タクシン派の過激な行動をすることで有名な赤シャツ(反独裁民主戦線)は、何度も何度も政府とぶつかって大勢の死傷者を出してきています。
赤シャツのリーダーではチャトゥポン氏やナタウット氏が有名ですが、現在のところ、チャトゥポン氏は、タクシンから離れて、タクシンを批判しています。
他にもタクシン派で有名になったイサーン(東北タイ)のランボーとのニックネームを持っていたスポン・アタウォン氏も最近ではプラユット首相といつも一緒にいるほどで、タクシンを批判しています。
ですから、もはやタクシン派も一枚岩ではなくなっていて、北部や東北部でさえも、タクシン派の政治家に投票しない人がいるようです。
ナタウット氏は、タクシンの次女のアドバイザー兼ボディーガードのようなことをしているようです。
そして、バンコクの若い世代や地方の学生などは、すでにタクシンを批判していて、もっと進歩的な若い政治家をようする政党を支持しています。
タクシンは、次女を次の首相にと考えているようですが、とにかく帰国したいので、もう軍や王制を支持する人たちとはあまり対立しないようにしているようです。それが、若い世代はその態度が保身に走っているように見えているようです。
日本でも、世界政府とか、ロスチャイルドとか、いろいろな陰謀論も表に出てきていますが、タクシンがまさに、そんな動きを昔からしているように見えるわけです。
突然、イギリスプレミアリーグのマンチェスターシティーのオーナーになったり、シンガポールの政府投資ファンドに自ら創業したタイ通信大手シン・コーポレーションの株式約50%を売却したり、イギリス系資本家との関係が深いわけです。
マンチェスターシティーもいろいろな批判を受けて、アラブ首長国連邦(UAE)の投資会社への売却しているわけで、自分の金をいろいろと動かしてマネーロンダリングをしているかのようです。
一部の日本人が思っているほどの民主派でもないし、貧しい人たちの側に立つ人間でもないし、きれいごとばかり言って、私利私欲しか考えていない人物にみえます。
権力の座を離れて時がたちますから、もう悪事もバレているし、カリスマ性も消えてしまっています。
タクシンを持ち上げていた日本のメディアや専門家たちが、これからどんなことを言い始めるか、実に興味深いです。
タクシンの次女ペートンタン・シナワット氏が、日本で有名なcolaboの仁藤夢乃さんに顔立ちがよく似ているんですよね。
私はお二人とも信用していません。