昨日からいろいろなところで話題になっているピー・ノーイ「不法就労者」ですが、韓国で不法滞在をしているタイ人は一説によると14万人いるんだそうです。
ちなみに英語では、Little ghostsだそうです。
東北タイの言葉で、子供を意味するのに「ハム・ノーイ」というのがあって、本来の意味は、可愛いおちんちんだそうです。
この「ハム・ノーイ」という言葉を夜のオネエサンたちに名前を聞かれたときに言えば、大うけ間違いなしです。
今届け出れば不法滞在を不問にするからレポートするようにと発表した韓国のイミグレーションによるとタイへの帰国を希望する人が5000人いるそうです。
実際には、韓国内で武漢肺炎の感染が認められてからも、韓国にいたタイ人は、徐々にタイに帰国をしていたようです。
昨日タイ国内の3つの空港に韓国から帰国したタイ人は、158人いたそうで、107名が帰国したスワナプーム空港では、検査の結果17名に熱が有り、武漢肺炎に感染している疑いがあるとラマティボディー病院に隔離されたようです。
そこでの最初の検査結果は、全員陰性だったそうです。
問題のなかった90名も14日間の自宅に留まるようにいわれています。
ドンムアン空港に帰ってきた50名とプーケット空港に帰国した一人は、異常が認められなかったそうです。
今1181名の韓国にいるタイ人が帰国を待っているそうで、彼らについて、タイの世論は、自分で勝手に行った人たちだから特別にする必要はないとか、韓国で14日間隔離されてから帰国すべきだとか、いろいろな意見もあるようです。
代表の一人がテレビでのビデオインタビューに答え、海外で違法であっても仕事すれば、タイに一人2万バーツ毎月送金しているのだから国に貢献しているわけで、差別しないで欲しいと訴えていました。
テレビに出ていた専門家の意見としては、帰国する人の1割が感染を疑われる人と仮定すると、1000人が一度に帰国してしまうと、タイの医療崩壊になる可能性があり、出来れば、一回につき最大300名が望ましいとの見解でした。
要するに、勝手に家に留まれといったところで、留まっている可能性は低く、まわりに感染を広めるリスクがあるから、政府や自治体が、特定の場所に隔離しておくべきだそうです。
そうしたシステムや準備が整ってからでないと、受け入れは難しいようですが、帰りたい人たちは、感染が広がる韓国から一日も早く帰りたいわけです。
でも、こうした海外で働く人たちは、ほとんどが非合法のエージェントの手配で行っているわけで、多くの借金を抱えている人もいます。
まだ十分に稼ぐ前に泣く泣く帰国となれば、苦しい毎日が待っていることでしょう。
韓国は、タイに帰国したあと、もう一度韓国に来ても入国を拒否しないと入っているようです。