2019年3月17日日曜日

ニュージーランドのテロ事件は宗教戦争

結局、ニュージーランドで起きた二つのモスクでのテロ事件は、インターネットでライブ中継をしたオーストラリア出身の単独犯である可能性が高くなったそうです。

もしもそうなら、あの映像にあったモスクでのテロのあと、車を運転して、あの映像が切れたあと、また別のモスクに行ってテロを行ったんでしょうね。

1人で、あれだけのことを計画し、実行したということは、ある意味すごいと思います。

移民の問題や宗教の問題が背景にはあると思われますが、私は、ある種の宗教戦争であり、彼は、殉教者だと自分では信じていたのではないかと思いますね。

キリスト教徒である彼は、キリスト教徒に対してテロを仕掛けてきて、罪もない彼と同じ白人を無残にも殺してきたことに対する怒りが、イスラム教徒に対する復讐心を育んでいったんだと思います。

最初から、彼の70ページを超える声明文の中にあったスウェーデン人の11歳の少女Ebba Akerlundの復讐というのは、たぶん、本当なんでしょう。

犯人は、アングロサクソンのようですが、ヨーロッパの人たちに対するイスラム過激派による数々のテロに対して、復讐心を燃やしていったのでしょう。

あの映像を見た人の多くが驚いただろう、犯人の冷静さと冷酷なトドメは、自分がやっていることを正義だと信じているから出来たことのように思えます。

自分たちの信じる宗教のために、死を恐れず敵を倒すというのは、イスラム過激派の自爆テロなどにも共通しますよね。

あの犯人が使った自動小銃に白い塗料で書き込まれた、文字列がなんなのかはわかりませんが、たぶん、イスラム教徒への怒りとか呪いの言葉ではなかったかと想像します。

でも、こういった復讐は、また新たな復讐を産むわけで、どこかで止めなければなりません。

宗教戦争って怖いですよね。