1995年1月17日午前5時46分、6000人を超える犠牲者を出した阪神・淡路大震災をテーマにした関西テレビ60周年特別ドキュメンタリードラマ「BRIDGE」が放送されました。
あれから24年だそうです。タイのテレビニュースの映像を見て、驚きました。戦争を経験していない世代にとっては、日本で、あれほどの悲惨な状況を見たのは、初めてだったのではないかと思います。
脚本家の一色さんは、震災で壊滅的な被害にあったJR六甲道駅を当初2年かかると言われていた工事を、わずか74日間で復旧させた男たちを事実を基に描いたドラマにしてくれました。
実際に被災されたり、つらい思いをされた人たちにとっては、思い出したくない映像もあったのではないかと思います。
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による災害と福島第一原子力発電所事故による災害が、戦後最大の災害だったと思いますが、タイのテレビで映像を見て、言葉を失いました。
自然災害は、世界中で、毎日のように起きているわけですが、自分が、被災者になるかならないかで、大きな違いがあるように思います。
自分が、直接の被災者でなければ、どこか、第3者的な目で、見ているわけですが、実際に被災し、家族を失ったり、家などの財産を失った人たちであれば、自分のまわりのことしか、考えられない日々が続いたことでしょう。
心に大きな傷を負ってしまった人たちも多かったでしょうし、その後も、その傷が癒えないまま暮らしている人たちもいるはずです。
自然災害以外でも、いろいろな悲惨な事故が起きますが、人災というのもあって、もしかしたら、防げていたかもという場合もあります。
ドラマ「BRIDGE」の中でも描かれていましたが、過去の工事の「質」によって、破壊のされ方も違うし、復旧にかかる時間も変わってきます。
家なんかでもそうですが、見かけだけでなく、しっかり基礎から、丁寧にやっている家は、長持ちします。
手抜き工事などで、犠牲者が増えることもあります。
デザインに凝って、デザイン優先ですと、あとになって、問題が出る可能性もあります。
工業製品でも同じですね。日本人は、いいものをまじめに作るから、世界から評価されてきたわけですが、最近は、信じられないような、手抜きなどが起きてびっくりさせられます。
まじめといえば、ドイツです。ドイツの製品も、信頼できるわけですが、それは、彼らが、くそまじめで、頑固だからだと思います。
世界中で、信頼できる車を作れる国民は、限られています。ほとんどがゲルマン系の民族です。イタリアでもフランスでも、北部にはゲルマン系が多いですよね。イギリスもスウェーデンもゲルマン系です。
もちろん、ラテン民族にも、いいところはいっぱいありますが、個人的に、ラテン民族やアジアの人たちの作る精密機械は信用できないイメージを持っています。
アジアでは、日本だけが例外だったと思いますが、現在もそうなのかは、わからないです。
壊れないモノを作ってしまったら、会社はつぶれるという考え方もありますが、国のインフラや、命にかかわるものは、商売抜きで、壊れないものを目指して欲しいです。
地震や津波などを人間が防ぐことは出来ませんが、その被害を少しでも減らすことは出来ると思います。