タイと中国との友好の証として、タイ北部チェンマイの動物園に中国からパンダが贈られて、タイの人びとから愛されてきました。
贈られたといってもリースですから、子供が生まれたら中国に生まれた子供は帰します。
オスのXuang Xuangやってきたのは2003年10月で、メスのLin Huiと一緒でした。
パンダの寿命は、だいたい20年くらいだそうですが、中には30年以上生きるパンダもいるそうです。
Xuang Xuangは昨日の午後4時過ぎに、突然倒れ、息を引き取ったそうです。
Xuang Xuangは2000年の8月6日生まれの19歳だったそうです。
死因は、まだはっきりしていませんが、死体をX線検査したところ、気管支に何かが詰まっているような影が見えたそうです。
ご老体ですから、何かを詰まらせたのか、それとも腫瘍なのか、中国から専門家も来るそうで、詳しいことがわかるだろうとのことです。
もう一つの話題は、カンチャナブリにあるタイガーテンプルとして有名だったWat Pha Luang Ta Bua(ワット・パ・ルアンダ・ブア)で飼われていた虎147頭を、政府が3年前に強制的に施設に移動させて飼っていたんですが、なんと86頭が死んでいたことがわかったんだそうです。
タイガーテンプルでは、虎を飼って、人に危険の無い虎を観光客と一緒に写真を撮らせたり、虎と触れあうことが出来ることで、大人気でしたが、保護動物を勝手に飼育することは違法だと、The Department of National Parks, Wildlife and Plant Conservation (DNP)が強制収容したわけです。
勝手に収容して、この有り様ですから、お寺の僧侶が、激怒して、何が保護だ、飼うための知識も無いので勝手に連れて行って殺してしまうなど、ゼッタイに天罰が下るとプンプンです。
DNPの説明では、お寺から収容した虎は、近親間で子供を増やしてきたので、免疫機能不全があって、Canine Distemper Virus (CDV) に集団感染して死んだとの説明をしています。
ジステンバーですね。虎も感染するようです。