2019年1月31日木曜日

ケペル先生とタモリ

1961年4月6日から1969年4月5日までNHKで放送されていた、「ものしり博士」が、大好きでした。

こちらの映像を見ると、昔が懐かしいだけでなく、口笛ではじまるところが、何となくタモリ倶楽部と似ているような気がして、タモリさんも、子供時代に、この番組を見ていたのかなと思ったわけです。

もちろん、タモリさんではなくて、制作側の人かもしれませんけどね。

タモリ倶楽部は、ものしり博士の大人版だ!

「なんでも考え、かんでも知って、なんでもかんでもやってみよう」この精神が、当時の子供たちの間には、かなり浸透していったのではないかと思います。

上原ゆかりちゃんの歌もよかったです。

1964年4月6日 - 1969年4月4日まで放送された「ひょっこりひょうたん島」も子供たちに人気で、海の向こうに何があるのだろうと、好奇心を膨らませた子供も少なくなかったと思う。

東京オリンピックが64年で、新幹線も走り始めて、時代は、高度成長へと進んでいったわけですが、子供たちの成長に伴って、東西冷戦とか、ベトナム戦争反対など政治に目覚めていく人たちも多かったです。

「チコちゃんに𠮟られる!」とか「ネーミングバラエティー 日本人のおなまえっ!」なんかを見ていると、「ものしり博士」の流れが、NHKには流れているような気もしますが、もっともっと、子供たちの好奇心をはぐくませるような番組を作って欲しいです。



バンコクの大気汚染とその対策

今日のバンコクも大気汚染がひどいわけですが、特にひどいのがチャオプラヤ川の西岸地域だそうです。

バンコクの空は、こんなに曇っています。

バンコクの西側には、工場も多いですし、バンコクに入ってくる道路もありますが、私の考えとしては、この時期の貿易風(東風)の影響もあるのではないかと思います。

バンコクの大気汚染は、世界レベルでも第9位になっているそうで、タイでは、チェンマイも14位なんだそうです。

今日は、バンコクのほとんどの学校が休校になっています。どこの国でも、子供は国の宝ですから、大切に守る必要があります。

バンコクのAQIレベルは、151-200で健康に良くないレベルが続いています。

*「心疾患や肺疾患を持つ人、高齢者、子供は、長時間または激しい活動を中止する必要がある。それ以外の人でも、長時間または激しい活動を減らす必要がある。」

対策としては、根本的な対策と、今できる対策とがあると思いますが、根本的な対策として、ディーゼル車などの規制が考えられます。

乗り入れの制限として、ナンバーの奇数と偶数で規制する方法や、乗っている人の数で規制する方法が考えられているそうです。

地下鉄や高架鉄道を無料にするというのも考えられますが、ものすごい混雑で、実際には難しいでしょうね。

わたし的には、こうした頭の痛い問題を抱えているバンコクとかインドの都市に、日本の専門家を派遣して、対策に協力することが、友好関係のためにも必要だと思います

それから、日本は、自動車産業の恩恵を受けている国ですから、自動車関連企業も、自分たちに出来る範囲で、有償・無償での排気フィルターの提供も考え実行した方がいいと思う。

こうした大気汚染の問題が続けば、必ず、自動車メーカーを批判する人たちも出てくるわけで、先手を打つべきです。

政府や企業にツテのある人は、是非そのへんを訴えて欲しいです。

今日できることとして、このところ、高層ビルの屋上からの散水とか、道路や街路樹への散水、今日は、農業用のドローンに真水を入れて、空中からの散水も試みています。

どれほどの効果があるのか、効果があっても区域がかなり限定されると思いますが、まあ、デモンストレーションをこめてやっているのでしょうね。

他には、煤煙を出す工場への時間制限などの協力要請とか、野焼きの禁止とか、考えられる対策はしているとの説明です。

マスクの着用とうがい、目もむず痒いから、目薬も必要ですね。

窓を思いっきり開けて、こんな青空を見たいなあ

2019年1月30日水曜日

ルアンポークンの葬儀と散骨

ルアンポークンパリスットー僧という、タイ人から尊敬されている高僧が、2015年5月16日に92歳で死去されました。

ルアンポークンと呼ばれている高僧が、なぜ有名になったかというと、1993年に東北タイの大都市ナコンラチャシマ(コーラート)のホテルが倒壊し、137人が死亡、227人が負傷した大事故で、現場にいた人のうち、ルアンポークンのお守りを持っていた人全員が助かったといううわさが広がり、霊験あらたかな僧として人気になりました。

