子供の頃から父親が口を酸っぱくして言っていたことは、「備えあれば憂いなし」でした。
だから、普段から、生活に必要なものは備蓄してきています。
クーデターが起きたときでも、大洪水に襲われたときでも、今回の中国肺炎で、みんなが買い物に走っているときでも、全く慌てることもないです。
もちろん、本当に街が封鎖されたり外出禁止令が出たりしたら、あれを買っておけばよかったのにとか、反省することもあるかもしれないけど、まあ、たぶん問題ないでしょう。
海外で暮らすということは、いろいろなリスクを背負って生きているわけです。内戦でも戦争でも自然災害でも疫病でも、外国人は、いろいろなハンディーも負っています。
最悪は、外国人だからと命や財産を狙われたり襲われたりすることです。
滞在許可が取り消されることもあるかもしれません。
今回の件では、タイ人なら安く買える中国肺炎保険が、外国人は買えないところがほとんどです。
極論で言えば、外地で死ぬ覚悟があるかどうかってことも重要ですね。
日本で死にたい人は、万が一の時に日本に帰れるように手はずを整えておく必要があり、それを怠れば、日本に帰れなくなる可能性もあります。
人間の心理ってのは、パニックを起こしやすいから、余裕を持って暮らせるような準備が必要です。
日本の中国肺炎に対する対策は、とにかく封鎖して、絶対に感染者を出さないということが無理だとわかった時点で、「クラスター対策」に進んだようです。
そのへんをわかりやすく説明したサイトです。
絶対に読んでおいた方がいいと思います。
これまで集団感染が確認された場に共通するのは、
①換気の悪い密閉空間であった、
②多くの人が密集していた、
③近距離(互いに手を伸ばしたら届く距離)での会話や発声が行われた
という3つの条件が同時に重なった場です。こうした場ではより多くの人が感染していたと考えられます。
この3つがそろわなければ、感染する確率は、かなり低くなるようで、例えば、満員の通勤電車は、③の条件が満たされないから、意外と感染者が出ていない可能性があるそうです。
要するに、通勤の時は、みんな声を出さないです。ところが、観光バスとかは、みんなでいわいガヤガヤしますから、危険です。
クラブやカラオケなんかも騒ぎます。
そうした3つの条件を満たすようなところを国民みんなが理解をして、行かないようにすれば、別に鎖国したり、外出禁止令を出す必要もなく、普通のビジネスが出来るそうです。
日本人以外は、簡単そうでなかなか守れないわけで、日本人なら、これを守って、中国ウィルスを乗り越えていけるのではないかということです。
慌てて買い物に走って、人混みの中、争いごとを起こしたりすれば、3つの条件がそろってしまうわけです。
タイで、今、大問題になっているのが、ムエタイのスタジアムでの集団感染です。日本でも、明日K-1の大きな大会があるそうですが、中止できないのであるなら、みんなマスクするとか、黙って応援するとか、考えた方がいいと思います。
韓国でもマレーシアでも、宗教団体の集会での集団感染が話題になりましたが、宗教も、聖水をかけてもらったり、口に含んだり、大声でお経を唱えたりします。
換気の悪い密閉空間
大勢が集まる密集空間
間近で会話や発声をする密接場面
これを避けるだけで、集団感染が防げるそうです。