韓国の大統領がいうには、今日が、「三・一運動」(独立運動)100周年にあたる記念日なんだそうです。
以前は、1948年8月15日が建国記念日だったそうですが、文在寅大統領の号令で、1919年3月1日に日本統治時代の朝鮮で発生した日本からの独立運動の宣言をした日を独立記念日にしたんだそうです。
本来は、ベトナムのハノイで行われた米朝首脳会談が成功して、朝鮮戦争の終戦宣言とか、何か、華々しい成果が出てくるのではないかと韓国政府は期待し、日本からの独立宣言の100周年記念日を祝い、日本批判を拡大させるのかと思っていましたが、米朝首脳会談が、決裂して、なんの成果もなかったことで、韓国大統領も意気消沈してしまったようです。
記念式典で演説した文在寅大統領は、平和のために日本と協力することが重要だという認識を強調しました。
なんか、急に、反日のベクトルに変化を感じ、違和感を感じますね。
そして、文在寅大統領が、昨年9月に平壌を訪問した時、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長と合意した「三・一節100周年南北共同行事」開催の約束が破られたました。
それどころか、北朝鮮は三・一運動に対し否定的な認識を持っているためだそうで、北朝鮮としての建国は、金正恩の祖父金日成によって1948年9月9日に朝鮮民主主義人民共和国が建国されていますから、最初から、無理な話だったようです。
韓国のある国策研究所の関係者は「韓国政府が北朝鮮の基本的な見解も理解できないまま三・一運動共同行事を推進したのは失策だ」と語ったそうです。
なんか、必死になって、北朝鮮にゴマをすり、結局、見捨てられてしまったのかな?
そしてもう一つのニュースは、北朝鮮によって暗殺されたとされる金正恩の異母兄の金正男さんの息子さん金ハンソル氏らを救援したとする団体が1日、住民を迫害する金正恩体制を覆すための「臨時政府」を発足させたとサイトで表明したそうです。
今回の米朝首脳会談で、北朝鮮に対する経済制裁が、緩和されなかったことで、北朝鮮の人びとの生活は、ますます厳しいモノとなり、金正恩体制に対する反発も激しくなっていく可能性もありそうです。
韓国も、行き過ぎている反日に対しての反対意見もあるわけで、これから先、韓国は、どこに向かっていくのかにも興味が湧きます。
結局、文在寅大統領もいつか、裁判にかけられてしまう運命なのかな?
北朝鮮としては、急に、日本との話し合いを求め、日本からのお金をなんとかと考える可能性もあるかもしれません。
拉致被害者の問題が、一日も早く解決できるといいのですが。