政治家や財界の人たちもよく面会を求めて、お守りなどをもらっていたとか。

タイのお坊さんは、自分のお守りを作って、それでお寺の改築費などのために寄付を集めるわけで、そのお守りに付加価値が付いて、多くのコレクターたちが、例えば、数百万から数千万と信じられないような高額で取引をしています。

大きな事故で、生存者がいると、その人が首からさげていたお守りにとんでもない価格がつきます。

あと、昔から、銃弾を避けるというお守りがあって、タイのヤクザとか、麻薬や密輸などをしている悪党たちに大人気だそうです。

高僧に、腕などに、金の小さなお守りを埋め込んでもらっている人もいるそうです。

口は災いの元といいますが、タイ人の中には、人から命を狙われたり、自分の希望を叶えるために、お守りを口に含んで生活をする人もいるそうです。

タイ人は信心深いのですが、現世利益を求める人も多く、ご利益のあるお守りとか、宝くじの当選番号の預言とか、運勢を見てくれる僧とか、いろいろあるわけです。

話をルアンポークンに戻しますが、生前に、遺言で遺体をコンケン大学医学部に献体し、返還された後、簡素な葬儀を行い、遺灰をメコン川に散骨するよう希望していたそうです。

ところがどっこい、信心深い人たち、特に、権力者とか金持ちたちは、ご利益を求め、盛大なるお葬式をしちゃうわけです。まるで、国王陛下の葬儀の時のような建物を作り、そこで、火葬の儀式をし、全国から、数十万人の信者たちが集まったそうです。

その仮葬の儀が無事終わり、今日は、メコン河に散骨する儀式が執り行われるそうで、多くの船が出るそうですが、一般市民が、散骨した下流で、水をすくって持ち帰ることが考えられるとか、厳重な取り締まりをしているそうです。

遺言通り、質素なお葬式をして、こっそりと散骨した方が、余計なことを考える人もいなかっただろうにね。

お釈迦様でもキリストでもそうですが、はじめは、偶像崇拝などを禁止しているわけです。

それをまわりが、いろいろとやり始めて、腐敗もはじまると、個人的には考えます。

誰もが、ご利益を望むわけですが、そのために、権力者やお金持ちが、免罪符のようなモノを作ってより多くのご利益を得ようとするのは、間違いだと思います。

まあ、文化とか、宗教団体としては、豪華絢爛の方が、価値があるんでしょうけどね。

宗教のご利益で世の中が変わるのなら、こんな世の中ではないと思っています。歴史を見ても宗教戦争や宗教でのトラブルが多いです。カルト宗教大嫌いです。




バンコクの大気汚染がひどい

一時、少しはマシだったバンコクの大気汚染ですが、今日から来月の4日まで、またひどくなるとの予想です。

持病のある人には、影響が出るレベルだそうです。

街では、マスクをしている人の数がかなり増えています。もうN95のマスクでないと、マスクをする意味が無いほどのレベルのようですが、N95のマスクは、長時間の使用はかえって危険みたいです。

私も、N95のマスクをして歩いてみましたが、10分くらいで、多少の息苦しさを感じました。一応、呼吸が楽になる吸入口の付いたタイプでしたが。

テレビのニュースでも、N95のマスクは、15分以上の使用は避けるようにとのアドバイスで、普通のマスクと交互に使うなどの工夫も必要かも。

そして、2月5日は、春節です。中国正月とか旧正月とか言われますが、中国をはじめ中国系の多い東南アジアでは、春節を祝う人が多いです。

で、タイの場合ですが、お寺にいったり、家で、お供え物をして、祝うわけですが、風習として、お線香を大量に焚いたり、紙を燃やす人が多く、それも、大気汚染の原因になるから、ひかえるようにとテレビで言っています。

