2020年8月5日水曜日

イソジン騒ぎ

私は、健康不安から心の病に苦しんだ頃からの健康オタクですから、身体にいいものとか健康器具とかビタミンやサプリメントなども大好きで、いろいろと買ってきています。

子供の頃から、すぐに扁桃腺を腫らせて高熱を出す子供で、親はすぐに医者に連れて行って、暴れる私を押さえつけ、お尻に図太いペニシリン注射をうってもらうことがしばしばで、それ以来注射が大嫌いで、注射なら飲み薬派でした。

昔の薬は粉末で苦くて飲みにくくてオブラートに包んで飲まされたんですが、このオブラートが、呑み込もうとするときに上あごや喉に張り付くんですよね。

でも、注射よりはいいから我慢して飲んでいました。

扁桃腺を腫らすのは遺伝的なものなのか、父もよく扁桃腺を腫らせて、自分でルゴール液を綿棒につけて、それで扁桃腺のあたりに塗りつけていました。

そのルゴール液の成分が、昨日からいろいろなところで聞くことが出来るポビドンヨードのイソジンです。

私の子供の頃の常備薬といえば、赤チン(マーキュロクロム液)とヨードチンキが、一般的で、ヨーチンは茶色に肌が染まり、赤チンは文字通り肌が赤く染まるのですが、ヨーチンは傷にメチャしみて激痛でしたので、赤チンの方がよかったです。

ヨードチンキは劇薬で、家庭にあったのは2倍に薄められた希ヨードチンキだそうですが、それでも時には皮膚がむけちゃうほど強力でした。

現在は、医療関係では、ポビドンヨードで消毒するのは手術の時などで、一般的には、色がつかず、しみない消毒薬である塩化ベンザルコニウム系消毒薬やグルクロン酸クロルヘキシジン系消毒薬が使われることもあるようです。

さて、昨日の大阪府知事吉村さんの会見でイソジン系の消毒液でうがいをすれば口内の新型コロナウィルスが死ぬ発言で、いろいろな意見が飛び交っています。

私は、先月行った歯医者さんでも、診察前には、イソジンの溶液らしきものを口に含んでそのまま30秒とかいわれましたので、たぶん、口内のウィルスや細菌はかなり死滅するのではないかと思っています。

今週行ったときには、イソジンではなくてピンク色でもう少し香りのいい液体で口をゆすぎました。

とにかく、イソジンでうがいをすれば、口内や喉のウィルスや細菌は減るわけで、そのあと検査をすれば、陽性率はうがいをしないときよりも下がるでしょうね。

効果がどのくらい続くのかはわからないですが、前の晩うがいをしたら、翌朝うがいをしなくても効果が継続しているのだとすれば、うがい前のPCR検査にもイソジンの影響はあるのではないかと思います。

それから、イソジンは、口内のいい細菌まで殺してしまうので、かえって、口内炎になったり、喉が腫れたりすることもあるそうですし、妊婦さんや甲状腺に問題のある方の使用はやめた方がいいようです。

いろいろな専門家たちが、とにかく薄めて使うことやあんまり常用しないことを勧めているし、特に絶対に呑み込まないようにとのことです。

水のうがいで十分だという意見もあるそうです。

今回の吉村知事の発表で、またもやイソジンが買い占められて転売までされているようで、そんなことわかりきっているのに、なぜ会見で発表したのか意味がわからないという意見が多いです。

イソジンの販売会社の塩野義製薬の株価が上がったとか、塩野義、中国平安との合弁事業を3月に結んだのに関係があるのではとか、まあ、いろいろな疑惑もあるようです。

今回の件で、唾液検査の前にイソジンでうがいをする人が出てきて、検査の意味がなくなるという意見も多く、そうなると、以前のように鼻から綿棒での検査になるから、そちらの営業かといったことをいう人まで出ています。

検温の前に解熱剤を飲むとか、血糖値の検査の前日には炭水化物や糖分を取らないとか、そういったことを考える人は必ず出ますし、外国人には、そういった悪知恵の使い手が多いような気もします。

ウィルスの感染経路は、口からもありますが、鼻からも目からもあるわけで、口の中のウィルスが減っても、それで感染を防ぐことにはつながらないと思いますが、まあ、これからの研究に期待します。

ただ、医療関係者や介護関係の人なら、手術後の人や高齢者などと接するときには、イソジンでうがいをしてからだと、万が一無症状や偽陰性であったときには、多少の効果があるかもしれませんよね。

とにかくTikTokの件もあるし、私は、維新の政治家たちをなんか裏がありそうで信用しません。

ちなみにイソジンはタイでも売っています。


私にはあんまり効果がないようで、最近は、こちらを使っています。