原曲は、第一次世界大戦の頃のイギリスの「ボビー大佐」という曲らしく、それを映画「戦場にかける橋」のテーマ曲として、世界中でヒットしたようです。
クワイ河というのは、タイのミャンマー国境近くを流れる河で、日本軍は、インパール作戦の一環として、鉄道をタイからミャンマーに敷こうとして非常に困難な建設工事を行ったわけで、その時に、イギリスやオーストラリアの捕虜やマレーシア人やタイ人に厳しい労働を強いたと、戦後問題になっています。
現在でも、南部回廊とか東西回廊とか言われる大プロジェクトは、ミャンマーからタイ・カンボジア・ベトナムと人と物の流通を考えて、すすめられているわけですが、中国やイギリスやインドなどもからんで、ホットな地域が、ミャンマーですね。
未開な地域には、猛獣がいたり、伝染病が流行っていたりで、厳しい環境なので、開発が遅れているわけです。マラリアたアメーバー赤痢で亡くなられた日本兵たちも多かったそうです。
タイには、日本軍が埋めた秘密の財宝という都市伝説があって、そのうちの一つが、クワイ河の近くのカンチャナブリだと信じている人たちもいて、時々、調査隊が、調べているようです。ゼッタイに探し当てるとテレビで宣言していた有名な政治家もいました。
他に有名なのは、バンコクから東北東に100キロほどいったところにある、ナコーンナヨックといわれています。旧日本軍の将校さんが、探しに来たといった話もあるとか。
インドやパキスタンやバングラデシュは、イギリスの植民地でしたし、ミャンマーも同じです。日本は、資源確保もありましたが、イギリスやオランダなどをアジアから追い出そうとしていた面もあって、イギリス兵には、犠牲者たちも多く、恨まれていたようです。
ところが、このクワイ河マーチには、イギリス人なら、誰もが知っている替え歌があるんだそうです。
Hitler has only got one ball,
Göring has two but very small,
Himmler is rather sim'lar,
But poor old Goebbels, has no balls, at all.
この替え歌をイギリス兵たちは、第2次世界大戦当時、よく口ずさんでいたそうです。
ヒットラーには、たまたまが1つしかなかったという話があるそうで、そういったことをからかった替え歌のようです。
詳しくは、wikiで。
余談ですが、タイでは、クワイ河のクワイという言葉とよく似た罵倒する言葉があり、そんな言葉で、殴り合い殺し合いになる可能性もあるそうです。
バナナをさすタイ語も、男性のあれと発音が似ているので、タイ語ではなく英語で買うようにしています。