まだ最終の結果はでていませんが、とりあえず、大敗した民主党のアピシット元首相が、敗北の責任をとり党首の座を降りると発表しました。
今のところ、小選挙区ではタイ貢献党に勝てなかったものの、比例代表で勝った国民国家の力党が第1党となり、プラユット現首相が再選される見通しのようです。
第1党 国民国家の力党 獲得票数 7,503,898
第2党 タイ貢献党 7,045,494
第3党 新未来党 5,164,595
第4党 民主党 3,194,394
第5党 タイ威信党 3,175,624
投票率 65.96% タイ時間 22:00時点
といっても、タクシン派は、素直に敗北を認めるわけもなく、これから、選挙には不正があったということを言い始めると思います。
投票箱が行方不明になって取り替えられたとか、無効票が多すぎるとか、ニュージーランドからの期日前投票分が、まだ届いていないとか、いろいろと出てくるでしょう。
問題がでてきても、たぶん、もうどうしようもないと思いますね。
民主党は、アピシットが党首を辞めたから、もしかしたら、国民国家の力党と手を組むかもしれません。政治家は、与党でないと、うま味がないでしょうからね。
それと、タクシン派は、次の戦略として、一刻も早く、議会の解散や首相の不信任を出してくるでしょうから、その時に、与党は、数が必要ですから、いろいろなところと連立の話し合いでしょうね。
タクシンは、タイ国内にいないから、自分の人気に翳りがでてきている現実に気が付いていないようです。
タクシンが表に出てきて、何かをする度に、タクシンを支持する人たちが減っています。
刑務所に入ることを恐れ、まるで王侯貴族のような生活をしながら、貧困層の味方とかいってもね。
新未来党のタナトーン党首が、これから、人気を維持できるかどうかが、注目ですが、たぶん、メッキが剥げるんじゃないかと思います。
次の選挙では、若者たちの票を集めることが出来る新人が求められるタイの政治ですね。