西暦に543年を足した年が仏歴で、今年は、仏歴2560年です。タイとラオスとカンボジアで、この仏歴を使っていますが、同じ仏歴を使っているスリランカやミャンマーは、仏歴2561年と一年多いようです。
その違いは、お釈迦様が入滅された年を仏歴1年とするか、その翌年を仏歴1年(タイの場合にはこちら)とするかの違いで、日本でも使われる、満何歳とか、数え何歳と同じですね。
ところが、一般的にタイ人は、自分の年齢を数え年でいうことが多かったですが、最近では、満年齢が多くなりつつあるようです。
西暦も使われています。タイにも干支はあります。
生年月日は、日本人で知らない人はいませんが、誕生日は、何曜日ですかと聞かれて、すぐにこたえられる人は少ないのではないかと思います。
タイ人は、ほとんどすべての人が、自分が何曜日に生まれたのかを知っています。
今では、インターネットで検索すれば、すぐにわかりますが、インターネットのなかった時代は、調べる方法もありませんでした。占い師は持っている分厚い暦で調べてくれました。
あと、タイ人は、自分が生まれた時間も知っているようで、占い師から生まれた時間も聞かれました。
私の場合には、自分のへその緒が保管されていて、そこに午前1時に生まれたと書かれています。
でも、占ってもらうのがタイだと、日本時間の午前1時は、タイ時間の前日午後11時ではないかと思ったりもします。でも、占いは、深く考えないところがいいわけです。
タイには、曜日には、色があります。ラッキーカラーだとか。
日曜日: 赤
月曜日: 黄色
火曜日: ピンク
水曜日: 緑
木曜日: オレンジ
金曜日: ブルー
土曜日: 紫色
そして曜日の仏像があります。上から日・月・火・水・木・金・土
お寺に行くと、ご本尊以外にこうした各曜日の仏像が並んでいて、その前に容器があるので、自分の生まれた曜日の所にお賽銭を入れます。
そんなこともあって、タイ人は、ほとんどの人が自分の誕生日の曜日と生まれた時間を知っています。