公衆衛生や個人に出来ることなどの中で、日本の靴を脱いで家に入る習慣とか、よく手を洗ったりお風呂に入る習慣が注目されています。
昔のイラストを見ると、黒マスクなんですよね。100年前から日本人は黒マスクをしていただなんて、韓国人もびっくりかもね。
小学校の頃から教えられたのは、大声を出さないとか、他人の迷惑になるようなことはしないとか、掃除をして身の回りを清潔にすることでした。
いろいろな国で生活して、今回再認識していることは、日本の食事のしかたです。
最近のことはわからないけど、私が日本にいた頃は、家庭の中で、個人の食器が決まっていました。
ごはん用のお茶碗でもお味噌汁用のお椀でも、小皿でも、お箸でも、みんな自分が使うものは決まっていました。
料理は、定食のように一人一人に取り分けて出されたし、今から考えると、とても清潔ですね。
西洋料理も、個人個人のお皿ですが、自分専用の食器があるのかな?
アジアは、中国やインドの影響が強いところも多く、みんなでひとつの皿や器から、料理を取る形が多いように思います。
もちろん、レストランなどでは取り分けるためのスプーンや箸はありますけどね。家庭内だと、スープなど、みんなが同じ器からスプーンですくって飲んでいる感じです。
日本では、一人一人にお膳がありました。そして、食事中は正座して、無駄話は厳禁でした。黙って食べるのが礼儀でした。
これも、新型コロナウィルスの感染防止でよく言われていることで、食事中は、会話を避けましょうということと同じです。
欧米の価値観だと、食事中は、会話を楽しむことが礼儀らしいですが、いろいろと考えてみると、日本の感染者や死亡する人が少ない理由もわかるような気もします。