ドラマ「雪女と蟹を食う」を見ていると、いろいろな過去を思い出します。
私は、ヨーロッパにいたころは、「KITA」とか「KAZE」と呼ばれていましたので、ドラマの主人公の「北」に親しみを感じてしまいます。
5話で出てきた野宿の話で思い出したのは、ヨーロッパでした野宿のことです。
1回目は、スウェーデンからドイツに向かうためにストックホルムから南に50キロほど離れたところにある港Nynäshamnに行ったときに、ドイツに渡るフェリーがその日にはなくて、翌日だとわかり、港の近くの岩山で野宿をしました。
もう夏だったので、夜は遅くまで明るかったし、朝は早くから日が昇り、ウトウトしただけでした。
朝からカモメがうるさいし、おなかが減って、まいりました。
そして、ドイツに渡った北ドイツのリューベックでユースホステルが満員で泊まれなかったので、近くの木陰で再び野宿をしました。
ホテルの名前がわからず、道に迷い、お腹を空かせていた主人公に声をかけて、食事をおごった謎の女性では、旅の途中で、お世話になった人たちのことや、名前を知らないで親しくなった女性のことなども思い出しました。
謎の女性が、自分が困っていた時に親切にしてくれた人が言った言葉、「お礼はいいから、だれか困っている人を見たら助けてあげてください」というのも、私は、常に心掛けていることの一つです。
以前、ドイツでは、いろいろな人に親切にしてもらったからと、タイで困っているドイツ人を居候させたことがありましたが、悪い男ではなかったけど、部屋にある私がコレクションしていたお酒をすべて飲んでしまい、許可も取らずに失礼な奴と出て行ってもらいました。
旅は、非日常ですから、いろいろなことが起きます。