中世のヨーロッパでは、魔女狩りなんていうのもあって、なかなかグロですが、ちょっとエロくもあります。
ドイツのお城にいったことがありましたが、城門の中に、拷問部屋があって、拷問に使った機具が展示されていました。
ポルノ映画に出てきそうな雰囲気の部屋でした。
まあ、日本にも藁人形に5寸クギのまじないもあるし、よく調べたら、世界中に、おもしろそうな話もあるのでしょうね。
黒魔術というのがあって、なんか、気味が悪いイメージです。英語だとblack magicなんですが、black magicといえば、santanaですね。
ところで、タイにもブラック・マジックはありまして、タイ語だとサイヤサート(ไสยศาสตร์)といわれ、タイの土着の精霊信仰や、クメールの影響もあるといわれています。
一般的には、白衣を着たクメールの僧侶が行う儀式で、首には、大粒の数珠をつけたり、体中に入れ墨をしていたりして、なかなか雰囲気があります。
タイには、子供の精霊がいて、幸せを運んでくれるというクマーン・トーン信仰があります。
それで、黒魔術に、昔から、胎児が使われたり、子供が使われたりする事件が起きます。
お墓が荒らされたり、闇の中絶手術をしているところが、堕胎された胎児を供給しているのではないかといった恐ろしい話まであります。
黒魔術の儀式に使われたり、遺骨や遺体が秘密の脂の成分になったりして、それをカラダに塗られたりするとか。
こういった黒魔術は、インドからヒンズー教とともに、クメールに渡り、そこからタイにも入ってきていると思われるのですが、東北タイのカンボジアに近いところに、すごい黒魔術師がいるというのが、タイ人の間で信じられている都市伝説です。
もう、民間信仰とは言えないレベルで、有名なのは、タクシン派の赤シャツ集団がやった、血の儀式です。タイの首相府前の扉の所で、なんの血液かわからないですが、大量の血液をまいて、政府に呪いをかけるといったパフォーマンスでした。
あとは、もう、どう考えても詐欺じゃないかという、男性が離れなくなるおまじないとか、男性の浮気相手が死んでしまうおまじないとか、欲求不満のご婦人相手のエロい施術もあるそうです。
結局、肉体関係になって、そのうち、女性と黒魔術師との痴話喧嘩で訴えられるケースが多いようです。
今日のニュースでは、お墓が荒らされて、子供の遺体が盗まれ、近くのお寺にいる僧侶が怪しまれているというニュースがありました。