日本でも遺跡からは、木の実とか貝殻などが見つかっています。貝塚などを見ると、ものすごい量の貝殻で、毎日貝ばかり食べていたのだろうかとか考えてしまいます。
矢じりなどを使っての狩猟は、陸上でも海や川でも、かなりの技量も必要になります。優れた技量の人やいい道具を作れる人は、多くの獲物を得たことでしょう。
素潜りで貝や魚を捕ることも覚えて行ったでしょうし、釣り道具を考え出した人がいたのはすごいことだと思います。
弓矢でもそうですが、弓と矢を組み合わせて、より遠くにいる獲物を狙うわけで、槍を投げる方法に比べると飛距離も正確さも増したことでしょう。
魚釣りの場合には、最初は、手釣りで釣り糸と針だったでしょうね。そのうちに釣竿を考案した人が出てきたのだと思います。
釣り糸は草木の繊維とかを縒って作ったのでしょうし、釣り針は魚や動物の骨で作ったのでしょう。
自分が原始の時代にタイムマシーンで行けたとしたら、何ができるのだろうかと考える人はたくさんいるわけで、小説とか映画とかにもなってきています。
無人島に流れ着いたら、どうやって生きていくかというのは、なかなか困難なことだとわかると思います。
飲み水と食べ物で、もう死んじゃう人がかなり出そうです。
運よく飲める湧き水とか清流を見つけ、ヤシの実とか、野生のバナナでもあればいいけど、小動物を捕まえることとか、魚を捕まえることは簡単ではないと思います。
子供のころは、田舎だったこともあって、竹とツルで弓矢を作ったりしたし、竹の先をとがらせて、槍を作ったりもしました。
釣り針がなくても、貝とかカエルなどを糸に縛ってザリガニを釣ることはできますが、釣り針とテグスというのは、すごいと思いますね。
子供のころの魚釣りは、竹竿にテグスとウキと板鉛の重りと釣り針で、エサはミミズでした。
でも、ここで大きな問題が出てきます。それは、釣り竿に釣り糸を結ぶ方法と釣り糸に針を結ぶ方法です。
ウキは釣り糸にゴム管を通して、重りは、釣り糸にいた重りを巻き付ければいいのですが、釣り竿に釣り糸を結ぶ方法を知らないと、すぐに釣り糸が釣竿から外れてしまいます。
釣り針は、糸付きのモノを売っているから、それを釣り糸に結び付ければいいのですが、こちらも結び方を知らないと、すぐに外れてしまいます。
魚釣りの基本中の基本は、糸を結ぶことを覚えることから始まります。
針だけでなく、サルカンを使ったりして仕掛けを作るときにも縛り方が必要になります。
釣りの先輩がいればすぐに教えてもらえますが、自分一人で考えるのは大変なことです。
同じ場所で、同じような道具で同じエサで魚釣りをしても、釣れる人と釣れない人が出ます。
仕掛けとかウキの位置とかエサのちょっとした違いもありますが、持って生まれた運もあると思います。
釣る場所をコロコロと変える人とか、すぐに飽きちゃう人もいますし、エサを付けられない人や魚を持てない人もいます。
私の場合には、気が付いたときには、父に連れられて魚釣りをする父を見ていたというくらいで、魚釣りが身近で、見様見真似だったり、父に教えられたりで、魚釣りが大好きになりました。