1980年代のバブル時代、黄金の国ジバングには、世界中から一攫千金を求めて人が集まってきたわけです。
中でも、風俗界は、フィリピンとかタイとかメキシコとか、ロシアとか、本当に賑やかだったそうです。
地方の温泉街のカラオケなどで、住み込みで売春に励んで、故郷に豪邸を建てる話は、タイでも有名でした。
でも、バブルがはじけてからは、日本の人気もイマイチというか、タイ料理にシフトしていったようで、コックさんとか増えたそうです。
そして、タイ式マッサージも有名です。
タイ式マッサージ師たちは、日本や韓国やシンガポール、そしてドイツとかアフリカまで行っているようです。
中でも、人気なのが韓流人気にあやかってか、韓国だそうで、韓国には、不法就労のタイ人が少なくても5000人、多く見積もれば1万人以上いるのではないかといわれています。
タイ式マッサージだけでなく、秘密のアルバイトをすれば、かなり効率よく稼げるようです。
そこに、韓国の武漢肺炎の大流行です。
外国にいるタイ人たちの横の連絡は、ものすごくて、仕事の情報や地下銀行の情報、そして手入れの情報など、すごいそうで、今回は、武漢肺炎情報です。
みんな命を捨てたくはないですし、異国での入院は怖いわけです。
だから、一斉にタイに帰りたいと言っているそうで、帰国待ちのタイ人が5000人だそうです。
それで、タイ政府も慌ててしまって、今日の注目ワードは、ピー・ノーイだそうです。
ピーというのはお化けとか精霊のことで、ノーイというのは、小さなとか少ないという意味です。
ピー・ノーイとは、海外にいるタイ人の違法滞在者のことだそうです。
昔は、アメリカに行って一旗揚げるタイ人は、ロビンフッドと言われていたそうです。森の中に潜むということなんでしょうね。
空港のイミグレーションは、ピー・ノーイたちの受け入れのため、準備で大変だそうです。
韓国も最初は、韓国で14日間隔離した後帰国させると言っていたそうですが、もう、国内の感染者で大変で、結局、隔離せず帰国ということらしいです。
だから、タイに戻ってきてから、14日間自宅待機ということなんでしょうね。
もしも、韓国から、新たに武漢肺炎の感染者が帰国して、蔓延させたら、非常事態です。
でも、エイズの時にもタイ人は、エイズで死ぬより飢え死にが怖いと、検査も受けずに働く人が多かったわけで、これから先、韓国帰りの人たちが、そんなこと考えないことを祈るばかりです。