子供の頃から、学校で物事を決めるときには、多数決が行われます。
基本的に、最大多数の最大幸福があるわけで、功利主義という概念です。
集団の中では、人数の多い人たちの意見を正しいとするわけで、選挙でも国会でも、この原則で物事が決まります。
しかし、この考え方には問題もあるという指摘もあり、少数意見も尊重すべきだというのが、現代社会かもしれません。
尊重はすべきですが、多数意見よりもいつも正しいわけではありません。
ここをしっかり理解しないと、少数意見の人たちの横暴を許すことになり、危険ですね。
多数決にも問題があるのも事実で、選挙などでは、ポピュリズムといわれる人気取りが、効果的で、出来もしないような政策を並べて、選挙に勝とうとします。
消費税をなくしますとか、いうのは簡単ですが、実際にどうやって実現させるのか、そこをしっかり説明しないと、単なるでまかせでしかないわけです。
原発をなくしますも同じですし、米軍基地をなくしますもなくしたあとどうするのかの具体的な政策がないと、騙される人は少ないでしょうね。
今は、高齢者や女性の票を獲得しないと選挙では勝てませんから、その層にアピールできそうなことをいろいろと公約とするわけですが、実現できないことは公約に入れてはいけませんよね。
どっちみち政権は取れないからと、言いたい放題はダメです。
最近は、世界的に、若い世代にアピールする政策が注目されています。
初めて政治に目覚める若者たちの多くは、社会の矛盾に敏感で反権力ですから、その力を票に結びつけようとするわけでしょうね。
障害者とかLGBTとか少数民族とか、差別とか、アピールしやすいわけです。
でも、差別問題も行き過ぎると、少数の人たちの権利ばかりが注目されてしまい、今度は逆差別の問題も出てきます。
例えば、法律を破っている人たちが法律を守っている人たちよりも優遇されてしまったり、加害者の人権が被害者の人権に勝ってしまったり、日本人よりも外国人が優遇されるとか、実際に起きてきています。
外国人がどんどん増えると、外国人の方が日本人よりも多い地区も生まれてきますし、外国人にも参政権をとか、バカなことを言い出す人たちも出てきます。
日本人と仲良くできない人たちや日本のルールを守れないような人たちは、日本に滞在させるべきではないです。
それは、世界共通の考え方だと思います。