2022年7月18日月曜日

中古カメラの話

今から10年近く前に、ヤフオクにはまったことがあって、自転車部品とか古い旅行鞄とか、安いものを探しては楽しんでいました。

直接自分で入札するのではなく、日本にいる弟に頼んでの落札でした。

そのヤフオクで、中古のフィルムカメラを見つけて、大量に落札して、バンコクまで送ってもらいました。

トータルすると100個を超えていたかもしれません。

中古のフィルムカメラといってもほとんどがジャンクか、それに近いものばかりで、送料の方が高いじゃないかといった感じのものもありました。

何事も、やっているうちにいろいろと分かってくるもので、出品者の見極めとか、出品されているカメラの状態とか、素人は素人なりに学習していくわけです。

いくらこれは掘り出し物かもと思っても、競争相手に落札されてしまうこともよくあることなのですが、落札を競い合うのもまた楽しいわけです。

落札できたと一安心したら、実際には時間延長で、ほかの人に落札されることもしばしばでした。

なんといっても第三者を経由しての入札で、タイムラグもあります。

貧乏人ですから高いものは買えませんので、有名なカメラに手を出せません。

安いものばかり入札して、まとめてバンコクに送ってもらいました。


安いレンズなんかも送ってもらいました。



古いフィルムなども落札しました。古いから劣化していて使えないものもありました。


そのほか露出計とか自分で現像するための器具とか修理用の道具とか、とにかくいろいろと落札しました。

ひとことでバンコクに送ってもらったといっても、海外ですから、関税の問題も出てきます。

運が良ければ、非課税で自宅まで届きますが、郵便局まで取りに来てくださいとの手紙が届きます。

最寄りの郵便局だったり、空港近くの大きな郵便局だったりしますので、ハラハラドキドキしながら、受け取りに行きます。

モノを見てもらえば、どう見ても中古ですし、それもゴミのように汚れたものばかりで、大した関税ではないけど、一応、形式通りに課税されます。

むかしのフィルムカメラは、とにかく作りも頑丈な分、重くて、重いものだと一つで2キロとかになり、段ボールいっぱい、制限の30キロですと、車まで運ぶのも大変でした。



2022年7月16日土曜日

男の夢

 誰にも夢はいくつもあるでしょうけど、青春時代に見る夢の一つは、行きずりの知らない女性と目的地のない旅に出ることかもね。

ドラマ「雪女と蟹を食う」は、そんな感じのドラマです。

冤罪により人生が狂い、金も行き場もない状態であった男は自殺を図るが、死にきれないでいた。

テレビのグルメ番組を観て、「人生最後の日は、蟹を食おう」と思い立ち、強盗を決意する。

高級住宅街で見つけた女性の後をつけ、女性が家に入ったところを家にに押し入って、人妻に金を要求するが、彼女は思いがけないことを言い始める。

一緒にカニを食べに行こうと。

高級車に乗って、旅の費用は女性が出し、温泉旅行が始まった。

誰にでも、映画や小説のような非日常の体験があると思うけど、この知り合ったばかりの女性とどこかに旅行に行くパターンは、心躍るのではないかと思います。

そんなにイケメンでなくても、大金持ちでなくても、若さがあれば、素晴らしい夢物語は現実に起こりうると思います。

映画やドラマなら、犯罪がからんでの逃避行なども多いのですが、現実には犯罪と無関係でもかなりのドラマが生まれます。

犯罪といえば、‎ボニーとクライドを描いたアーサーペン監督の「俺達に明日はない」でしょうし、桃井かおりのデビュー作「あらかじめ失われた恋人たちよ」は監督の田原総一朗が、撮影のためにと実際にネコを殺した逸話で、多くの人たちから叩かれていますが、なかなかの出演者たちです。

若い時には、ヒッチハイクとか自転車やバイクに乗ってとか、国内でも海外でも、旅行をしていれば、いろいろな出会いもあるものです。

飛行機とか夜行列車とかバスとか、乗り物の中での出会いも多いです。

危険もあるから、自己責任ですけどね。

いつの時代にも、ちょっと変わった素敵な女性もいるわけで、そういった女性との出会いは、いろいろな意味で一生の思い出になると思います。


2022年7月15日金曜日

餃子とライラック号

 2021年の1世帯あたりの餃子購入額で、宮崎市が、絶対王者といわれてきた宇都宮市と最近追い上げてきている浜松市の2つの餃子王国を上回って初めて日本一になったんだそうです。

