日本では古くから武道が盛んで、古武道といわれる、刀剣を使ったり、弓矢を使ったり、忍術もありますし、素手で戦う武道などもあるわけです。
そして、それぞれの武術には秘密の技や稽古方法や道具もあって、それを他人に伝えることは厳しく禁じられていました。
武士を中心に命を懸けて戦うための方法ですから、万が一秘密がバレたら、殺される可能性が高まります。
文字として残せば、盗まれてしまうこともあるので、親から子へ、師から弟子へと口伝で残されていたようです。
道場破りなどもあって、自分の技がどれだけ優れているかを命を懸けて試して歩くつわものたちもいたわけです。
中には、自分の磨いた技を若者や子供たちに伝えようとしたり、海外に普及させようとした人たちもいました。
今はブラジリアン柔術なんかはかなり知名度が上がっていますが、空手や柔道や剣道も海外に広がっています。
海外に広がっていくと同時にスポーツ競技化してしまっていて、本当の命を懸けて戦う武術は、総合格闘技などになってしまいました。
でも、最近の柔道でも総合格闘技でも、関節技や締め技が増えてきていて、相手を失神させたり、ギブアップさせることも注目されています。
さて、格闘技だけに限らず、いろいろな競技があって、いろいろな練習方法もあるわけですが、最近は、別の競技から練習方法を教えてもらうことも多くなってきています。
共通するポイントもあれば、全く違ったポイントもあるので、上手に他の練習方法を取り入れたら、大きなステップアップになる可能性が高いと思います。
体幹を鍛えるところや身のこなしなど、日本の古武術などから取り入れたらよさそうです。
実際に陸上競技などに忍者走法を取り入れている人もいますよね。
日本は、そういった分野も得意な民族ですから、体格や体力以外の秘技で、世界と戦ってほしいです。