小学校の頃からの格闘技好きで、プロレスやボクシングを親に隠れて見ていました。
力道山の試合をリアルタイムで見たほぼ最期の世代です。
ザ・デストロイヤーとかブラッシーとかカール・ゴッチとかキラー・コワルスキーとかボボ・ブラジルとかカルホーンとか、今でもはっきりと覚えています。
九州では、ボボ・ブラジルと言ってはいけないんだとか、悪ガキたちは囁いたモノです。
当時から、プロレスは、筋書きのあるSHOWだと子供でも知っていました。その点、ボクシングは、真剣勝負で、全く違った興奮でした。
それからキックボクシングが流行るくらいまで、日本でテレビ観戦をしていましたが、まさか、ムエタイの本場であるタイで暮らすことになるとは、当時は思ってもいませんでした。
以前働いていた会社には、日本でキックボクシングのリングに立った経験のあるタイ人がいましたので、当時から思っていたように、あれもやはりSHOWだったとわかりました。
予備校に通っていたとき、友人の下宿に少林寺拳法2段の猛者がいて、我々が夜中に騒いでいたら、突然、部屋に怒鳴り込んできて、全員正座で、お説教されました。
その時に、少林寺拳法の話などもしてくれましたが、彼が知り合いから頼まれてキックボクシングのリングに上がったときには、あっという間にボコボコにされてしまったそうで、キックの強さを説明してくれました。
今は、格闘技もいろいろな団体があり、ルールも違うわけですが、アメリカの総合格闘技「UFC」が有名ですし、 東南アジアでは、シンガポールのONE Championshipが売り出し中のようです。
日本だと、RIZINが頑張っています。
今回、大相撲を首になった元貴乃花部屋の貴ノ富士がスダリオ剛として戦いましたが、初戦に続き、今回も楽勝でした。
すでに相撲取りの身体から格闘家の身体になっているし、パンチもキックも強いですし、これからが楽しみだと思いました。
所英男選手対太田忍選手の試合は、元レスリングの銀メダリストの太田選手でしたが、やはり、総合格闘技は、関節技や絞め技が柔道や柔術と同じで、決め技になることが多いので、漏れからは寝技の練習でしょうね。
五味隆典選手と皇治選手の試合は、激しい打ち合いで、おもしろかったです。
寝技での勝敗だと地味で、ある程度経験者でないと、そのすごさが理解できないかもしれないけど、パンチやキックはおもしろいです。
朝倉未来選手と弥益ドミネーター聡志選手の試合は、前の試合で朝倉未来選手が微妙な判定で負けてチャンピオンベルトを失っていることで、今回は、最初から積極的に攻めて勝利しました。
強かったですが、いつも前髪をかき分けるのが気になりますから、試合の時にはスキンヘッドか短髪にした方がいいように思います。
それに対して、弟の朝倉海選手は、前回KOでチャンピオンベルトを奪った堀口恭司選手に負けてしまいました。
ふくらはぎから膝へのキックで足が動かなくなったようです。パンチ力なら朝倉選手だと思うけど、堀口恭司選手は、しっかり朝倉選手を研究し対策を立て、練習してきていたようです。
朝倉兄弟は、最近、YouTubeに力を入れすぎかもしれません。
同じくYouTubeで張り切っている那須川天心選手も、以前より苦戦する試合が増えているような気がします。もちろん、相手が強いんでしょうけど。
でもやっぱり格闘技はおもしろし、手に汗握ります。