全国の県庁所在地と政令指定都市の1世帯(2人以上)あたり購入額は、宮崎市が4184円、浜松市が3728円、宇都宮市が3129円で続いたそうです。

要するに努力すれば日本一になれることを証明したわけです。

餃子は、中華料理の一つといわれ、世界中に類似する料理がありますが、日本に入ってきたのは、戦後、満州から引き揚げてきた人たちが、満州時代によく食べていた餃子の味が恋しくて作るようになったといわれています。

日本の主流は焼き餃子ですが、蒸し餃子や水餃子もありますよね。

皮で包むアンにいろいろな種類がありますが、原則は白菜やキャベツやニラに豚肉とか鶏肉のミンチ、そしてニンニクやショウガなどを加えているところが多いです。

タレは、酢醤油や味噌などで、唐辛子やラー油を入れることも多いです。

むかしは冷凍食品などなかったので、有名な餃子店に行くか、自家製の餃子を食べていました。

親子で餃子を作るのは楽しかったです。

いつのころからか冷凍餃子や生餃子をスーパーなどで売るようになりましたが、手軽に安く冷凍餃子を食べられるようになったのは、やはり全自動餃子製造機のおかげでしょうね。

自動寿司製造機(すしロボット)もすごいと思います。

ネットで検索をすると、自動餃子製造機では、東亜工業とかトーセー工業が有名のようです。

話変わって、小学校の頃のお話です。

むかしの教師には面白い人が多くて、私が通った小学校の教頭先生の話は、とても面白かったです。

例えば、戦後、教科書がすべて黒く塗られた話とか、商売で儲けるには、味の素の穴を少しだけ大きくすることだとか、モノは頑丈過ぎてはいけないとか、とにかく今でも忘れません。

味の素の中蓋の穴を少しだけ大きくすれば、一回振るときに出る量が多くなり、早く減るから、よく売れるというわけです。

モノが丈夫過ぎてなかなか壊れないと、買い替える必要がないからモノが売れないということでした。

その時の例に出したのが、幻の名車「ライラック号」の話でした。

戦後の一時期、自家製のバイクを売る会社が乱立した時代があったそうで、いろいろと工夫をして少しでもいいバイクを作ろうと競争していたそうです。

徐々に淘汰されていって、最終的にはホンダとヤマハとスズキとカワサキが残ったわけですが、その先生いわく、そんな会社のバイクよりも、優れていたのが「ライラック号」だといっていました。

ほかの会社のバイクはよく故障したが、「ライラック号」は丈夫で長持ちしたから、新しいバイクが売れず倒産したと。

当時のバイクは、自転車にガソリンエンジンを付けた初期のモノから、基本、チェーンでの伝導でしたが、「ライラック号」はシャフトを使い、チェーンが切れるなどのトラブルがありませんでした。                                       

日本初シャフトドライブ『ライラック』秘話!

実際には、会社の経営は、地術力だけではないわけで、生き残った会社には生き残れた理由もあり、生き残れなかった会社には、生き残れなかった理由もあるわけでしょうね。

そんな丸正自動車製造会社には優れた地術者がいたわけですが、そんな技術者の一人が、溝渕定さんだそうです。

彼は、バイクの設計以外にも自動餃子製造機なども作ってきた天才で、80歳を過ぎてなお老人介護の分野でも新しい製品開発に取り組んでいらっしゃるそうです。

彼の株式会社テクノ・マイスがNHKの取材を受けた時の映像だそうです。

戦後日本のモノづくりの原点は、とにかく何でも面白いと思ったことをやってみる行動力だったのでしょうね。

最初は、ドイツのBMWの真似だとしても、とにかく解体して、自分で作って盛るということが、現在の日本を支えてきていると思います。

カメラなどもドイツの真似から始まっていますよね。分解は楽しい。


2022年7月4日月曜日

タイの大麻に関する規制緩和(注意喚起)

