2019年6月4日火曜日

外国語教育の話

2020年の英語教育カリキュラム開始に伴い、2018年から小学校で英語学習が本格的に始まっているそうです。

日本人は、英語を話すことが苦手です。英語を話す機会が少ないですから当たり前ですね。

最近は、外国人が日本に大勢来るようになったし、日本人も仕事や留学などで海外に行く機会は増えています。ですから、英語を話せた方が便利です。

ところが世の中、AIの進歩も著しくて、もう同時通訳機能などもスマホに常備できる世の中です。実用として使えるレベルになるまでに、そんなに時間はかからないでしょうね。

一般の人が人生で英語を使うことはそんなに多くはないです。ですから、英語など勉強しなくても、翻訳アプリなどがあれば、問題なく人生を送れます。

何で英語英語というのかを考えれば、たぶん、日本人が英語を話したら、外国人にとっては便利だからでしょうね。

あのルノーのおっさんのように、日本語を勉強しないで英語だけで日本人を顎で使えるわけです。

逆にいえば、英語なんか話せなくても、通訳を使えば、外国人と話は出来ます。その方が、難しい話を間違いなく出来ると思います。

外国人が、通訳を使ってでも日本人と話がしたいと思わせるようにすることが重要ですね。

天皇皇后両陛下が、通訳なしでトランプ大統領夫妻と会話したことが、かなり特別に評価されているようですが、私は、出来るにこしたことはないけど、出来なくても問題はないと思っています。

今までのような英語教育でも、英語に興味がある人は、それなりに、自分で努力しているわけで、語学留学をしたり、外国人の友達を探したり、英語の映画を毎日見たり、いろいろな方法で英語を覚えます。

必要な人が、必要に応じて外国語を学べばいいと思います。

言葉なんか、世界中の国で、赤ちゃんは、母親などの声を聴いて耳で理解していきます。文字も文法も知らないで、言葉を覚えて、話が出来るようになります。

言葉は伝達のツールですから、話が出来るだけなら、話の内容はスカスカなわけです。

言葉が出来ても、伝えるべきことをしっかり伝えられないのでは意味が無いです。そして、仕事上の話し合いや交渉の時に、しっかり相手を納得させられるような考えがないと、話をする意味もないです。

重要なことは、自分の生まれた国の言葉をしっかり覚えることですし、自分の国の文化や歴史を覚えることが、大切です。

そして、人柄というか、人格ですね。礼儀正しく話せば、間違いがあっても、馬鹿にはされません。逆に、いくらベラベラでも、態度が悪かったり、下品で内容がない話なら、軽蔑されることもあるわけです。

竹中某氏のように、必要以上に外国語教育を薦める人には、注意した方がいいような気がします。