誰にも夢はいくつもあるでしょうけど、青春時代に見る夢の一つは、行きずりの知らない女性と目的地のない旅に出ることかもね。
ドラマ「雪女と蟹を食う」は、そんな感じのドラマです。
冤罪により人生が狂い、金も行き場もない状態であった男は自殺を図るが、死にきれないでいた。
テレビのグルメ番組を観て、「人生最後の日は、蟹を食おう」と思い立ち、強盗を決意する。
高級住宅街で見つけた女性の後をつけ、女性が家に入ったところを家にに押し入って、人妻に金を要求するが、彼女は思いがけないことを言い始める。
一緒にカニを食べに行こうと。
高級車に乗って、旅の費用は女性が出し、温泉旅行が始まった。
誰にでも、映画や小説のような非日常の体験があると思うけど、この知り合ったばかりの女性とどこかに旅行に行くパターンは、心躍るのではないかと思います。
そんなにイケメンでなくても、大金持ちでなくても、若さがあれば、素晴らしい夢物語は現実に起こりうると思います。
映画やドラマなら、犯罪がからんでの逃避行なども多いのですが、現実には犯罪と無関係でもかなりのドラマが生まれます。
犯罪といえば、ボニーとクライドを描いたアーサーペン監督の「俺達に明日はない」でしょうし、桃井かおりのデビュー作「あらかじめ失われた恋人たちよ」は監督の田原総一朗が、撮影のためにと実際にネコを殺した逸話で、多くの人たちから叩かれていますが、なかなかの出演者たちです。
若い時には、ヒッチハイクとか自転車やバイクに乗ってとか、国内でも海外でも、旅行をしていれば、いろいろな出会いもあるものです。
飛行機とか夜行列車とかバスとか、乗り物の中での出会いも多いです。
危険もあるから、自己責任ですけどね。
いつの時代にも、ちょっと変わった素敵な女性もいるわけで、そういった女性との出会いは、いろいろな意味で一生の思い出になると思います。