この紙幣に似せた紙(冥銭とか紙銭とか呼ばれる)を燃やすのですが、お葬式などで燃やす冥銭の漢字を見れば想像できますが、あの世にいっても、お金に困らないようにとの思いからの風習だそうで、春節などでも、新年がお金に苦労しない年でありますようにとの祈りから来ているようです。

中国系の人たちは、真っ赤な紙に金色の漢字を書いたものを家の門や入り口などに貼りますが、恭喜發財とか全家平安とか万事如意とか新年快樂など、日本人なら、ある程度意味もわかるおめでたい言葉です。

お線香や紙だけでなく、春節になくてはならないモノが、爆竹です。

花火をつなげて吊したようなモノを景気づけに爆発させるわけですが、中国には、年獣というどう猛な化け物を追い払うといった話もあるようです。

この爆竹を鳴らす音がうるさいので、禁止するところもあるわけですが、音だけでなく、煙や細かくなった紙切れも空中を舞います。

というわけで、これから2月の6日頃までは、外出をひかえて、外出の際には、マスクでしょう。


2019年1月29日火曜日

ドラマの話 その2

「モンローが死んだ日」が、終わりましたが、ハッピーエンドでよかった。精神科の話題で、最期が悲しい終わり方だと、見ていてつらいのではないかと思います。

その代わり、草刈正雄さん演じる精神科医の高橋先生が、実は、ニセ医者だったというびっくりもあったし、精神を病んでいる高橋先生の娘さんが、海に身を投げてしまうという話もありました。

ニセ医者で有罪判決を受け、仕事もないし、家族もない、「執行猶予中でもあなたを愛していいですか」というのが最後の決めゼリフでした。

鈴木京香さんは、「ご飯食べちゃいました。焼きおにぎりは好きですか?」が答えでした。

好みのドラマでした。

そして、「みかづき」を見ました。

こちらも、おもしろそうです。

高橋一生さんと永作博美さんが、コミカルに演じています。

永作博美さんといえば、「私という運命について」とか「さよなら私」も見ていました。

「みかづき」から連想したのは、原田知世さんの「紙の月」でした。



歯医者通い その5

先日、割れた歯の半分を抜いてもらったときに、麻酔が効きすぎたのか、治療後、骨の髄から震えが来て、もう死ぬかと思ったのですが、その時の歯医者さんに、左上の奥から4番目の歯を治療してもらいました。

子供の時に詰め物をしてもらい、タイに来てから、2度、そこの詰め物を新しくしてもらっていますが、今回は、ただ詰め物を詰め替えるだけだと、また割れてしまう可能性が高いから、治療して、クラウンをかぶせた方がいいとのアドバイスでした。

ただ、歯の矯正の予定もあるので、仮のかぶせモノだけにして、歯の矯正を受けることが出来るかどうかを、矯正の専門医に聞いてみることになりました。

仮のクラウンでダメなら、仮のクラウンを外して、ホンモノのクラウンの治療になるそうですし、仮で良いことになっても、これからかぶせるモノも、もう一度、しっかりと接着しなければならないそうです。

それで、とりあえず、詰めたものをとってもらって、その後、新しく詰め物をして仮のクラウンをかぶせるのですが、治療には、麻酔が必要とのことで、前回のこともあるので、かなり不安でした。

何度も、大丈夫ですねと確認し、血圧を測ってもらって、前回よりも薬の量を少なめにしてもらいました。

注射針が歯茎に刺さったときには、体がかたくなりました。

前回も、注射の直後には、別に異常がなくて、治療が終わる頃に震えが来たので、治療中も、いい気持ちではありませんでした。

かぶせモノを何度も削ってはハメ、かみ合わせをチェックして、また、削ってはめるの繰り返しを何度も何度もやっていました。

なかなか大変な作業でした。細かな作業ですしね。

それで、次回は、矯正の専門家に診てもらって、今の状態で、矯正が出来るのか、その可能性について、教えてもらう予定です。

最悪は、あと3本抜歯の可能性もあるので、矯正は無理かもしれないですし、矯正しないで、ありのままがいいかも。ただし、化膿したりして、痛みが出たら、もう抜歯だそうです。

