2020年1月20日月曜日

大河ドラマ 「麒麟がくる」

大河ドラマ「麒麟がくる」がはじまりました。

明智光秀の衣装と背景の緑のグラディエーションが、とても鮮やかでした。

でもネットでは、あの鮮やかさが、鮮やかすぎて韓流ドラマの衣装みたいという意見もあったようです。

確かに、日本のドラマは、時代劇でも現代劇でも、現実的というか、けっこう暗めの映像と地味な衣装が多く、韓国のドラマは、現実離れした見栄えだけを狙った衣装や物語が多いような気がします。

まあ、韓国の歴史は嘘が多いから、しかたがないのでしょうけど、日本も、価値観が変わってきていて、「見栄え」が重要になっているんでしょうね。

大河は、一応史実に忠実にを基本としているから、行き過ぎた「見栄え」は、そのうち批判されてくるかも知れませんよね。

物語は、テンポよく進行し、一気に1話は終わりましたし、次への期待もありました。

大河といえば、前作「いだてん」の不人気が話題になりましたし、レギュラー出演予定だった沢尻エリカが麻薬取締法違反罪で逮捕されたことで、「麒麟がくる」の番宣が、民放全局で行われた皮肉もありました。

結果論ですが、沢尻エリカの件で、NHKは迷惑を被った分よりも、利益を得た分が大きかったかも知れませんね。

やはり大河は戦国時代が似合います。

戦国時代には、鉄砲が入ってきて、戦のやり方も一挙に変わっていったわけですが、その鉄砲の登場をしっかり物語に取り入れていました。

鉄砲の威力はすごいけど、一度撃ったあと、手入れや準備に時間がかかり、即戦力にはつながらないといったことも登場人物によって語られていました。

日本がすごかったのは、ポルトガルから伝わった火縄銃を日本人の手によって分解し、同じモノを作り出したところですね。

ホンダなどが、ドイツのバイクや車を分解して、負けないようなバイクや車を作ろうとしたことにも通じます。

国内で火縄銃が作られるようになって、銃の数も激増し、鉄砲隊という組織ができて、一度撃ち終わった部隊が、次の部隊と交換している間に次の準備をするという、新しいシステムが出来上がりました。

今は、日本よりも中国に、いいもの真似して同じモノを作ろうという熱気を感じます。

個人的には、門脇麦さんが好きなので、後半の彼女の登場場面は、満足・満足でした。