 タイでは大麻に関する規制緩和が進められておりますが、タイ在留邦人の皆様、また、出張・旅行等でタイを訪問される皆様におかれては、以下の点に十分ご注意ください。


1.タイでは、大麻に関する規制緩和が進められており、大麻を含む飲食物や化粧品等が広く流通しているほか、本年6月9日には、大麻が規制薬物のリストから除外され、家庭栽培が解禁されるなどしております。しかし、タイにおいても、解禁されたのは医療等を目的とする使用や栽培であり、引き続き娯楽目的での使用は認められておらず、公共の場で大麻を吸引することなども禁止されています。


2.日本では大麻取締法に基づき大麻の所持等が禁止されており、日本に大麻を持ち込もうとした場合等には同法による処罰の対象となります。また、国外において大麻をみだりに、栽培したり、所持したり、譲り受けたり、譲り渡したりした場合などに罰する規定があり、罪に問われる場合があります。


3.大麻を乱用した場合には、幻覚作用や記憶への影響、学習能力の低下等の健康被害が生じることも指摘されています。


4.日本及びタイの法令を遵守の上、トラブルに巻き込まれたり、御自身の健康を損ねたりすることがないよう、安易に大麻に手を出さないように御注意ください。

 

○在タイ日本国大使館領事部

電話:(66-2)207-8500、696-3000

FAX:(66-2)207-8511

所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330

(ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)


2022年6月27日月曜日

Thailand Passシステム」の7月1日以降の撤廃について

  タイ政府は、タイ入国のための許可申請システム「Thailand Passシステム」の7月1日以降の撤廃について発表しました。7月1日以降に適用される入国措置についてお知らせします(6月23日、タイ政府が告示(CCSA指令第13 / 2565号)により発表)。 

 タイ入国の手続きの詳細については、以下の在京タイ大使館のホームページもご参照ください。https://site.thaiembassy.jp/jp/


(告示原文)  https://ratchakitcha2.soc.go.th/pdfdownload/?id=139D146S0000000002600 

  

(変更点のポイント)

●外国人を含め、タイ入国のためのThailand Passシステムを通じた事前申請が撤廃。 

●新型コロナの治療費等を含む医療保険への加入と同保険証の提示義務が廃止。 

●ただし、入国時に、ワクチン接種証明書あるいは渡航前72時間以内に受検した陰性証明書の提示は引き続き必要。


1. ワクチン接種完了者(タイ政府が認可しているワクチンを規定回数接種した証明書を有する方) 

(1)タイ入国時にワクチン接種証明書を提示してください(ただし、渡航日の14日前までに接種し、タイ保健省が認可しているワクチンを規定回数接種していること)(大使館注)。 

(大使館注)タイ入国に際して、タイ保健省が認可しているワクチンと規定の接種回数は、こちらをご参照ください。 

(2)タイ渡航前及び入国後のRT-PCR検査による陰性証明の提示が免除され、タイ入国後の健康観察期間(隔離)措置についても免除されます。ただし、入国後、渡航者自身が準備したATK検査キットで検査を実施することが推奨されます(大使館注)。タイ入国後の自己ATK検査で陽性が確認された場合は、タイ保健省が定める病院において再度検査及び治療を受けることになります。 

(大使館注)タイ政府は、特に新型コロナが疑われる症状がある場合は、必要に応じて適切な治療を迅速に受けられるように、ATK検査の実施を推奨していいます。 

(3)渡航する14日前までに、タイ保健省が認可しているワクチンを少なくとも1回接種し、接種証明書を有する未成年者(5歳以上18歳未満)は、ワクチン完全接種者と同じ条件で一人での入国が可能です。また、保護者同伴のワクチン未接種 / ワクチン接種未完了の未成年者(18歳未満)は、接種証明書の提示は不要であり、保護者と同様の条件で入国が可能です。 

  

2. ワクチン未接種者/ワクチン接種未完了者(タイ保健省が認可しているワクチンを規定回数接種した証明書を持っていない方) 

(1)タイ入国時に、渡航前72時間以内に受検したRT-PCR検査ないし専門機関による抗原検査の陰性証明書を提示してください(大使館注)。 

(大使館注)自己ATK検査は認められておらず、病院等の医療機関において抗原検査を受検する必要があります。 

(2)タイ入国後の健康観察期間(隔離)措置及びRT-PCT検査のいずれも免除されます。ただし、タイ入国後、渡航者自身が準備したATK検査キットで検査を実施することが推奨されます(大使館注)。タイ入国後の自己ATK検査で陽性が確認された場合は、タイ保健省が定める病院において再度検査及び治療を受けることになります。 

