最近発表された米国における血圧のガイドラインは、現在の140(最高血圧)/90(最低血圧)よりも低い130/80 が改善必要な「黄信号」 なんだそうです。
昔からよく言われてきたのは、最高血圧は、年齢+90ですよね。かなりいい加減だとは思いますが、年齢など個人差が大きいような気がしますので、一概に、「黄信号」とも言えないのではないかと思います。
呼吸数でも心拍数でも、とにかく、個人差があるし、1人の人でも、計る時間や状況で、かなり数値も違いますよね。年齢にもよります。
スポーツ選手なんか、心拍数が、驚くくらい少ないそうです。
個人差がある上に、自分にとって、体調がよく感じる血圧もあるのではないかと思います。血圧が低いと、調子がでないとか、頭が働かないとかもあると思います。
わたしは、父からもらった糖尿病があり、血糖値が高いのですが、血糖値を下げる薬を飲んで、血糖値が下がりすぎると、もう大変です。
手足が冷たくなってきて、震えますし、息苦しく感じる時もあります。慌ててグルコースを舐めると、10分もしないで、身体が温かくなってきて、正常に戻ります。
要するに、血糖値も、基準値はありますが、低血糖の方が、高血糖よりも恐ろしい場合もあるわけです。最悪、死んでしまうリスクさえあるそうで、特に、車などの運転中は、非常に危険です。
血糖値の基準値も、最近は、空腹時血糖値が110以下だった以前よりも下がっていて、空腹時の血糖値が100以下でないと正常ではないそうです。126以上は、もう糖尿病だといわれてしまうようです。
一般的にいわれている血糖値よりも、ヘモグロビンA1cという血糖値の平均値が重要とされていて、ヘモグロビンA1cが6.2%未満が正常値だそうです。
血糖は、エネルギー源でもあるから、血糖値コントロールのために、糖分や炭水化物を全くとらないなど極端なことをすると、元気がでなかったり、頭の回転が鈍ったりすることもあるそうです。
高血圧や糖尿病で悩む人も多いですから、サプリメントとか、いろいろな民間療法とかも多いですし、中には詐欺まがいもあるようです。
血圧と同じで、自分が調子のいい血糖値もあるような気がします。
血糖値が高い状態を長く続けると、いろいろなところに問題が出てくるそうで、特に危険なのが、毛細血管だそうです。毛細血管の多い腎臓や目や手足などに大変なことが起きるリスクがあります。
糖尿病の人は、糖尿病でない人に比べて、よりしっかりと血圧のコントロールが必要だそうです。私の場合には、130以上はほとんどないのですが、でも、120-80以下に保つよう努力してくださいと医師から言われ、腎臓にいいという血圧を下げる薬も飲んでいます。
厳しい数値を出す裏には、製薬会社や病院の商売があるのではないかといったネットの話もあります。数値を厳しく設定するだけで、薬を飲む人が増えて、彼らの収益が大きく伸びるそうです。
わたしも、毎日かなりの薬を飲んでいるので、製薬会社に貢献しています。
まあ、ネットの噂話が正しくても正しくなくても、重要なことは、自分の問題で、自分なりに、自分が考える理想値を見つけて、それを保つことですよね。
とにかく、死ぬまでのコントロールが必要な血圧や血糖値ですから、極端なことをするよりも、長続きできる方法を探した方がいいと思います。完ぺきを求めすぎると燃え尽きてしまいます。
タイで暮らしていて思うのは、人生、いい加減さも時には大切かもと思います。
低血糖も高血糖も高血圧も低血圧も、身体にも、脳の働きにもよくないようです。
血圧は、血圧計で簡単に計れますし、血糖値も、今は、自分で簡単に計れます。最初は、指先に針を刺したら痛いんじゃないかと思いましたが、今は、いろいろと改善されているようで、ほとんど痛くないです。
わたしは、血糖値を計る器具を2種類持っていますが、出てくる数値に差があります。病院で測る数値との差で、だいたいどちらが正しいのかはわかります。
自分で計っても、やはり定期的に病院に行った方が確実ですね。血液検査をして、今の調子でがんばりましょうねとか、もう少しがんばりましょうねといわれて、お薬をもらうだけですが。。。
人間、同じような生活環境で、同じような食生活をしていても、血圧も血糖値も正常な人もいれば、異常になってしまう人もいます。
運動能力や知能や性格などと同じように、遺伝的な要素が大きいようで、いくら努力してもダメなモノはダメと非情な真実もあるわけです。
残酷な「遺伝の真実」あなたの努力はなぜ報われないのか
努力は必要ですが、現実を受け入れて、高望みしないことも幸せに暮らすための知恵ではないかと思います。