これからの世界は、食糧不足になっていくので、自給率を高めることが必要になるのに、日本では、農業に従事する人が減っているそうで、将来は暗いです。
工業が商業よりも上にあるというのもいいですね。やはり物作りは大切で、日本がここまで発展できて、豊かになったのも物作りのおかげでしょう。
といっても、江戸時代だって、豪商の力は、すさまじく、武士でもお百姓でも職人でも、商人に頭を下げることも多かったようです。
今の時代でも、金融とかITというのは、お金持ちというイメージです。IT企業社長といえば、美人がよってくるイメージです。でも、本当の大金持ちは、ほんの一部で、ブラックな企業で、苛酷な労働をしている人たちもいます。
ITには、工業的なハードと、商業的なソフトがあると思いますが、もてはやされるのは、ソフト業界でしょうね。一発当てると、大金持ちです。
パソコンが普及してくるときによく言われたのは、「パソコンもソフトがなければただの箱」ということで、ハードよりもソフトが、注目され、大成功を収めたソフト会社もでてきました。
しかし、忘れてはいけないのは、どんなに素晴らしいソフトであっても、ハードがなければ、ただの文字の羅列でしょう。
商業も農業や工業がなければ成り立ちません。だから、商業で金持ちになった企業には、ハードに進出していくところもありますね。
昔から、3代続かなければホンモノではないといわれてきたように、江戸っ子だって、3代以上続かないと江戸っ子と名乗ってはいけなかったそうです。
お笑いの世界では、一発屋というジャンル(?)がありますが、商売でも、一発屋はあるわけで、次々と大当たりをとることは、かなり難しいわけです。
飲食店なども、同じ場所に同じような店があっても、経営者が変わっていたり、提供するモノが変わったり、いろいろな変化はありますから、本当に長く続けるということがいかに難しいかということですね。
生まれてから、一度覚えたら死ぬまで忘れないことといえば、自転車がありますね。もちろん、身体が動かなくなったら、自転車には乗れませんが、でも、知識なんかに比べると、長持ちします。
知識は、還暦を過ぎる頃からどんどん忘れてしまいますが、自転車は、還暦を過ぎても乗ることが出来ます。バイクも自動車も、運転のしかたは忘れませんが、歳をとると事故のリスクは高まります。
母国語は、話し言葉なら死ぬまで忘れませんが、書く方は、忘れますね。母国語以外の覚えた言葉で使わない言葉も忘れますね。
政治家でもお役人でも会社の経営者でも、お金や権力を持つと、やたら威張る人がいます。立場上、えらそうにする必要がある人もいますが、でも、人間性が問われますね。えらくなっても威張らない人の方が尊敬されます。
企業なんかでも、大きくなると、どうしても横暴になりがちというか、謙虚さがなくなってしまうようです。上から目線で、価値観の押し売りをし始めると、その企業の将来は暗いと思います。
独善による弱い者イジメは、自分を滅ぼすことが多いと思います。
士農工商、すべてに言えることは、皆様のおかげですを忘れてはいけないということだと思います。