2022年9月16日金曜日

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」話

誰にも好き嫌いはあるわけで、ネットの世界では、昔から、政治の話、宗教の話、スポーツの贔屓の話は避けたほうがいいといわれてきていますよね。

自民党が好きな人もいれば嫌いな人もいるし、創価学会が好きな人もいれば嫌いな人もいます。

野球だと巨人が好きな人、阪神が好きな人、広島が好きな人など、贔屓のチームは違います。

大相撲なんかですと、一人の贔屓の力士と一人の嫌いな力士の直接対戦は15日間で1回ですが、野球ですと、好きなチームと嫌いなチームとの直接対決がたくさんあります。

私のような日本人は、宗教なんか、他人が信心している宗教なんか、気にする必要もないと思うのですが、世界には自分の信じている神様や信心が唯一のもので、それ以外は悪魔だとか敵だとか思っている人もいるからややこしいです。

だから、余計ないざこざに巻き込まれないように、余計な話をネット上ではしない方がいいというアドバイスですよね。

政治も支持する政党とか支持する政治家がいる人も多く、対立する政党や政治家を嫌う傾向もあります。

暗殺された安倍元首相には、支持者だけでなく、嫌いな人たちもいるので、不幸な暗殺事件の後でも、いろいろと批判する人たちがいます。

一般的に、日本人は、亡くなられた人を悪く言ったりしないものですが、世界には、墓を掘り返して復讐するという歴史を持つ国も少なくないそうです。

弱っている人を攻撃するのは良くないと考える国もあれば、弱っている時こそが攻撃のチャンスだと考える国もあるので、知っておいた方がいいでしょうね。

今日のタイのニュースに、地方にオリジナルのクッキーを作ってオンラインで売っているお店があるそうなのですが、大量の予約があったのに、間際になってキャンセルされて困っていたんだそうです。

どうしてキャンセルされたのかと質問したら、クッキーはおいしそうで興味があるんだけど、店の名前が気に入らないとのことだったそうです。

店の名前は、「9番地の家」というそうです。

多くのタイ人は、ラマ9世を敬愛していたこともあり、9という数字が好きです。中国系のタイ人は8が好きな人が多いそうです。

タクシン派の人たちは、ラマ9世を嫌っている人も多く、9という数字を避けるのだそうです。

亡くなられたエリザベス2世もクリスマスにテレビを通して国民に語り掛けていましたが、ラマ9世も誕生日に政府関係者などの前でスピーチをして、その模様がテレビで放送されました。

その中で、いろいろな話題をユーモアを交えて話されるのですが、当時のタクシン元首相に対しては、かなり痛烈に批判をしていたのを覚えています。批判されるようなことばかりしていたからです。

そうしたラマ9世を敬愛する人たちが、反タクシン集会をし、軍がタクシンをタイから追い出したと考えている人たちがいるそうです。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」と日本では言いますが、英語では、「love me, love my dog」というそうで、考え方が逆で、興味深いです。

「わたしを愛してくれるのなら、私の飼っている犬も愛してね」みたいな意味で、家族や国なども理解してねということなんでしょうね。

でも、キリスト教など一神教は、宗教戦争ばかりしてきているから、理想と現実とは、皮肉なものです。

「9番地の家」のクッキーですが、数字の9が好きな人たちからの注文で、忙しくなっているそうです。