(大使館注)タイ政府は、特に新型コロナが疑われる症状がある場合は、必要に応じて適切な治療を迅速に受けられるように、ATK検査の実施を推奨していいます。


○外務省海外安全ホームページ 

https://www.anzen.mofa.go.jp/ 

○在タイ日本国大使館ホームページ 

https://www.th.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html 

○タイ保健省 疾病管理局(Department of Disease Control) 

https://ddc.moph.go.th/viralpneumonia/eng/index.php 

○厚生労働省ホームページ  

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html  

〇厚生労働省(水際対策に係る新たな措置について) 

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html  

○厚生労働省(新型コロナウイルスに関するQ&A)  

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html  

○厚生労働省(感染症対策の基本)  

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000593493.pdf  

○TECOT(海外渡航者新型コロナウイルス検査センター)(経済産業省) 

https://www.tecot.go.jp/ 

(問い合わせ先) 

○在タイ日本国大使館領事部 

電話:(66-2)207-8500、696-3000 

FAX:(66-2)207-8511 

所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330 

(ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間) 


2022年6月16日木曜日

暴行被害の発生

 ・6月15日(水)の日中、首都バンコクのプロンポン地区において、在留邦人(女性)が路上を歩行中、タイ人と思しき中年女性から突然殴られる暴行被害が複数発生しています。

・邦人が多く集まる地域においても、決して油断することなく、特に挙動不審な相手とは一定の距離を置くなど、安全確保には十分注意を払ってください。


・ケース1

午前9時頃、スクンビット通り沿いソイ33/1と35の間(大通りからフジスーパー1号店に向かう路地近く)を歩行中に頭部を殴打されたもの。

・ケース2

午後3時30分頃、スクンビット通り沿いソイ31と33の間(RSUタワー近く)を歩行中に腕を殴打されたもの。

※いずれのケースも相手はタイ人と思しき中年女性で、大声で独り言を言うなど挙動不審だったということです。同女性については、いつもこの付近におり、無差別に歩行者を殴っているなどの情報もあります。


(問い合わせ先)

○在タイ日本国大使館領事部

電話:(66-2)207-8500、696-3000

FAX:(66-2)207-8511

所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330

(ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)


2022年6月1日水曜日

タイで日本人がやられている古典的な犯罪

 最近、バンコクの繁華街を中心に、女性(又は女装した男性)から、「所持金をなくしたのでお金を貸してほしい」などと声をかけられて現金をだまし取られる寸借・送金詐欺被害や、歩行中に女装した男性に抱き着かれ、その際に身に着けていたネックレスなどの貴重品を奪われる抱きつきスリ被害(いずれも夜間帯に日本人男性が被害)が多発しています。

見知らぬ人から通りで声をかけられた場合には、詐欺の可能性を疑って、安易に発言を信用しないよう、十分ご注意ください。


1 寸借・送金詐欺被害

・5月までに、首都バンコクのトンロー地区、スクンビット通り沿い、シーロム地区、サートーン地区において、シンガポールやマレーシア等からの旅行者を名乗る女性(又は女装した男性)が、日本人男性に英語や片言の日本語で声をかけ、お金をだまし取る詐欺事案が複数報告されています。

・具体的な手口の一例は、「○○からバンコクへの移動中、財布や旅券をなくして困っている、お金を貸して欲しい、旅券の再発行代等を含め、5万バーツ貸して欲しい、自分の銀行から、借用した現金をあなたの口座に振り込むので、口座番号を教えて欲しい」などと声をかけ、現金をATMで引き出させる、自身の口座へ振り込ませる等させ、お金をだまし取るものです。

・また、犯人は被害者を信用させるために、連絡先や通信アプリ「LINE」を交換する、自身の通帳を見せるなどしますが、現金を得た後も、「さらに現金が必要である」等と繰り返し送金を要求してくることもあります。

・この犯罪手口は数年前から発生していますが、新型コロナ関連規制の緩和に伴い、最近、大使館に被害相談が多く寄せられています。


2 抱きつきスリ被害

・5月に、アソーク地区において、日本人男性が夜間に歩いていたところ、女装した男性に抱き着かれ、身に着けていたネックレスや財布が奪われる窃盗被害も複数報告されています。

