タイでの暮らしで一番大切なものはエアコンかもしれません。エアコンがなければ、タイの猛暑の時期を乗り切れません。
最近のエアコンはインバータ方式で、必要な分だけしか運転をしないので、電気代も旧式に比べるとかなりお安くなっているようです。
昔のエアコンは、室外機のファンを見ているとわかりますが、回転して室温が冷えるとファンが停止していました。そして、室温が上がると、またファンが回転をはじめます。
インバーターですと、ファンは、回転数を調整して、ゆっくり回るときと、早く回るときとがあります。
電化製品は、スイッチの開閉の時に電気を食うといわれているし、故障の原因にもなるといわれるので、インバーターは、賢いわけです。
室内機にも室外機にも車のラジエターのようなコイルがついていますが、室外機では、冷房の場合、そこを通る熱い媒体の熱を放熱させているので、室外機のファンからは、熱風がでてきます。
一方室内機の方は、コイルが触媒で冷やされて、そこを通る風が室内を冷やしてくれます。室内機のファンは、ほとんどロータリー式のコンパクトで静音タイプです。
冷えると、フィンには室内の湿気が水滴となってつき、それが配水管を通って外に流れます。
この排水用のホースが汚れで詰まることもあります。
冷えが悪くなるのは、ほとんどの場合、室内機の冷却フィンの汚れで、目が詰まっているから、風が弱まってしまいます。ですから、そこを掃除してやればいいわけです。
あと、フィンについた水滴が凍ってしまって、それで空気が流れなくケースもあるそうです。そういった時は、運転を止めて、氷を溶かしますが、コンプレッサーの冷却ガスが足りないこともあるそうです。
室外機のラジエターの目詰まりもあるので、そこにも気をつけて掃除をした方がいいですし、外気が非常に暑い時などには、室外機に水をかけるだけでも、かなりの効果があるそうです。
素人でも出来る部分と出来ない部分があるので、出来るところは、自分で気がついた時にきれいにして、どうしてもダメなときには、専門家にお願いをします。
エアコンとの付き合いは長いですから、今までにいろいろな専門家の掃除のしかたを見て学習し、自分で出来ることが増えてはいますが、やはり、大がかりな分解は、恐ろしくて出来ません。
長年のメール友達にエアコンなどの専門家がいるので、時々、彼にアドバイスを聞いています。
業者の人は、エアコンをきれいに分解して、部品などをきれいに水洗いしてくれます。水に濡れてはいけない電子部品だけには気をつけるようです。
室外機の方は、ちょっと気をつければ、自分でも出来ます。
室外機も室内機もコイルのフィンを強烈な水の放射で、きれいにしてくれます。室内機の方は、まわりを濡らさないように、しっかりと防水シートで囲み、エアコンのすぐしたには、専用のトレイを取り付けて、水を外にホースで流します。
作業時間は、2時間足らずですが、まあ、きれいになるもので、きれいになったあとの冷え方は、まるで新品です。
タイでは、ほぼ毎日20時間くらい働いてもらっているので、ホコリもたまるわけですが、半年に1回くらいは、専門家にしてもらった方がいいよといつも嫌味をいわれます。
自分で見えるところだけやっているから、汚れが裏側にたまっているそうで、わたし的には1年に1回でいいと思うのですが、それでは、作業が大変だそうです。
1回1台500バーツ(約1500円)ですから、半年に一度でもいいのですが、ネコたちを別の部屋に回避させて、ものが多いので、それを移動させてなどの準備が面倒なのです。
次は、来年の3月かな。