マーシャルのアンプっぽいキーホルダー

2019年1月28日月曜日

遺伝と平等について

NHKスペシャルでセラピー犬についてやっていました。最近、注目されているようです。

番組の中で、どうやって野生のオオカミから犬が生まれたかということもやっていました。

オオカミは、子供の数が少ないので、キツネを使った実験をロシアでやっているそうで、野生で凶暴なキツネの中から、多少でも気立てのいいキツネを探して、子供を産ませ、その子供の中でも優しいキツネ同士を交配させるということを、何世代にもわたって、続けていくと、6世代目から、性格の穏やかな子供が生まれたそうです。

ですから、オオカミを捕まえて、長い年月をかけて、徐々に飼い慣らし、その中から、人間と仲良く出来る子供を見つけ、交配していった結果、生まれたのが犬だと考えられるそうです。

そして、犬と人間が見つめ合うと、脳内の海馬から、幸福感を生むオキシトシンが分泌されるんだそうです。それは、人間だけの一方的なモノだけではなくて、犬にも同じようにオキシトシンが分泌されることがわかっているそうです。

それは、ネコでも同じではないかと思います。ネコと見つめ合うと、ネコは目を細めて、幸せそうにします。

犬は、人間と共同作業をするように、飼い慣らされてきていますが、ネコは、愛玩用に、見た目を重視して交配してきた結果が、現在のネコで、もしも、人間に従順であるように交配をしていったら、いろいろなことが出来る新しいネコが生まれそうな気もします。

同じように、ライオンであっても、トラであっても、時間をかけて、じっくり交配していったら、もしかすると、ペットになれるようなおとなしい子供が生まれるかもしれません。

今日は、こんな興味深いコラムを読みました。

人間の能力には、遺伝が大きく影響する分野があるということで、運動・音楽・数学・執筆なんだそうです。

中でも音楽が、一番遺伝の影響が大きいそうで、いくら努力しても、能力がない人は、伸びない可能性が高いようです。

ちょっと補足ですが、例えば、遺伝で得られる能力は、バケツの容量みたいなモノで、容量が大きいバケツなら、水もいっぱい入るのに対し、容量が少なければ、大きなバケツに比べて、入る水の量も少ないわけです。

そして、これも重要ですが、いくら容量の大きなバケツでも、水を入れなければ、中は空っぽです。

遺伝を重要視するのであれば、自分の親からもらった容量の大きな分野に進まないといけないということでしょう。

数学なんかは、努力しなくても、難しい問題を解ける人は解けちゃいますし、練習しなくても、最初から400メートル走が早い人もいるのも事実です。

知識や記憶や協調性などは、遺伝よりも、後天的な環境(教育)などによることが大きいそうです。だから、努力で伸びる分野がいいと思えば、そちらに進むべきでしょう。

といっても、同じ両親から生まれた子供でも、いろいろと違いがあるように、一概には言えません。

うちで飼っているネコなど、同じ親から同じ日に生まれた4匹でも、性格が違って興味深いです。

凶暴なネコから恐がりなネコ、運動神経がいいネコ、ドジなネコと、いろいろです。

人間も、今日まで生き抜いてきた裏には、凶暴性を持ったモノが仲間を助けてきたかもしれないし、好奇心が強く、突拍子もないようなことをした人が、環境変化について行けたのかしれません。

スケベで性欲が強くて、子供をいっぱい作った人も重要だったでしょうね。

まじめで、優しい人間ばかりだったら、とっくに滅びていたかもしれません。

今の世の中、男女平等とか、差別反対とかいっていますが、基本的な考えとしては、男女間には違いがあり、個人個人の能力もそれぞれ違うと認めないと、おかしな事になってしまうと思います。

