2019年4月8日月曜日

マリファナフェスティバル

今回行われたタイの選挙で話題になったことのひとつが、医療用大麻の栽培自由化を訴えた「タイ威信党」が、意外と支持者が多かったことです。

他には、自由タクシーの(GRAB)の自由化も訴えています。

この「タイ威信党」は、ブリラムの大物ネーウィンが影のボスと言われているわけですが、最初タクシンのお友達だったネーウィンが、その後、タクシンから離れて、反タクシン派となり、政治家から、ビジネスマンに専念し、ブリラムにプロサッカーチームを作ったり、世界に通用するチャンインターナショナルサーキットを作ってきました。

90歳を超えてなおお元気なネーウィンの父君は、その昔、タクシンの父親と組んで、なんか、闇ビジネスで、大儲けをしたといった噂話もありました。

天秤棒ひとつで、タイに来て成り上がった中国系の人たちには、表の顔だけでない裏の顔もあるようです。

さて、今日の話題は、今月の19日から21日にかけ、チャンインターナショナルサーキットで行われる予定のマリファナフェスティバル開催の話題です。

知っている人は少ないかも知れませんが、タイは、医療用の大麻を合法化しています。

ただし、いろいろと細かな規制があって、政府の許可を得た機関でしか栽培は許されていません。

そこで、タイでもっとも貧しいと言われてきた、東北地方のブリラムをなんとか豊かにしたいと考えるネーウィンが、医療用大麻の栽培自由化に向け、今回、コンサートと講習会をかねてマリファナフェスティバルを開催するようです、

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ブリラム県のチャンインターナショナルサーキットで4月19-21日に行われる一流アーティストによるコンサートで。医療部門は医療用途の利点を専門家が語り合います。

一流のアーティストからの素晴らしいコンサートで世界中から15万人以上の参加者がこのイベントに参加すると予想されています。

過去には、タイのマリファナは世界最高の品質と言われてきましたが、今では、合法化が遅れたことにより、多くの国に先を越されてしまっています。

多くのタイの人々はまだマリファナについて、麻薬だとの誤解を抱いています。

そこで、正しい知識を広めることで、栽培方法などを含め、大麻に関する情報と知識を提供することに焦点を当てています。

そして農業知識、民営化まで、このイベントに参加した人がマリファナに関する完全な情報を得ることができるようにする。

これは、薬用植物のタイへの帰還のひとつです。タイの大麻はタイ国民みんなの宝だから。


大麻は、医療用としても注目されていますが、それ以外にも、食用として、オイルなども注目されているし、化粧品や民芸品など、いろいろな分野に可能性を秘めているようです。

ただし、タイでも、嗜好品としての大麻は非合法ですから、所持も使用も売買も逮捕されます。