私は、子供の頃から、モノを壊すのが趣味で、父親の大切なモノを含めて、家にあるいろいろモノを壊してきました。
蛇腹のカメラとかフランス人形とか欧風の置き時計とか、今から思えば、バカなことをしたと反省しています。
ですから、組み立て式のパソコンなど、大好物で、自分で組み立てたり、分解したり、最高のオモチャです。
昔からあるタワー式のパソコンは、ケースがあって、その中にいろいろなパーツを入れて組み立てるわけですが、基本は、マザーボードで、それにいろいろなモノを接続していきます。
データを保存するのがHDDですが、最近は、もっと記録したり読み出したりするスピードの速いSSDが普及しています。
ですから、昔からのHDDを破棄することも増えていて、今回のような問題も起きるわけです。
HDDは、パソコン上で普通に削除しても、データの復元が可能なことも多く、捨てるときには、物理的に壊す必要があるとされています。
復元用のソフトを使って、個人でもうまくいくこともありますが、専門の業者に頼めば、かなりのデータが、生き返るそうです。
HDDを分解するとこんな感じです。
昔のレコードプレイヤーのように、円盤のディスクの上にあるアームでディスクにデータを記録したり、読み出したりします。
左上に見える三日月型の金属の下に強力な磁石があって、それでアームの動きを制御しています。強力な磁石の原料がレアアースですね。
ディスクを外したところですが、このディスクがあれば、業者が専用の機械にかけて、データを読み出すことが出来るそうです。
ですから、この円盤ディスクを物理的に壊せばいいわけで、ハンマーで簡単に破壊できます。ただし、飛び散ることもあるので、新聞紙で包んでからの方がいいです。
まあ、役所などの場合には、お金もあるでしょうし、大量でしょうから、プレス機を買って、HDDを立てて並べて、プレスして押しつぶせば、簡単に破壊できると思います。
そんなの基礎中の基礎で、HDDを誰かに渡したら、中身は盗まれます。
それは、スマホでもSDカードでもSSDでも同じことです。
今は、クラウドといって、インターネット上の倉庫にデータを保存する人も少なくないですが、そんなのも、危険がいっぱいで、いつでも盗まれると思っていた方がいいので、大切なモノは、自分で、取り外し可能な媒体に保存しておく方がいいと思います。
インターネットにつながっていると盗まれる可能性があるというのを忘れない方がいいです。
今は、なんでもインターネットにつながるわけで、便利な反面、ウィルスに感染したりすれば、いろいろな情報を盗まれます。
「壁に耳あり障子に目あり」は、今のIoT社会も同じで、カメラやマイクのあるモノには、注意が必要です。外部に漏れる可能性があります。