今の時代にあった価値観は必要ですが、上っ面だけの平等で、能力の違いを認めないのは、間違いだと思います。


国際郵便物

自転車やカメラに凝ったときに、日本から、いろいろなものを送ってもらいましたが、航空便でも船便でも、関税を課されることがあります。

どちらにも、重さやサイズの制限もあるので、なんでも送れるわけではありません。

サイズの大きいモノとか重いモノは、専門業者に頼む必要があります。

専門業者には、国際引っ越し便というサービスもあり、留学や海外駐在の時には便利です。

いろいろなカテゴリーも用意されていて、面倒な通関などをやってもらえるから便利です。

海外にモノを送るときには、禁制品もあって、火薬や武器や麻薬だけでなく、意外なモノもあるわけです。

例えば、バッテリーなどは、そのものだけでは送れませんが、製品に入っているモノはOKです。

ですから、カメラなどは、リチウム電池などが入っていても大丈夫ですが、予備のバッテリーは、ダメだったりします。事前にチェックした方が安全です。

以前タイの大洪水の時に、上水道が汚染されたので、日本から浄水器とカートリッジを送ってもらおうとしたことがありましたが、中に活性炭が含まれていると、拒否されたそうです。

そんな細かなことまでと思うのですが、でも、よく考えたら、もしも飛行機とか船の中で発火して火災が起きたらと考えたら、恐ろしいわけです。

専門的な輸出ですと、内容物に関して、専門機関からの書類なども必要になりますが、個人で、ギフトなどで送る場合には、大まかな内容を英語で書けばOKのようです。

それで、日本を出た郵便物が、目的地に送られていくわけですが、タイの場合には、こんな流れになるようです。

2019/01/23 05:38 国際交換局に到着 東京国際郵便局

2019/01/23 19:00 国際交換局から発送 東京国際郵便局

2019/01/25 09:16 国際交換局に到着 LAKSI THAILAND

2019/01/25 14:06 国際交換局から発送 LAKSI THAILAND

2019/01/25 14:06 税関から受領 LAKSI THAILAND

2019/01/26 09:00 到着    THAILAND

2019/01/26 11:59 お届け済み THAILAND

この追跡サービスは、とても便利ですが、「税関」の文字があると、ドッキリです。

税関の文字がない場合もあります。

もしも課税された場合など、問題があると、最寄りの郵便局まで取りに来てくださいという書類が郵送されてきます。

船便の場合には、ラクシーの大きな郵便局まで行って、手続きをします。こちらの建物の中に入るには、パスポートなど、身分を証明する物が必要です。

カウンターで荷物を開け、中をチェックされて、関税が決められます。

航空便の場合には、指定された郵便局まで行って、指定されたカウンターで関税を支払うなどして、荷物を受け取ります。

問題がないときは、家まで届けてくれますから、便利です。



2019年1月27日日曜日

大相撲初場所

大相撲初場所は、関脇玉鷲の優勝で幕を閉じました。

今場所は、稀勢の里が引退したし、鶴竜も白鵬も栃ノ心も休場して、大変な場所でした。

大関の高安も豪栄道も、二桁に届かず、期待を裏切りました。

最近、よく話題になっているのが、怪我をおしての出場のことや、年間6場所プラス地方巡業の過密なスケジュールのことです。

力士が大型化して、怪我も多くなっているのに、怪我で休めば、番付がどんどん下がってしまうから、力士は、どうしても無理して土俵に上がるようです。

そして、ますます怪我を悪化させて、最期には、引退に追い込まれる場合もあるわけです。

大関で、もうすぐ横綱間違いなしといわれていた照ノ富士は、膝の怪我を悪化させ、十両から幕下に落ち、まだ休場が続いています。

一説では、あの日馬富士事件の夜に、膝が悪いのに正座させられて、膝を悪化させたという話もあるそうです。

小さいカラダから、軽業師のような技を繰り出すことで人気だった宇良も、怪我のため、幕下まで下がっていて、今場所、やっと復帰したと思ったのに、朝青龍の甥っ子との取り組みで、また怪我を悪化させて、来場所以降が心配です。

稀勢の里なんかは、怪我が完治しなくても、日本人横綱として期待されているのに、休場して場所をしらけさせてはいけないと、無理して土俵に上がってきたようで、それが、間違いだったと思いますね。

稀勢の里の場合には、育ててもらった親方元(横綱・隆の里)が、急逝してしまい、その後、親方になった元幕内・隆の鶴との関係もいろいろとあったような話もあります。本来なら、親方が、休ませるべきだったと思います。

