2018年5月2日水曜日

酒に弱い日本人

つい先日、日本人は、酒に弱くなるように遺伝子が進化してきているという記事がでました。

以下引用
「体内でのアルコール分解には、「ADH1B」と「ALDH2」という2種類の代謝酵素が関わる。それぞれの酵素には、働きが強いタイプと弱いタイプがあり、日本人ではADH1Bの75%、ALDH2の25%が弱いタイプ。一方、欧米人などは、大半が2種類ともに強いタイプをもつことが知られている。」

日本人には、少ない量のアルコールで酔っ払ってしまう人が多いことは、以前から知られていましたが、100世代をかけて、徐々に、お酒が弱くなるように進化してきたんだそうで、驚きです。

少ない量のアルコールで酔っ払うのは、効率がいいわけで、貧しい社会の中では経済的ですし、集団の輪を大切にする村社会の中では、悪酔いするような呑兵衛は、敬遠されるからかもしれません。

また、こんな記事もありました。

「若者がアルコールから離れたのは《遺伝子上の進化》の可能性が浮上」:世界中の人類の中に「忽然と」アルコールを拒絶する遺伝子が出現していることが米国の研究者たちにより見出される

日本だけではないですが、アルコールに強くない男は、一人前の男ではないという風潮があって、結婚式などで、新郎に泥酔するまで酒を飲ませる風習がある国もあります。

会社などでも、宴会の席では、お酒とカラオケと隠し芸の強要もありますが、パワハラですね。

酒に弱い人、音痴、芸のない人をバカにして笑うわけですが、本来なら、酒癖の悪い人やパワハラをする人をバカにして笑うべきだと思いますね。

酒癖の悪い人は、けっこういて、まわりの人はだいたい知っていますから、やばいぞと気が付いたら、賢い人から逃げます。

何度も一緒に飲んだ人で、あんな悪酔いをする人とは知らなかったと言うのは、だいたい嘘でしょう。

喧嘩する人、モノを壊す人、からむ人、話がくどくなる人、すぐに裸になろうとする人、性欲が増す人など、様々ですが、まわりに迷惑をかけます。

話題のTokio山口メンバーもそうした人なんでしょうね。

病気ですから、専門家による治療が必要です。

日本は、アルコールに甘い社会なので、事件にならないかぎりは、あまり問題にしませんが、本人のためには、早い段階で、表沙汰になった方がいいのにね。

アルコールもりっぱな麻薬で、現在は合法的な麻薬といってもいいと思います。アルコール中毒は、麻薬中毒です。ですから、断酒しても、何度も繰り返すし、治療は簡単ではありません。

ほろ酔いで、楽しいお酒は、禁止すべきモノではないですが、悪酔いはダメです。

悪酔いする人には、遺伝子的なレベルだけでなく、ストレスを抱えている人とか、コンプレックスを抱えている人にもいますよね。

自分を大きく見せようとしたり、普段の鬱憤を晴らそうとしたり。

ロリコンも、性的なコンプレックスが原因という説もあります。

かって北部山岳地帯で見た芥子畑