・4月に犯人が逮捕されたとの報道もあるものの、5月に入ってからも被害相談が複数寄せられています。また、パタヤなどの観光地でも同様の被害が発生しています。


(問い合わせ先)

○在タイ日本国大使館領事部

電話:(66-2)207-8500、696-3000

FAX:(66-2)207-8511

所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330

(ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)


2022年5月27日金曜日

6月1日以降の日本入国時の水際措置の見直し

 5月26日、本年6月1日以降の日本入国時の水際措置の見直しに関する詳細が公表されました。タイから日本に入国する際の水際措置の概要は以下のとおりです。詳細は、以下のリンク先をご確認ください。

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2022C048.html


1. タイから日本に入国する際の水際措置の変更

 タイは「青」区分の国に分類されています。6月1日以降のタイから日本入国時の水際措置は、以下のとおりになります。ただし、日本入国日前14日以内に、「赤」又は「黄」区分の国・地域に滞在がないことが前提となりますので、ご注意ください。


(1)入国後の待機期間等

 タイから日本に入国する場合、ワクチン接種の有無を問わず、入国時検査および入国後の自宅等待機はありません。

(2)入国に際する必要書類等

 入国に際する必要書類等は、以下のリンク先をご確認ください。搭乗前72時間以内の検査証明書は引き続き取得が必要ですので、ご注意ください。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html#minaosi

(3)ファストトラックの利用

 ファストトラック(入国必要書類の事前登録制度)は引き続き利用可能です。詳細は、以下のリンク先をご確認ください。

 https://www.hco.mhlw.go.jp/fasttrack/


2. 今回の措置についての問い合わせ先は、以下のとおりす。

+81-(0)50-1751-2158

+81-(0)50-1741-8558

受付時間:日本時間9時から21時まで(土日祝日含む)

○在タイ日本国大使館領事部 

電話:(66-2)207-8500、696-3000 

FAX:(66-2)207-8511 

所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330 

(ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)


2022年5月20日金曜日

チェンマイ県における詐欺事案の検挙について

 ○チェンマイ県警が詐欺グループ24名を検挙。

○日本人を標的にしていたと思料されるが、被害実態は不明。


 先般、チェンマイ県警がチェンマイ県ファーン郡において、中国人とタイ人からなる詐欺グループ24名を検挙しました。

 手口としては、フェイスブックやライン等のSNSに女性のプロフィールを掲載し、アクセスしてきた人物に対し、チャットやメール等で人間関係を構築した後、言葉巧みに架空の投資話を持ちかけるというもの(恋愛感情を利用した、いわゆるロマンス詐欺)です。

 被疑者の供述によれば、日本人も標的にしていたとのことですが、現在のところ、被害人数・被害額等の被害実態は明らかになっていません。

 このようなSNSを使用した詐欺事案には十分注意し、「甘い話には乗らない」ことを心がけてください。

 また、「これは詐欺被害ではないか」と疑われるケースに心当たりがあれば、当館まで連絡をお願いします。


(問い合わせ先)

○在チェンマイ日本国総領事館

電話:+66-52-012500

Fax: +66-52-012515


2022年5月19日木曜日

【注意喚起】郵便関係者や警察官などを名乗る者による詐欺事案の発生

 最近、タイにおいて郵便関係者や警察官などを名乗る者による詐欺事案が発生し、在留邦人が金銭をだまし取られる事例が報告されています。心当たりのない電話やメール、手紙等を受け取った場合には、これを鵜呑みにせず、安易に個人情報を教えたり、メール等を送ったりせず、詐欺の可能性を疑って対応されるよう、十分ご留意ください。


1.最近タイ国内で報告された詐欺事案の概要は以下のとおりです。

(1)5月上旬、タイ在留邦人の携帯電話に見知らぬ番号から着信があり、応答すると、自動音声に切り替わり「タイ郵便です。あなたの名義で発送された郵便物がスリン県で見つかり、郵送が禁止されている内容物(複数人の旅券、銀行通帳など)が含まれていたため、マネーロンダリングに関与した疑いがある。関与を否定したい場合にはこちらの指示に従うこと。」という内容がタイ語でアナウンスされた。

