日本も戦前には不敬罪があったそうですが、タイは、今でも不敬罪のある国です。
王室に関する話題を書く事は、とてもリスクを伴います。
ラマ9世は、多くの国民から敬愛されていましたから、不敬罪で逮捕されるのは、もう骨の髄からの反王制とか共産主義者とか狂信的なタクシン派が多かったです。
ラマ10世に関しては、王子の頃からいろいろな話題がありましたが、あって当然という感じで、どんな話題がでてきても、タイの国民の多くは、驚かなかったようです。
イギリスのメディアが、昔から、ラマ10世に関するゴシップが好きで、追いかけてきています。
元ロイターの記者で、今はフリージャーナリストのAndrew MacGregor Marshallが、タイの王室や反タクシン派に関するゴシップを追っていて、スッポンも真っ青のようなしつこさです。
奥さんがタイ人で、タイ政府からは不敬罪で訴えられていて、タイに入国できないようです。
ツイッターやフェースブックを検索すると、いろいろと彼の主張を見る事が出来ます。
ラマ10世の戴冠式に関する公式行事が明日から始まるわけで、その前に正式に前から噂されていた、元客室乗務員の彼女と結婚をしたようですが、タイの王室は、日本と違って、いろいろと面倒な決まりもあるようです。
今までは、ラマ10世が3番目の奥さんと離婚後は、独身状態だったので、公式行事の時には、最初の奥さんとの間に出来た王女と2番目の奥さんとの間に出来た王女が、ラマ10世に連れ添ってきましたが、これからは、王妃が、どこへでも連れ添うことになります。
そうなると、序列上は、国王>王妃>国王のすぐ下の妹>王女といった感じになりそうですが、なんといっても4番目の奥さんで、素性もわかっているわけですから、王女が、王妃のあとを歩くのは嫌だといっているんだそうです。
今日は、王妃と王女が、一緒に歩いたようです。
明日からは、日本と同じで、テレビも即位一色になりそうです。
選挙の話題は、戴冠式の行事が終わってからだそうですが、最近では、今のプラユット将軍が首相を続けないで、反タクシン派でもなくタクシン派でもない統一政権として、ラマ10世お気に入りの、枢密院にいるアンポーン氏が、首相になるかもといった噂も流れていますが、どうなるのでしょうね。
猛暑が続いているから、儀式の行進をする兵隊さんたちに熱中症などが起きないことを祈ります。