旧約聖書の「創世記」では、天まで届くような高い塔を建てようとしたために、神の怒りをかって、人間には、いろいろな言語が生まれたといった話のようですが、人間は、高い塔が好きですよね。
エジプトのピラミッドでも、キリスト教の教会の塔、仏教国の仏舎利塔などを見ても、古今東西、人は、高い塔が大好きです。
今も、高層ビルディングは、その国の経済力を示さんと、高さを誇って競争しています。
旧約聖書の「創世記」には、人間が堕落して、ソドムとゴモラのように神に街を滅ぼされる話も出てきます。もしかしたら、巨大な隕石とかが、落下してきたのか、火山の爆発が起きたのかもしれませんが、人間は、すぐに堕落してしまうようです。
堕落といえば、飽食とか、性の乱れとか、道徳の乱れ、神の教えや仏の教えに背くことでしょう。
石油で巨万の富を得てきているアラブ諸国を見ていると、なんか、贅沢を極めるとか、砂上の楼閣とか、人間の愚かさを感じてしまうのは、貧乏がゆえなのでしょうけど、でも、人間として、もっと別のお金の使い道があるのではないかと思ってしまいます。
不老不死を求めた秦の始皇帝 水銀含む薬を飲んで死亡
何が目的かわからなくなるような、行動ってありますよね。健康にいい薬が溢れているけど、どうなんでしょうね。
「足るを知る」という言葉がありますが、これが実践できれば、人は幸せに近づけると思います。健康な暮らしでも、腹八分目とか、よく歩き、家の内外の掃除をするとか、粗食や質素な暮らしがいいのではないかともいわれます。
多くの宗教が、そういった質素な暮らしを教えているのに、人は、欲望を肥大化させて、堕落するのが好きなようです。
幸福度が高いといわれたブータンなどでも、徐々に近代化して、国民が、欲望に目覚めはじめているような感じです。
人は、どこに向かっているのでしょうね。そろそろ、ノアの箱船の準備をしないと、神様が怒って、津波などの大洪水で海の底に沈むのか、それとも大噴火や地震で滅びるのかとか、ふと考えてしまいます。