2019年6月14日金曜日

政治に目覚める子供たち

昔から「泣く子と地頭には勝てぬ」といわれ、道理の通じない赤ん坊(泣く子)や権力者(地頭)とは、いくら争っても無駄だってことらしいです。

演劇や映画の世界では、昔から「俳優はどんなに頑張っても子供と動物には勝てない」といわれるそうです。

子供たちは、時として、すごい影響力を持つこともあり、最近では、政治の世界に子供たちがよく登場するようになってきているようです。

10代の頃は、正義感に燃えているから、社会の矛盾とか悪に対しては、敏感です。

2014年には、パキスタンの少女がノーベル平和賞を受賞しました。

大人の女性よりも若い少女の方が、今の社会には、アピールするようです。ですから、若い人たちを表舞台に引っ張り出して、大人たちが裏からサポートするのが流行ってきているようです。

ネットを上手に使うことで、裏でサポートしている人たちを見えなくすることも可能です。

最近話題になっているのは、スウェーデンの少女で、「気候変動阻止の登校拒否」運動が話題になっています。

今年1月にダボスで行われた世界経済フォーラムに招待され講演を行った彼女ですが、流暢な英語で、素晴らしいスピーチでした。もしかすると、世界的なプロが、原稿を書いていたのかも知れません。

日本では、10歳YouTuberのゆたぼん氏が不登校をアピールして話題になりました。

私も、高校時代に学校祭で先輩が歌った岡林信康の「手紙」に感銘を受けて、部落問題に興味を持ったり、ベトナム戦争に反対したり、沖縄問題に興味を持ったりもしたものです。

昔は、大人は保守で、若者がリベラルというか革新でした。わかりやすかったですね。

当時の革新が、還暦を超えても左翼やっている人たちが多いそうで、年金をもらいながら集会とかデモをしてがんばっているようです。火焔瓶を尿瓶に、ゲバ棒を杖にしているのかどうかは知りませんが。

日本では、大人というかジジババが革新ですから、若者が保守化しているというねじれだそうです。

世界でも、若者の間に民族主義者たちが増えているのは、移民問題が大きいようで、日本とは少し違う気がします。

タイでは、大人が保守で、若者が革新という時代のようで、ネットを利用した若者の政治参加が増えてきているそうです。

大学教授とかマスメディアに若者たちのリーダーたちがいるので、純粋な若者は、洗脳されやすいようです。

今までは、大学生に反体制派もいましたが、今日、話題になっているのは、日本でいうところの高校生に、軍政や半民主主義を茶化す人たちが出ていることが問題になっているそうです。教師が、左翼なんでしょうね。

10歳YouTuberのゆたぼんくんの時にも話題になったけど、子供の時には、政治のことなんかよりも、まず知識を得るために勉強した方がいいですね。社会問題に目を向けるのは大人になってからの方が、危険が少ないと思います。

若者たちを利用しようとする悪党もいるわけで、そんなのにいいように利用されたら、バカバカしいと思います。

大人になってわかることですが、社会のためだと言っている人たちの中には、部落問題を利用する悪党もいるし、在日問題を悪用する悪党もいるわけです。カルト宗教とか、ネズミ講とか、とにかく、いろいろな悪党たちが、若者たちを騙そうとしています。