(2)その後指定された番号に連絡すると、「関与を否定するためには警察に対する申し立てが必要であり、本来スリン県まで来て手続きする必要があるが、コロナ禍であるため遠隔での手続きが可能。なお、捜査は内密に行われているものであり、あなたが口外した場合にただちに逮捕される。」などと言い、その後はLINEでの連絡を求められた。

(3)その後警察官を名乗る者とのビデオ通話(相手はタイ警察の制服を着装)を経て、「あなたの身の潔白を証明するために、まずはあなたが持つすべての財産を指定の口座に一度移す必要がある。」として、指定のタイ国内の個人名義の銀行口座に入金を求められた。

(4)また、やりとりの中で旅券及び通帳の写真を求められたほか、クレジットカードのキャッシング機能でも多額の金額の引き出しを要求された。


2.その他、物流会社や関税局の関係者を名乗り、同様の手口で入金を要求する詐欺が横行しているとの情報もあります。


○外務省「海外安全 虎の巻2022~海外旅行のトラブル回避マニュアル~」

https://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pdf/toranomaki.pdf 


(問い合わせ先)

○在タイ日本国大使館領事部

電話:(66-2)207-8500、696-3000

FAX:(66-2)207-8511

所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330

(ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)


2022年5月16日月曜日

タイの医療大麻について

 2019年2月にタイでは、医療大麻が解禁となりました。

西洋医学が入ってくるまでは、印方とか漢方のように、植物とか鉱物などを使った民間療法が多くの国に存在していたわけです。

他には、宗教とか黒魔術のような民間療法もありました。

西洋医学でも、食物などから抽出した化学物質を使った薬が多く、麻薬と紙一重のものもあります。

北部タイでは、昔から山岳民族の間にはアヘンを医療に使ってきた歴史があって、怪我をしたときとか腹痛とかの痛み止めなどに使われていたそうです。

アヘンはケシの花の茎に傷をつけてにじみ出てくる樹液を集めて乾燥させたものだそうです。

その有効成分を抽出して生成したものがヘロインだそうですし、手術の時の麻酔薬だったりモルヒネだったりするのだそうです。

タイの全域に麻は自生していて、麻も繊維を使うだけでなく、種類によっては、食欲増進や睡眠を促す医療用に使われてきたそうで、300年前のアユタヤ時代には、その効果を記した書物があるそうです。

日本でも戦後になってアメリカが、大麻を違法な薬物扱いをしてしまいましたが、タイも同じなんだそうです。

疑ってかかれば、西洋の薬やアルコール飲料などを売るためじゃないかとか思っちゃいます。

とにかく、タイで大麻が合法化され、いろいろな商品が出ているとか、料理もあるとか、医療大麻を使っている病院もあるとか、いろいろなニュースが話題になっているわけです。

最近も、「タイの世帯に100万株の大麻を無料配布、2022年6月9日以降に実施へ」といったニュースが話題になりました。

こうしたニュースが出ると、欧米の一部のように、嗜好品としての大麻がタイでもOKになったのではないかと誤解する人がいます。

嗜好用の大麻はタイでも違法ですので注意が必要です。

麻には大きく分けて、ヘンプと大麻(マリファナ)があって、タイ語では、ヘンプの方はガンチョンといわれ、大麻の方はガンチャーといわれます。

タイで話題になっている医療大麻のほとんどがヘンプであって、大麻(マリファナ)ではないので、タイで売られている大麻入りといわれる商品や食事には、俗に言われているラリる効果はないそうです。

ヘンプでも大麻でも含まれている成分は、大きく分けてCBDとTHCなんだそうで、そのCBDとTHCの含有量が違うんだそうです。

THC(テトラヒドロカンナビノール)という成分が0.3%以下の品種が「ヘンプ」、そしてTHC含有量が0.3%以上の品種が「大麻(マリファナ)」と呼ばれるそうです。

CBDの効果としては、個人差もあるし、含有量にもよるようですが、心身のリラックスや 、不安や心配を取り除くこと、ストレス緩和、不眠の緩和などもあるとかないとか。

一般的に言われる大麻を吸うとラリるというのは、THCの効果の痛みの緩和、吐き気を抑える、けいれんを抑える、食欲増進や精神の高揚感などもあるようです。

こちらTHCを0.3%以上含むものは、日本では違法だそうです。

タイで大麻ビジネスを始めた人がいるそうですので、一読の価値はあると思います。

この人も書いていますが、日本人の多くが、飲み物や食べ物に書かれている大麻の葉っぱを見て、ラリるのではないかと思うようですが、実際に有効なものが多く含まれてはいないそうで、有効なのは葉ではなく花なんだそうです。

