2025年4月2日水曜日

朝鮮半島の縄文人についてGrokに聞いてみた その2

朝鮮半島に混在していた北部からの民族と日本からの縄文人たちが、温暖化の影響で北部の民族たちが豊かになり、北部からの民族によって駆逐され滅ぼされたことで、現在の朝鮮民族には縄文人のDNAがほとんど見られなくなっているという仮説はいかがでしょうか?

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あなたの提案する仮説、「朝鮮半島に混在していた北部からの民族と日本からの縄文人たちが、温暖化の影響で北部民族が豊かになり、北部民族によって縄文人系の集団が駆逐され滅ぼされたことで、現在の朝鮮民族に縄文人のDNAがほとんど見られなくなった」というアイデアは、朝鮮半島の古代史や遺伝的変遷を説明する上で興味深い視点を提供します。この仮説を、考古学的証拠、遺伝学的データ、気候変動の影響、そして歴史的文脈に基づいて分析し、その妥当性を評価します。

1. 仮説の構成要素

この仮説には以下のポイントが含まれています:

混在の前提: 新石器時代に、北部由来の民族(シベリア・中国東北部系)と日本由来の縄文人系集団が朝鮮半島に混在していた。


温暖化の影響: 後氷期の温暖化で北部民族が豊かになり、勢力を拡大した。


駆逐と滅亡: 北部民族が縄文人系集団を駆逐し、結果として縄文人DNAが現在の朝鮮民族からほぼ消えた。


これを順に検証します。

2. 混在の前提の妥当性

(1) 北部由来の民族

遺伝子的特徴: 現代朝鮮人のDNAには、ハプログループC(Y染色体)やミトコンドリアDNAのD4、Gなど、北東アジア(シベリアや中国東北部)に由来するマーカーが多く含まれます。新石器時代初期(紀元前8000年頃~)の櫛文土器文化にも、この系統の影響が反映されている可能性があります。


考古学的証拠: 半島北部(例えば鴨緑江流域)の旧石器時代遺跡や新石器時代の石器は、シベリア系の狩猟採集文化と連続性があります。


(2) 縄文人系集団

遺伝子的特徴: 縄文人はハプログループD1a2aやミトコンドリアDNAのN9b、M7aを持ち、日本列島で独自に進化した集団です。朝鮮半島東海岸や南東部の櫛文土器文化が、縄文土器と類似することから、縄文人系の移動や混在が推測されます。


可能性: 対馬海峡を介した交流により、縄文人系の集団が半島東海岸に定住し、櫛文土器文化の一部を形成した可能性は、前回の回答でも述べた通り合理的です。


評価

混在の前提は、地理的近接性と土器の類似性から支持され、北部系と縄文人系の両方が新石器時代に半島に存在した可能性は高いです。

3. 温暖化の影響と北部民族の豊かさ

(1) 後氷期の温暖化

時期: 紀元前1万年頃から始まった温暖化は、紀元前7000年頃にピークを迎え(縄文海進)、朝鮮半島の気候が現在より温暖で湿潤になりました。これにより、森林が広がり、海洋資源や動植物が豊富になったと考えられます。


北部への影響: 北部(現在の北朝鮮地域)は依然として寒冷でしたが、温暖化でツンドラから森林や草原へと植生が変化し、狩猟や漁労に適した環境が拡大した可能性があります。また、粟や黍などの雑穀栽培が紀元前4000年頃から始まった証拠があり、北部民族が食料生産で豊かになった可能性があります。


(2) 北部民族の勢力拡大

仮説の根拠: 温暖化で資源が増え、北部民族の人口が増加したとすれば、彼らが南下し、半島全域に影響を及ぼした可能性は考えられます。櫛文土器文化の後期(紀元前4000年頃~)には、内陸部や南部にも集落が広がり、北部系の文化が優勢になった兆しが見られます。


農耕の導入: 紀元前2000年頃に水田稲作が始まると、北東アジア系の農耕民(中国北部や山東半島由来)がさらに流入し、北部系の遺伝子が半島全体に広がった可能性があります。


評価

温暖化が北部民族を豊かにし、勢力を拡大させたという点は、気候変動と人口動態の関係から一定の妥当性があります。ただし、北部が寒冷なままだったことを考えると、南部での資源増加が主な要因で、北部民族が直接豊かになったかどうかは議論の余地があります。

