新未来党の党首タナトーンに関してですが、彼の容疑は、軍事政権下に起きたことで、彼の裁判は、一般の裁判所ではなくて、軍事裁判所で行われることになっているのだそうです。
軍事裁判所で行われる裁判には、被告が控訴する権利はなくて、一発で判決が下るんだそうです。
そして、自分で弁護士を選ぶ権利もなくて、軍事裁判所の弁護士がつくのだそうですから、容疑者になったら、かなり不利のようです。
反軍事政権をやっている活動家は、当然その程度の知識を持っているはずだし、そうした不利な状況であっても、自分たちの信念を貫くのでしょうね。
600万人を超える支持者がいると、支持者に対して扇動をするようなことがあれば、また、新たな罪状で起訴されちゃうでしょうし、迷惑だし、また観光客も減ってしまうだろうし、景気にも影響するだろうし、街頭闘争はやめて欲しいです。
それから、タイ外務省は、先日、タナトーンがパトゥムワン警察署に出頭した際、EU、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、フィンランドなどの大使館職員、ならびに国連職員が、警察署前にいたことに関し、タナトーンからの要請によって、彼らが警察署に行ったことを明らかにしています。