2019年3月4日月曜日

「いだてん」とシベリア鉄道

NHKの大河ドラマ「いだてん」が、不人気だそうですが、日本が、はじめてオリンピックに参加した時の話題で、今回は、ちょうど、敦賀まで列車で行って、そこから船でウラジオストックに行き、そこからシベリア横断鉄道でスウェーデンに向かう話でした。

私の場合には、横浜からナホトカまで船で行って、そこから列車でハバロフスクまで行き、そこからは、空路でモスクワまで行きました。

ですから、ドラマのように、中国のハルピンには行っていません。

ハルピンといえば、1909年10月26日ハルビン駅頭で日本の枢密院議長伊藤博文が朝鮮人・安重根に暗殺されていますが、NHKらしく、ドラマの中でのナレーションで、当時の日本統治に不満を持つ朝鮮人によって撃たれましたと言いました。

日本が朝鮮を統治したのは、1910年(明治43年)8月29日に締結された「韓国併合ニ関スル条約」に基づいてのことで、伊藤博文が、朝鮮人に暗殺されたのは、日本統治以前のことです。

こうして、日本人が、間違った歴史を記憶してしまい、韓国や北朝鮮に都合のいい歴史に書き換えられていきます。

モスクワからレーニングラード(ドラマの中では、セントピータースバーグ)を経由してフィンランドのヘルシンキまでは、列車でしたので、物語の中の寝台列車の様子は、ほとんど同じでした。

進行方向に向かって、左側に客室のコンパートメントがあって、中は、2f段ベッドが向かい合っている感じで4人部屋。

客車の右側は通路になっていて、大きな窓が付いているのですが、わたしが行った時は、軍事機密保持のためとかでほとんど窓は外が見えないようになっていました。

食堂車もついていました。

物語では、どこからスウェーデンまでの船に乗ったのかの説明がありませんでしたが、画面にでてきた地図から察するには、フィンランドのヘルシンキから、船でストックホルムに向かったのだと思います。

私も、ストックホルムに行った時は、ヘルシンキから船でした。

ドラマの方は、6月で夜の8時でも外が明るく、まるで朝の8時と間違えそうな白夜といっていました。

わたしの方は、ストックホルムに着いたのが、3月27日の朝の6時で、外は真っ暗、まだまだ夜明けは9時ごろだったと記憶します。

ですから、ドラマのような海の上からガムラスタン(旧市街)の建物を見えませんでした。