初めてパソコンを買った時に、お店の人から何をするために買うのですかと聞かれ、何をすればいいのかわからないと答えたくらいで、仕事のためでも趣味のためでもなく、単に好奇心からでした。
OSが英語とタイ語でしたし、全く知識がないから、どこをどうすれば何ができるのかわからない状態が続きましたが、パソコンにプリインストールされていたソフトを立ち上げては、訳もわからずいじっていました。
そうしているうちに、プリインストールされていたソフトには、ワープロと表計算と画像に関するものが入っていることがわかり、その中で興味を持ったのは、画像ソフトでした。
それで、お絵かきソフトには、ウィンドウズ95時代から興味がありました。
写真の加工は、素人がマウスを使ってやるのは、めちゃくちゃむつかしくて、顔の入れ替えだけでも、なかなか成功しませんでした。
そのうちに、電脳街に足しげく通って歩き回っているうちに、ソフトを使えば、簡単にできることもあることを知りました。
当時から、顔とか身体の太さを変えるとか、髪形や服装やメガネなどを変えたり、夫婦二人の顔を合成して、生まれてくるだろう子供の顔を作るソフトがあったり、今の若者たちが使っているスマホのアプリはあのころからあったわけです。
そういった2次元の画像ソフトから、3次元のソフトも出てきて、CADなどの工業デザインとかインテリアデザインとか、専門分野を広げていったようです。
ゲームも2次元のものから立体的で複雑なものに変わっていきましたよね。
そんな時代に興味を持ったのは、人体モデルや動物モデルなどのポーズ付けやコンピュータアニメーション制作に特化した特殊な3DCGソフトウェアのPoserでしたし、山や海岸線のような地形をモデリングするBryceでした。
時代の流れを先取りとまではいかないまでも、今のITの話を聞いても、たぶん、同じ世代の人たちよりも理解力はあると思います。
昨年から、AIを使って、いろいろなことができるようになってきていますが、本をスキャナーで画像にして、それをOCRソフトでテキスト化することもウィンドウズ95時代から興味を持って試したりしています。
自動翻訳とか、テキストを音声で読むとか、20年以上前からの技術です。
最近のビデオ編集ソフトでは、映画などの会話を自動で字幕に変換する機能なんかもついているから驚きです。
もう、AIが絵を描いたり、文章を書いたり、音楽を作ったりする時代です。
でも、まだ勝手に作るレベルではなくて、検索の絞り込みのように、いろいろな言葉を羅列していくことで、その言葉からつながっているデータを集めて、それを合成していくような作業をしているようです。
ですから、コンピューターに集められたビッグデータの範囲での話で、データがないことは当然ながらできませんね。
普通、データは有料ですが、頭のいい人たちは、あの手この手で、ただでデータを集めます。
グーグルのような検索もそうですし、LineやTikTikもそうですね。
街の監視カメラとかドライブレコーダーとかからも、データが集められているそうです。
個人データは価値のあるものですから、ただで渡してはいけませんよね。
アンケートとか選挙の出口調査も同じで、日本人はまじめだから本当のことを応えますが、お金をくれないのなら出鱈目に答えたほうがいいと思います。