海藻サラダなどに入っている海藻の「とさか」って言葉を知りませんでした。
鶏のとさかに似た形状から名づけられたのでしょうけど、海藻サラダにするとおいしく食べられます。
この「とさか」の塩漬けを買ってみました。
塩漬けなので、何度も水洗いをしてきゅうりと一緒に酢の物にしたのですが、洗っている時に、ちょっと匂いを嗅いだら、かなり特徴的なにおいに、昔の記憶がよみがえりました。
私が小学生だったころは、日本も戦後のどさくさから完全には立ち直っていなかった時代で、衛生状態も良くなくて、赤痢とか疫痢が流行ることもあったし、寄生虫を飼っている子供も多かったです。
回虫とか蟯虫とかサナダムシといった寄生虫が多かったですが、小学校では、時々、海人草といわれる、恐ろしく臭い飲み物を全員飲まされました。
あの臭いを長いこと忘れていましたが、「とさか」で思い出しました。
日本は、衛生的な国になりましたので、寄生虫も少なくなっているようですが、東南アジアとかアフリカなどでは、まだ、いろいろな寄生虫が人間や家畜の体の中で生きています。
最近はウイルスの恐ろしさが強調されていますが、寄生虫の中にも、人間を死に至らせる恐ろしいものもいます。
タイでは、皮膚から体の中に入る寄生虫とか、体の中を走り回って、時には脳にまで入り込む寄生虫もいて、日本人でも犠牲者が出たこともありました。
私は、生野菜を食べることもあるし、ネコを飼っていることもあり、タイの虫下しの市販薬を時々飲んでいます。