2018年8月11日土曜日

仮想通貨について

タイでは、若手俳優が突然逮捕された事件が話題になっています。

ドラゴンコインという仮想通貨に関しての詐欺事件らしく、フィンランド人の若手投資家から20億円を超える金額をだまし取ったグループの1人といわれています。

フィンランド人の投資家が22歳というのにも驚かされましたが、仮想通貨に関しては、ハイリターンが期待されるだけに、リスクも高く、詐欺も多いようです。

昔、ファイナルファンタジーのようなゲームをやった人なら記憶があると思いますが、武器屋にいって、武器や防具を買えば、強い相手にも勝てるわけで、ゲームの中でお金を貯めたりしたわけです。

こうした、ゲームの中で使えるお金(時にアイテム)というのは、仮想通貨の原型ではないかと思います。

実際のお金で仮想通貨を買って、ゲームを楽しむ人たちがいます。ポケモンGOなどは、無料でも遊べますが、アイテムを購入した方が、楽しいようです。

そうすると、今度は、自分がゲームで稼いだ仮想のお金を欲しい人に売ろうとする人がでてきます。

うちの近所に、ゲームばかりやっている引きこもりの青年がいるのですが、最近金めぐりがよくなって、親に車を買ってやったりして、近所でも話題になっています。

金額が大きくなったり、騙し騙されが増えると、そうした行為を仲介する取引所も出来ます。

パチンコのお笑い三店方式ではないですが、ゲームで得た仮想コインをトークン(代用貨幣)に替えて、そのトークンをホンモノのお金に換えるところです。

詐欺事件のドラゴンコインというのは、ゲームで使うドラゴンコインから派生したコインのような気がします。

調べてみると、Dragon Coin(DRG)というカジノやゲームで使うものからドラゴンヴェインコイン(DVG)という、ちょっとアヤシげなものもあるようです。

仮想通貨自体が、まだ、発展途上で、これから先どうなっていくのか、不透明でもあるし、中には、詐欺も多いような気もします。

ネット時代では、○○ちゃんの心臓手術のためのカンパに数億円の善意のお金が集まったりするので、中には、善意の人を騙そう とするものもでてきます。

ネットで自分のアイディアや会社への投資を募るクラウドファンディングも話題になっています。

「寄付型」と「投資型」と「購入型」があり、成功例も増えてきています。ただ、日本では、株式投資型クラウドファンディング業務に関する規則や電子申込型電子募集取扱業等に関する規則があるそうで、そのへんを知っておく必要はあります。

株式ではなく仮想通貨で資金調達するのが、ICO(Initial Coin Offering)なんだそうで、最近注目されているようです。

ただ、経済音痴のわたしからすると、ICOには、詐欺のニオイもします。

いずれにしても、銀行の形態も変わっていくでしょうし、支払いも現金やクレジットカードからQRコードや仮想通貨になる時代に進むでしょうね。


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忘れてはいけないことは、おいしい話が突然舞い込むことはなく、そうした話は、ほぼ詐欺だということと、欲をかくと、だいたい損をするということでしょうね。