥歯の一部が欠けてしまい、時々鈍痛があるので歯医者に行く予定ですが、クラウンをかぶせて済むのか、抜歯されちゃうのかと不安です。
若い時には、あんまり意識しない人もいると思いますが、歯は大切ですよ。できる限り大切に手入れしたほうがいいです。
たまには歯磨きだけでなく、歯間ブラシでお掃除をするとか、年に1回くらいは歯医者で歯垢を除去してもらうとか。
それにしても、これだけ長寿になった人類ですから、60歳くらいでもう一度すべての歯が生え変わる進化をしてほしいですよね。
それは無理でしょうけど、iPS細胞を使った、自分の新しい歯を生やすことも、そろそろできる時代が来るかもしれませんよね。
目の治療もどんどん進んでいるそうですし、臓器も移植からIPS細胞の時代に向かっているようで、楽しみです。