2020年6月1日月曜日

ジョージ・フロイドさんの死

米ミネソタ州で警察官に頸部を膝で押さえつけられたときに死亡した黒人男性ジョージ・フロイドさんの件で、人種差別とか警察官の横暴とか、問題が大きくなっていて、アメリカの多くの地区で抗議運動や時には暴動が起きています。

アメリカには、依然として黒人差別が残っているわけで、時々、こうした警察官が黒人に対して不当な扱いをしたといった事件が起きています。

アメリカの警察官は、日本と違って、すぐに銃を撃ったりするので、警察車両には録画カメラが付いていて、過剰な行為がなかったかどうかをあとからチェックできるようにはなっているようです。

今回の件は、偽ドル紙幣を使っているという容疑で、店から連絡を受けた警官が駆けつけ、容疑者であるジョージ・フロイドさんを拘束したわけですが、拡散されている映像を見る限りでは、警察官に対しての抵抗は無かったように見えます。

法治国家では、こうした場合には、事件として裁判になるわけですし、当事者には、職務停止とか、時には懲戒とかもあるわけです。

でも、今年は大統領選の年で、アメリカでは、共和党と民主党が争っているわけです。

今回、ジョージ・フロイドさん事件から抗議デモや暴動が起きている都市や州の多くが、民主党の支持者たちが多い地区ともいわれています。

黒人差別問題から、反政府運動になっているといった見方もあります。

その裏には、昨年から世界の至るところで話題になってきているAntifaの存在なんだそうです。

アンティファとはアンチファシスト(anti-facist)の略称で、人種差別や性差別などに反対する団体なんだそうです。

私も、以前Antifaについて書いています

この団体は、かなり過激な行動をするようですし、民主党との関係とか、中国との関係とかも疑われているようです。

タイで暮らしていると、政治的なデモとか、反政府運動とか、暴動とかも、かなり身近なわけで、過去には、何度もそういった映像を見てきています。

平和な集会や平和なデモ行進もありますが、中には、警察官を挑発して、なんとか、警察官からの過剰な行動を引き出したいと、計画する輩もいるわけです。

一般的に、平和な集会やデモでは、政府はひっくり返りません。

警官隊や軍に過剰防衛をさせることで、武器の使用をさせたら、国内だけでなく、国際世論に訴えることが出来るわけです。

ニューヨークで、抗議する市民に対して警察車両がぶつかっていく映像が拡散されていますが、あれなど、その典型で、最初は、警察車両の進行を妨害したり、ものを投げつけたりしている市民側が悪いのですが、いったん、警察車両によって市民が怪我をさせられたら、もう、警察官が悪者なわけです。

こうしたやり方は、中国共産党とか、ロシアのKGBとかが、得意としていそうですよね。

日本人なんか、まじめだから、すぐに騙されます。

そして、反政府運動や暴動になると、もう野次馬とか火事場泥棒も出てきますから、有名店からものが盗まれたりもするわけです。

今は、情報戦争の時代で、ネット上には、いろいろな話が飛び交います。

タイでは、当たり前の話ですが、集会やデモの参加者には、主催者側からお金が支払われているとか。その証拠写真とかまで出てきます。

それも、本当だったり、フェイクだったりしますから、ややこしいです。

でも、落ち着いて考えればわかりますが、ひとつの集会やデモをオーガナイズするには、それなりの組織力が必要です。

そして、組織を動かすには参謀などの人材も資金も必要です。

今回の件でも、ジョージ・フロイドさん事件に抗議するのは、市民として当たり前でしょう。

でも、だからといってものを投げつけたり、建物を燃やしたり、略奪するのは、大きな犯罪です。そのへんをしっかり見極めないと、騙されちゃいます。

普段、平等とか人権とか平和とか言っている団体が、実は、過激な行動をとることはよくあることです。

米国大統領のトランプさんは、Twitterで「ANTIFA(アンティーファ)を国内テロ組織に指定する」と表明した。

このサイトに出ている写真でANTIFAが掲げる組織の旗をよく覚えていてください。日本でも、いろいろな場面で登場してくれでしょうから。

なんといっても、彼らの究極の目的が、暴力革命による権力奪取だったりしますからね。