白鵬なんかは、もう自分の記録と、一日でも長く横綱でいることしか考えていないようで、ちょっとした怪我でも、無理をせず、サッサと休場します。

みんながそれをしたら、今場所以上に休場力士が増えるでしょうね。

今場所の休場力士の多さに、驚いちゃいます。

鶴竜も同じで、その結果、今までは、横綱の優勝がほとんどだったのに、昨年から、横綱や大関以外の優勝者も増えてきています。

それはそれで、おもしろいですけどね。

今場所も、優勝は関脇の玉鷲でしたが、彼は、多くのモンゴル力士とは、ちょっと違った経歴の持ち主のようです。

多くのモンゴル力士たちは、中学卒業後、日本の高校に留学して、相撲部屋に入るチャンスを待っているようですが、玉鷲は、モンゴルで大学にまで行ったそうで、お姉さんが、東大に留学していたこともあって、来日し、運良く、相撲部屋に入ることが出来たんだそうです。

ですから、ちょっと他のモンゴル力士たちとは考え方や行動が違っていて、白鵬を中心とした飲み会などには参加しないそうです。

例の鳥取の夜にも白鵬から誘われたそうですが、自分は、綾瀬はるかさんのドラマを見たいからと、誘いを断ったことで、日馬富士のトラブルに巻き込まれることもなかったそうです。

趣味は、お菓子作りと小物だそうで、優しい性格をうかがうことが出来ます。

九州で、被災地を訪れて、被災者たちを励ますこともやっているそうです。今日の優勝インタビューでも、そのことに少しふれていました。

優勝した日に、モンゴル人の奥さんが、第二子である男の子を出産したそうで、本当におめでたい話です。

モンゴルから来日し、優勝した玉鷲に、国技館の観客たちから、ものすごい声援が送られていました。

私は、今の八角理事長以下執行部の貴乃花に対する扱いに、納得できないから、最近は、テレビ中継もほとんど見ていませんが、今日は、玉鷲が優勝しても、貴景勝が優勝しても、どちらでも、見たいと思ったので、後半から見ていました。

そろそろ、大相撲人気にも、翳りがでるのではないかと個人的には考えています。


2019年1月26日土曜日

バンコクの大気汚染とマスク

バンコクの大気汚染は、今に始まったことではないのですが、今年に入って、テレビや新聞が、PM2.5について毎日話題にしています。

解決するには、ディーゼル車の規制が必要だと思いますが、タイの場合、商用車だけでなく、一般の人も、ガソリン車ではなく、ディーゼル車を使っている人たちが多いから、規制が難しいのだと思います。

ドイツは、都市によっては、ディーゼル車の進入禁止区域を設けているそうです。車のナンバーの末尾が奇数か偶数かで、使える日を分けるという方法などは、いろいろな国でも考えられているようです。

タイでは、ガソリン車を改造して、LPGガスを使えるようにしている車も多いですが、この間は、ガスが漏れて爆発したニュースもありました。

ディーゼル車の排気ガス以外にも、工場からの煤煙や工事現場のホコリなどもひどいです。現在、バンコクでは、高層ビルの建築や、地下鉄工事も多いです。

タイらしいと言えば、市内の至る所にあるお寺の火葬場からの煙も、問題になっています。

それで、政府もマスクの使用を薦めているのですが、マスクがなかなか手に入りにくいので、一部の人は、この機に海外から仕入れて、一儲けとか考えているようです。

個人でも、海外から、品質のいいものを仕入れようとして、ネット通販を利用する人もいるようですが、最近、送ってもらったマスクに税金をかけられたとか、医師の処方がないと受け取れないとか、いろいろな話がでています。

私の場合には、運良く、なんの問題もなく、日本から郵送で届きましたが、もし、海外から送ってもらうときには、注意が必要だと思います。



タイでも、インフルエンザが流行ってくるかもしれませんし、マスクは、必需品でしょう。

ただ気をつけないと、N95規格のマスクなどは、息がしにくいものもあるし、長時間の使用に適さないモノがあります。

ほんと、住みにくくなってきましたね。

2019年1月25日金曜日

インフルエンザ

今年もインフルエンザの季節になっている日本のようですが、高熱がが出たら、身体の節々が痛いし、だるいし、つらいですよね。

インフルエンザで苦しまないように、インフルエンザワクチンの予防注射が効果的のようですが、その年に流行するタイプによって、4種類のワクチンがあるそうです。

詳しいことは、こちらを読めば、ある程度わかります。

それ以外には、手洗いとうがいとマスクの着用が、効果があるようです。

タイは、今、PM2.5の話題が毎日報道されていて、かなり大気汚染も深刻なので、マスクを着用する人が増えていますが、そろそろ、タイでも、インフルエンザの流行があるかもしれません。