むかしから、マリファナを吸うと、咳き込むとか、白目が充血するとか、のどが渇いて甘いものを飲んだり食べたりしたくなるとか言われていましたが、現在タイで売られている大麻とうたっている商品にはそんなことはないようです。

2022年5月3日火曜日

大使館からのメール  海外に居住される国民年金第3号被保険者の方に対する大事なお知らせ

 1.すでに所属勤務先等から案内がなされていると思いますが、令和2年4月1日に施行された医療保険制度の適正かつ効率的な運営を図るための健康保険法等の一部を改正する法律(令和元年法律第9号)により、国民年金第3号被保険者(健康保険や共済組合員の被扶養者として認定されている配偶者)の要件として国内居住等の要件が追加されました。


2.これにより、海外赴任に同行する国民年金第3号被保険者は、特例要件(※)に該当する旨を勤務先事業所に届け出る必要があります。


※ 特例要件

(1)海外において留学をする学生

(2)外国に赴任する被保険者に同行する者

(3)観光、保養又はボランティア活動その他就労以外の目的で一時的に海外に渡航する者

(4)被保険者が外国に赴任している間に当該被保険者との身分関係が生じた者であって、(2)と同等と認められる者

(5)(1)~(4)のほか、渡航目的その他の事情を考慮して日本国内に生活の基盤があると認められる者


3.本件は、所管している厚生労働省によりますと、日本年金機構において、住民基本台帳の個人番号情報に基づいて、令和2年4月以降に国外転出した方を確認する事務処理を開始しており、この結果、海外居住が確認された国民年金第3号被保険者について、特例要件に該当する旨の届出(第3号被保険者関係届)の提出がない場合には、個別に周知されることなく資格喪失処理手続が行われることとなります。つきましては、該当される方であって、上記届出がお済みでない場合は、勤務先事業所の担当部署にご相談の上、お手続きをお進めくださいますようご連絡いたします。


※ 手続きの詳細はこちらからも確認いただけます。

日本年金機構HP

https://www.nenkin.go.jp/service/kounen/tekiyo/hihokensha1/kyojuyoken.html


○在タイ日本国大使館領事部

電話:(66-2)207-8500、696-3000

FAX:(66-2)207-8511

所在地: 177 Witthayu Road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330

(ウィタユ通り、ルンピニー警察署とMRTルンピニー駅のほぼ中間)


2022年5月2日月曜日

思い込みは恐ろしい

 中学・高校のころは、同世代の人たちと同じようにビートルズやローリングストーンズをよく聴いていました。

高校の英語の教師も、ビートルズの曲を聴いているといい勉強になるといっていました。だけど、ローリングストーンズの英語はダメだとも言っていました。

ローリングストーンズの”Let's spend the night together"が、イギリスでは放送禁止になったとか聞いて、「夜を一緒に過ごそうぜって、あれをしようぜって意味だよな」とか、当時の友人たちと話していたことを思い出します。

そんなころ、ビートルズもローリングストーンズも大麻などで捕まった話もニュースになっていて、ローリングストーンズのミックとキーズが拘置所に入った後、出所した後に出した曲"We love you"も話題になり、レコードを買いました。

拘置所の鉄の扉が閉まる音や廊下を歩く靴の音などが効果的に使われていたし、ビートルズのジョンとポールも録音に参加していると話題になりました。

そのB面に入っていたのが、"dandelion"でした。シンプルな歌詞でとても印象に残りました。

Dandelionがタンポポだと辞書を引いてわかりましたが、ダンディーなライオンのたてがみが風にたなびくようなイメージでタンポポなんだと勝手に思い込んでしまいました。

それが、今日、ドイツ語でタンポポのことをLöwenzahnということを知り、ライオンの歯からきていることを初めて知りました。

英語でもほかのヨーロッパの言語と同じように、同じ意味なんだそうです。

一度思い込んでしまうと、それを疑うこともなく、調べようともせず、そのままになってしまうなんだなあと再認識です。

それにしても、若いころは記憶力もいいし、好奇心もいっぱいだし、もっと勉強しておけばよかったと後悔ばかりです。