人間の性格や能力には遺伝もあるでしょうし育った環境もあるでしょうけど、うちで飼っているネコを見ても、同じ親から同じ日に生まれても、毛の色も性格も色々です。
兄弟姉妹でも性格が違いますし、能力にも差があります。
私の場合には、よく風邪をひいて熱を出し扁桃腺を腫らす子供だったので、親がすぐに近所の医者に連れて行って、お尻に図太いペニシリンの注射をするので、その痛みから、泣き叫び、暴れて、注射が大嫌いになり、今でも血液検査でさえ、体が緊張します。
そして、5~6歳のころ、遊びに行った海水浴場で、いとこ達から冗談で海に投げ飛ばされて、おぼれそうになった恐怖から、水が怖いし、とにかく怖がりになりました。
高い木や家の屋根に登るとかは怖くはないですし、怖いと思う対象は色々のようです。
注射が嫌いだから、幼稚園の時でも、予防注射の時にはよく逃げ出したものでした。
嫌がったら余計に痛いので、先生や看護師に腕をつままれ、もう拷問でした。
結核の予防注射のためのツベルクリン反応を見る注射は、ほとんど痛みを感じないのですが、もしも陰性ですと、BCGを接種され、それがまた痛かった。
だから、小学校の高学年になると、悪知恵が働いて、ツベルクリン反応の赤い反応部分を口を付けて吸ったり、指で叩いたりして陽性になるように誤魔化して、レントゲン検査を受けたりもしました。
中学になるころには、教師のえこひいきに怒りを感じたし、全校生徒の前で教師にPTA会費の使い道を聞いたり、進路指導の教師が、お前のような奴が行く高校はないとかいうから、自分の進路は先生の進路ではないし、自分で決めますといったり、気が小さいのに、反抗心だけは、かなりのものでした。
だから、一人で船に乗って海外に行ったり、海外で暮らしたりしていることも、子供のころからのまわりと同じ考えではない生き方があるんだと思います。
日本人は、協調性があるから、まわりを乱すようなことをしませんが、その代わり、一つの方向に集団で突っ走りがちです。
そして、政府やメディアを信じすぎますね。
いい時には素晴らしいけど、悪い時には、恐ろしいです。
海外で一人で生きていくには、やはり自己責任ということが重要で、自分を守るには、いろいろな情報を集めることも大切です。
他人を疑うし、不自然なことに敏感になります。
権威のある人の言いなりにはなりませんから、病院に行っても医師と考え方が違うこともたまにはあります。
そうやって人を疑っているうちに、多少は人を見る目も養われてきます。
私は、日本で暮らしていたら、トラブルが多いだろうなと時々考えます。
タイで暮らしているから、外国人として、タイの法律や規則などに従うべきだと考えているけど、日本で暮らしていたら、そんな歯止めがかからないから、自治体などに噛み付いてばかりかもしれません。