マスクと「キレイキレイ」での手洗い、「イソジン」でのうがいですね。

それでも、感染してしまい、高熱が出てしまったときには、医者にかかりますが、処方されるのは、タミフルが有名ですよね。タミフルは、内服ですが、1日2回、5日間の服用だそうです。リレンザは吸入なので、子供や老人にはむかないこともあるそうです。

新しい塩野義製薬のゾフルーザ錠が、1回の服用で済むので注目されているのだそうです。

メリットとしては、ウイルスが早く体内からいなくなってくれる効果があるということで、タミフルが約72時間かかっていたのに対し、ゾフルーザが約24時間と短縮されているそうです。

ですから、薬を服用した翌日には、熱が下がるケースもあるそうです。

でも、薬ですから、副作用については、新しい薬だから、まだまだ、わかっていないところもあるし、薬価が高いとか、ウイルスの変異でゾフルーザの効かないウィルスが将来出てくる可能性もあるそうですが、まあ、そのあたりは、どの薬も同じでしょうね。

ゾフルーザ
1回内服で終了。約4800円 3割負担で約1500円

タミフル
1日2回5日間、全10回内服。約2700円 3割負担で約800円

お薬の業界は、競争も激しいですし、「薬九層倍」と言われるくらい、利益も大きいので、ライバルたちからの、いろいろな攻撃もあるのではないかと思います。

薬の利幅が大きいのは、研究開発費に巨額の資金が必要だから、しかたがない部分もあります。ひとつの薬の開発にかかる費用は、1000億を超えるらしいです。

それに、いろいろな研究をしても、実際に販売できる薬を開発できるのは、2万5千分の1の確率だそうです。

ちなみに、タミフルは、もうすぐ特許切れに伴いジェネリックが登場するそうで、そうなると、自己負担約400円とかなり安くなりそうです。




2019年1月24日木曜日

歯医者通い その4

先日、割れた歯の半分を抜くために打った麻酔で、突然、ものすごい寒気と震えで、死ぬかと思ったわけですが、同じクリニックの別の歯科医に、話を聞いてもらいました。

唇に出来た口内炎の話と寒気と震えの話をしてみたら、唇に出来た口内炎については、写真を見ないとよくわからないけれど、たぶん、麻酔が効いているときに食事をして、唇を傷つけ、そこから病原菌が入った可能性があるとのことでした。

麻酔注射後のことに関しては、過去に、何度も麻酔を注射して治療をしているし、その時に、異常はなかったのですから、麻酔薬に対するアレルギーとは考えられないとのことで、考えられるのは、注射針が、毛細血管などに当たって、薬液が、血管内に入った可能性があるのではないかとのことでした。

その結果、普通よりも薬効が強く出て、震えや高血圧の症状が出た可能性が強いとのことで、悪意のない事故という感じのようです。

私の場合には、糖尿もあるし、薬へのアレルギーもあるし、不整脈が出たこともあるし、抜歯など、麻酔を使うときには、慎重にした方がいいとのことでした。

それはそうと、現状では、昨年抜歯した歯が1本あり、それ以外に、過去に、半分に割れた歯の半分が残っていて、これを抜いた方がいいと、いろいろな歯医者からいわれてきています。今のところ、化膿していないし、痛みもないから、もう5年以上、この状態です。

そして、この間割れた左下、奥から3本目の歯が、半分残っていて、これも、抜くべきだといわれています。

ところがどっこい、私は、なんとしてでも、自分の歯は残しておきたい派なので、いつも、食い下がって、なんとか抜かないで済む方法はないのかと、お願いしまくって、いろいろな先生に診てもらっています。

そして、複数の歯科医師たちから、抜くしかないといわれている以上、たぶん、抜くのがベストな選択肢ではあると思われるけど、無駄な抵抗を試みることにして、もしも、化膿したり、痛みが出たときに、抜歯をお願いするということにしています。

