パリに行ったのは、1973年8月と10月のことでしたが、どちらもスイスのチューリッヒから鉄道で行きました。
当時は、TGVがなかったので、パリ到着は、リオン駅ではなくて、東駅だったと思います。
地図を片手に、移動したのですが、とにかく驚いたのは、石畳の道にころがっていた多くの犬の糞でした。あれはひどかった。ちょっとオーバーですが、踏まないように歩くのが大変でした。
それと、道路脇に止められた車の汚いことと、車体が凸凹だったこと。
見ていると、駐車している車が出ていくときに、前後の車と衝突しながら、車間距離を空けて、でていくんですから、そりゃあ凹みますよね。
車で印象深かったのは、やっぱりシトロエン・DSシリーズでした。流線型のスタイルが、独特でしたし、スイスで、乗せてもらったことがありましたが、エンジンをかけると油圧で車体が浮き上がり、揺れが、なんか、フワフワして、車酔いしやすい人には不向きな感じでした。
駐車してエンジンを切ると、車体が沈みます。
他には、やはりシトロエンですが、2CVでした、2CVはフランス語で「2馬力」を意味する deux chevauxの略語だそうで、とにかく、ドイツのフォルクスワーゲンをもっと安っぽくした感じの車で、フロントサイドウインドウが、上下に折りたたみ式でした。
記憶が定かではないですが、下半分を上に持ち上げ留め具でとめるような感じだったと思います。
あと、パリの街を歩いていて驚いたのが、皮を剥がれたウサギがぶら下がっていたり、牛の頭がウィンドウにあったり、気の小さなわたし的には、どっきりしました。
狩猟民族は、農耕民族とは違うんだなあと痛感しました。