今月4日にラマ10世の戴冠式も無事に執り行われ、ラマ10世から、王族たちの新しい称号が発表されました。
今までは、ラマ9世を中心にした呼び方でしたが、それをラマ10世を中心とした呼び名に変えたわけです。
ラマ9世の時代ですと、ラマ9世を中心に王妃と王子と王女たちが中心でしたが、ラマ10世の時代になり、中心は、ラマ10世と新しい王妃、そして、王子と2人の王女たちとなっています。
今まで慣れ親しんだ呼び名があるわけで、特に国民から敬愛されているシリントーン王女とチュラポーン王女、そして、ラマ10世の最初の王妃だったソムサワリー王女について、新しい呼び名(略称)を考慮しているそうです。
今回、ラマ10世のお姉さんの称号は、発表されませんでしたが、彼女の2人の娘さんへは、新しい称号が与えられたようです。
ラマ10世の王族は、シリキット王太后、スティダー王妃、息子の王子と2人の娘の王女、そして、シリントーン王女とチュラポーン王女、ソムサワリー王女、チュラポーン王女の2人の娘さん、そして、ウボンラット王女の2人の娘さんという感じのようです。
細かくは、1等王族とか2等王族とかあるようです。
3等王族というのもあって、ユーガラ一族の王族5名が指名されたようです。
ユーガラ一族の映画監督として有名なチャトリー殿下は、自己破産していたそうですが、3年たったので、復帰が認められたそうです。
映画作りは、当たれば大きい利益が出ますが、赤字になることも多く、王族は、細かなことは気にしない、どんぶり勘定らしいので、財政は厳しいようです。
それから、新しい戴冠記念日として5月4日を祝日にするかとか、母の日と変えるのかとか、新しい祝日に関しても、検討されているそうです。
今回の戴冠式が盛大に行われ、多くの人びとに祝福されている映像をテレビで見た国民の多くが、今までラマ9世に比べてラマ10世への関心が低かったとの指摘もあったのですが、ここに来て、ぐっと関心を高めているようです。
ラマ10世も、今回全国27の病院に設備を新しくする資金を提供したり、いろいろな慈善もやっているので、徐々に、国民から愛される国王になっていくのではないかと思います。
タクシン派など反王制の人たちは、相変わらず、いろいろなことを言っていますけどね。