「踊る!さんま御殿」に出演した東京オリンピック柔道の金メダリスト高藤直寿さんが、趣味のオンラインゲームにはまっている話をしていました。
とにかく練習後の疲れたときでも深夜まではまっていて、興奮して時々大声を出し、奥様から叱られているそうです。
めちゃくちゃはまっていても、実力はそんなでもなく、柔道でもゲームでも、苦手なことや嫌な練習を繰り返し毎日することが大切だと持論を語っていました。
そうなんですよね、勉強でも運動でも遊びでも、なんでも繰り返すことが大切だと思います。
最近は、スポーツジムで体を鍛えている人たちも多くて、理にかなった練習法で、ものすごい筋肉になっている人たちもいますが、見せる筋肉と使える筋肉は違うと思います。
ボクシングなどの格闘技の選手には、ものすごい筋肉の選手もいますが、実際の競技で素早くて破壊力を生む筋肉でないと、あんまり意味がないと思います。
昔の大相撲の力士なんかですと、子供のころから船の上の作業で足腰を鍛えたとか、米俵を担いだり、農作業で体を鍛えたという話もありました。
日常生活の中で体を鍛えるのは、偏りもあって、見栄えのいい筋肉につながらないかもしれませんが、鍛えられることに間違いはありません。とにかく、毎日のように同じようなことを繰り返すわけですから。
日本人の暮らしの中で、畳の生活というのは、とにかく立ったり座ったりの反復がすごくて、言ってみれば、一日中スクワットをしているようなものです。
ランドセルを背負っての登下校も、1キロも歩いたら、かなり足腰が鍛えられます。
都会など、通勤時の階段の上り下りなども、すごい運動です。
毎日毎日、布団の上げ下げとか同じことをするのはうんざりですから、ベッドのある生活が快適ですが、ベッドの暮らしや車の暮らしをするから、お金を払ってスポーツジムで体を鍛えなければならないともいえそうです。
毎日の家事も、見方によっては素晴らしいトレーニングです。