世界の権威ある大学とか研究所とかWHOなどが、いろいろな数字を出しています。
その数字をみて、感染者数とか死亡者数に一喜一憂という感じですが、でも、冷静に考えてみると、そういった数字は、どこから引っ張ってきた数字なのかとか、その引っ張ってきた数字の基準はどうなっているのかとか、考えれば、いろいろなことを想像してしまいます。
例えば、国によって、感染者を調べる基準が違うし、調べている人たちの数も違うわけです。
日本のように、医師が判断をしてPCR検査をする国もあれば、希望すればさほどの苦労なく検査を受けられる国もあるようです。
当然検査をする人数が多くなれば感染者の人数も多くなるわけですが、最終的にはその国の国民全員を検査しないかぎり、多いとか少ないの度合いの違いだけで、正確な数字だとは思えません。
死亡者でも、本当に中国武漢から世界に広がっている新コロナウィルスによる肺炎や血栓で亡くなったのかどうかは、なかなか判断も難しいでしょうね。
国によっては、そんなに詳しく調べていないのではないかと想像してしまいます。
今回の新型コロナウィルスは、高齢者や基礎疾患の持ち主が、感染しやすく、重症化する可能性が高いといわれているし、実際に亡くなっている人たちには高齢者が多いそうです。
そうなれば、なおさらで、新コロナウィルスがなくても、毎日多くの人が亡くなっているわけで、その中には、誤飲性の肺炎で亡くなられる人もいるし、脳梗塞や心筋梗塞、ガンなどで亡くなる方々もいるわけです。
病気だけでなく、交通事故とか不慮の事故で亡くなられる方々もいるし、自殺する人も多いそうです。
まあ、統計は統計で、専門家には大切なデータなんでしょうけど、一般人は、そんなに一喜一憂することでもないと思います。
問題は、自分の家族や知り合いが、死ぬかどうかですし、景気がどうなるかの方が重要ではないかと思います。
いろいろな専門家の人たちも声を上げはじめているようですが、リスクの高いグループ、高齢者や高血圧や糖尿病や手術や治療中で免疫の落ちている人たちは、出来るだけ外出をしないで、感染しない出来るだけの努力をする。
でも、それ以外の人たちは、感染に気をつけながらも、出来るだけ、普段と変わらない経済活動をしていくというのが、いいような気がします。
40歳以下の人たちが、感染しても重篤化したり死亡することは、ほとんどないそうです。
あのアメリカでさえ、日本生まれで日本でBCGの予防接種を受けている人で亡くなられた人の最低年齢は40歳だそうです。
まあ、50代や60代は、もう少し気をつけないと、危険だと思うけど、でも、自己責任で家にこもっている必要はないように思いますね。責任はとれないけど。
家族にとっては、おじいちゃんやおばあちゃんには、一日でも長く生きてもらいたいわけですが、でも、平均寿命を超えた高齢者たちの延命治療とか尊厳死についても、みんなで考えてみるいい機会だと思います。