その時には、出来るだけ、麻酔の専門知識のある歯科医師にお願いすると、注意書きを書いてもらいました。

そして、左下の奥から3本目の残っている半分に関しては、出来る限り、痛みが出ない処置をしてもらいました。何をしても、長持ちしないと言われましたが、一日でも長くキープで来たら、それで満足で、来週抜くことになっても、文句はいわないと約束しています。

他に、右上の一番奥のクラウンをかぶせている歯も、この間化膿して、歯根部分に問題があるといわれているから、そのうち、抜歯する運命と指摘されているし、左上奥から3本目の子供の頃治療してもらった歯も、クラウンをかぶせた方がいいといわれています。

歯の矯正をしてもらって、抜いた歯の隙間を狭めてもらえるかどうかもわからなくなったし、まだまだ、歯医者通いは続きそうです。


雨季と乾季について

日本にも梅雨があるし、冬はかなり乾燥しますが、東南アジアには、基本的に、雨季と乾季とがあって、雨季にも、我慢できる雨季と我慢できない雨季があり、乾季にも同じように、我慢できる乾季と我慢できない乾季とがあります。

普通の雨季ですと、まあ、何度か道路が冠水して、交通渋滞が起きる程度ですが、ひどい時には、もう大洪水で、大きい被害が出ます。

乾季でも、旱魃被害が出るようなときもあれば、まあ、普通の乾季もあるわけです。

タイの場合には、南タイを除いて雨季は6月から10月の中頃までで、乾季は、その後、雨季が来るまでですが、11月から1月の終わりまでは、タイとしては、涼しい季節です。

2月に入ると、猛暑がやってきますが、中旬にマンゴ雨と言われるにわか雨が降ることがあり、マンゴの花が雨に落とされて、3月から4月にかけて、甘くて美味しいマンゴーが実ります。

そういった時のめぐりを繰り返してきているわけですが、タイに来たばかりの頃は、そういったこともわからないので、乾季に東北タイに行ったりすると、もう、田畑が、乾燥してひび割れ、作物もないし、木々も葉を落として枯れそうなわけで、びっくりしちゃいます。

そうか、これが、貧しいタイの田舎なんだとか、心が痛むわけですが、同じ所に雨季の終わりにいってみれば、田畑は、青々としていたりするわけです。

あれ?少しも貧しそうじゃないじゃんとか、全く違った感想を持ってしまいます。

タイにはタイの生活のパターンがあって、昔ながらの生活をしている人たちもいれば、都会に行って出稼ぎをする人もいますし、そこで資金を貯めて、田舎で商売をする人もいます。

昔からの生活パターンですと、雨が降れば、家でゴロゴロして、子供が大きくなれば、子供を出稼ぎに出して、悠々自適の隠居生活です。

40代での隠居生活なんか、田舎では、当たり前だそうです。

親思いの娘さんが、夜の商売なんてこともあるわけで、そこで知り合った、日本人のおじさんが、その子と結婚をして、田舎にあいさつに行くと、義父母が、自分より若かったとか、そんなに珍しくないそうです。

バブルの頃は、日本の男性が、愛する女性のために、田舎に豪邸を建てて、車を買ってやるとか、よく聞きました。その後、騙されて、泣いて日本に帰った話とか、財産欲しさに、奥さんの家族に殺されて、田舎の沼に埋められたとか、都市伝説もよく聞きました。

日本人には、優しい人たちも多いので、世界中の恵まれない人たちのために、寄付をしたり、いろいろな奉仕活動をしている人たちもいますし、JICA(ジャイカ)など、農業技術を指導するなどして、貧しさからの脱却に努力しているようです。

タイでも、私が来た頃からは想像できないほどの種類の作物がマーケットで売られています。

私なんか、ひねくれ者ですから、タイの金持ちなんか、日本の金持ち以上だし、貧しい人たちに手をさしのべるべきは、タイの金持ちじゃないかとか、思っちゃうわけです。

日本人の善意のお金や物資が、本当に必要な人の手に届かず、役人や政治家や地方の権力者の懐を肥やすだけという話もあります。

本当に、世界には、悪知恵が働き、腹黒いのがいるわけです。