2019年7月9日火曜日

外国は日本ではないです

海外旅行や海外留学、海外駐在など、日本人が海外で暮らす機会も増えています。

海外の情報もネットから簡単に手に入るし、実際に海外に行ってからの暮らしでも、問題なく過ごせる人がほとんどでしょう。

でも、トラブルがないわけではないですし、想像だにしなかったことで、苦労する場合もあります。

スリや置き引きや詐欺の犠牲になることもあるし、事故や病気もあるかもしれません。

犯罪に巻き込まれることもあります。他人の荷物を預かったり、違法なことを知らないでしたりすると、とんでもないことになったりもします。

昔からよくあるのが、ポケットや手荷物に麻薬を入れられて、その場で逮捕という、とんでもないことだって起きるそうです。

この間聞いた話ですが、自宅に小包が届き、それを受け取ったら、警官が来て、小包を開けろといわれ、開けたら中に麻薬が入っていて、逮捕するぞと脅され、罰金を取られたそうです。

タイ人でも、こうしたことが起きるわけで、外国人など、赤子の手をひねるように簡単にカモになります。

東南アジアは、いろいろと自由で、融通が利くと甘く考えている人もいるようですが、ちょっとした手違いがあると、本当に恐ろしいことになります。

この間ニュースになった、マレーシアでのコスプレ大会で、日本人が逮捕された話で、ご本人が、その時のこと、それからのことをブログに書いていて、とても興味深いですから、是非一度お読みください。

海外では、滞在のためにビザが必要で、ビザ免除の所もありますが、ビザについては、常に注意が必要です。

それから、仕事をするときには、仕事をするためのビザが必要ですし、タイの場合には、労働許可証まで必要な場合もあります。

ちょっとした打ち合わせのための短期間の滞在でも、もしも、取り調べがあれば、労働許可を持っていないだけで逮捕されることもあります。

問題が起きたら、もうまな板の上の鯉で、何を言っても無駄というか、係官のいうがままです。

今回のマレーシアの件でも、滞在費や航空券のことが問題になったようですが、ギャラが出ていなくても、ホテル代や交通費や食事代などが収入としてカウントされることもよくある話です。

タイでも、所得税の追徴金で、会社から出ている家賃や交通費や食費などを収入として加算されたケースもあります。

海外の拘置所や刑務所の環境は、かなり劣悪で、日本人には、相当に厳しいようです。

海外での暮らしをエンジョイするのは素晴らしいですが、やはり、その国の法律や規則を守らないと、何が起きるかわかりませんし、日本と同じだと思ったら、大きな間違いです。

まあ、実際に痛い目に遇わないと、人間、なかなか理解できないモノですけどね。