2020年6月15日月曜日

観光客が来ない

北半球の多くの国々では、新型コロナの感染者数が、もうピークを越えたと、今までのいろいろな規制を解除する方向に歩み出しています。

ブラジルをはじめ、南半球が、これから冬になって、感染者がどのようになっていくのかも注目されています。

国内に関しては、規制がドンドン解かれていますが、海外からの入国をどうするのかは、どこの国も頭を痛めているポイントのようです。

タイを見ても、国内の感染者は、もう20日間ゼロなのに、海外で働いていたりしていた人が帰国している中に感染者が時々見付かっています。

鎖国状態であるのなら、新しい生活基準などもあんまり関係ないと思われますが、やはり、海外からの人は、どこからどこを通ってきているかもわからないわけで、感染者である可能性は高いです。

日本もタイも、まず、ビジネスマンをお互いに受け入れることを考えているようですが、無条件ではなくて、事前のPCRテストや抗体検査は必要になるだろうし、タイの場合には、海外旅行保険に加入も義務づけられています。

到着後も、14日間は、隔離されるようですし、実際は、まだまだ不自由だと思います。

観光客が、行き来できるようになるのは、早くても8月過ぎでしょうし、もしも秋以降感染者が増え始めたら、今年は無理かもしれません。

観光客相手に商売をしている業種は多いですから、航空会社もホテルもレストランもお土産屋さんも、みんな大変なわけですが、個人のレベルでも、観光バスの運転手さんとかタクシーとかガイドさんとか、いろいろです。

この間、笑っちゃったニュースは、イタリアであったデモで、なんと、スリの団体が、観光客が来ないので、商売あがったりで、生活できないという主張でした。

パリでもローマでもスリといえば、ジプシーの子供や女性というイメージです。

ジプシーは根無し草のように、定住しないで移動して生きてきた人びとのことで、ロマといわれる人たちが多いそうです。

スリだけでなく、アラっぽいひったくりなども多いので、非常に危険ですし、彼らはプロですから、今誰の財布の中にお金があるのか知っています。

昔は日本人でしたが、今は中国人だそうです。日本人や他のアジア人たちが被害に遇うのは、中国人と間違われてのことらしいです。

でも、確かに、観光客狙いの犯罪者も困っていることでしょうね。

タイだと、宝石屋とかオーダーメイドの洋服屋とか、トランプ詐欺とか、日本円見せてください詐欺とか、いろいろあります。

夜の商売も影響あるでしょうね。

観光客が来ないと、夜の商売の女性も男性もLGBTも収入がなくなっているのではないかと思います。

夜の商売に入る人の多くは、よほどの事情があってのことでしょうし、お金に困っている人も多いでしょうから、本当に苦しいと思います。

だって、もしも、来年以降も観光客が戻ってこないとしたら、他の職業を探すしかないわけで、手軽に出来るのは、まあ、非合法な仕事になってしまうかもしれないです。