4. 北部民族による縄文人系の駆逐と滅亡

(1) 駆逐のシナリオ

競争と衝突: 北部系集団が南下し、縄文人系集団(東海岸や南東部に集中)と資源や土地を巡って競合した可能性があります。北部系が農耕や集団的な組織力で優位に立ち、縄文人系を駆逐したとするのは、狩猟採集民と農耕民の歴史的対立(例: ヨーロッパでの農耕民による先住民の排除)を参考にすれば想像可能です。


文化的吸収: 駆逐が物理的な滅亡ではなく、混血や文化的同化によって縄文人系が北部系に吸収された可能性もあります。この場合、縄文人DNAが希釈され、目立たなくなったと解釈できます。


(2) DNAの消失

現在の朝鮮人の遺伝子: 現代朝鮮人のDNAには、縄文人特有のD1a2aがほとんど見られず、北東アジア系のマーカーが支配的です。これは、縄文人系集団が半島から排除されたか、混血で遺伝子頻度が極端に低下した結果と一致します。


時間的経過: 紀元前4000年頃から農耕が導入され、紀元前2000年頃に水田稲作が広がると、大陸からの新たな移住が続き、縄文人系の遺伝子がさらに埋没した可能性があります。


評価

北部民族が縄文人系を駆逐し、DNAが消えたというシナリオは、遺伝子構成の変化を説明する一つの仮説として合理的です。ただし、「滅ぼされた」という積極的な証拠(戦闘跡や大量の人骨)は乏しく、同化や自然淘汰による減少の可能性も考慮する必要があります。

5. 仮説全体の分析

(1) 強み

遺伝子データの整合性: 現代朝鮮人に縄文人DNAがほぼ見られない事実を、駆逐や同化で説明できる。


気候変動とのリンク: 温暖化が人口動態や文化の変化を促したとする点は、後氷期の環境変化と一致する。


地域差の説明: 東海岸に縄文人系が集中し、北部系が内陸や北部から南下したとする分布は、櫛文土器文化の多様性と符合する。


(2) 限界と課題

証拠の不足: 北部民族が縄文人系を意図的に駆逐した直接的な証拠(戦闘や集団墓地など)は現時点で確認されていません。文化的同化や人口競争による自然淘汰の方が穏当な解釈かもしれません。


温暖化の影響の偏り: 温暖化は南部や東海岸の資源を豊かにした可能性が高く、北部が直接豊かになった証拠は限定的です。むしろ、南部での農耕導入が北部系の優勢を後押しした可能性があります。


縄文人系の規模: 縄文人系集団が半島でどの程度の人口を持っていたのか不明で、少数の渡来者であれば、駆逐されなくても混血で埋没した可能性があります。


6. 改良された仮説

この仮説をより現実に即した形に修正すると、以下のように考えられます:

紀元前7000年頃、朝鮮半島には北部由来の狩猟採集民と東海岸の縄文人系集団が混在していた。


温暖化で東海岸が豊かになりつつも、紀元前4000年頃からの農耕導入で、北東アジア系の集団が人口と技術で優位に立った。


縄文人系集団は、農耕民との競争や混血により徐々に減少し、紀元前2000年頃の水田稲作拡大で北部系遺伝子が支配的になり、縄文人DNAがほぼ消えた。


結論

「北部民族が温暖化で豊かになり、縄文人系を駆逐した」という仮説は、朝鮮半島の遺伝子構成の変化を説明する上で一定の合理性を持ちます。特に、東海岸での縄文人系と北部系の混在が、農耕導入による北部系の優位で解消されたとする点は、考古学的・遺伝学的データと整合的です。ただし、「駆逐」や「滅亡」が積極的な戦闘ではなく、人口競争や同化による自然な過程であった可能性が高く、温暖化の影響は北部よりも南部で顕著だったと考えるのが現実的です。この仮説を検証するには、東海岸の新石器時代人骨のDNA分析や、北部系と縄文人系の接触を示す遺跡の発掘が鍵となります。



朝鮮半島の縄文人についてGrokに聞いてみた

 古代朝鮮人には北から来た民族のDNAを持つ民族の集落と日本由来の縄文人DNAを持つ民族とが混在していたと考えるのが合理的ではないでしょうか?

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あなたの提案する「古代朝鮮人には、北から来た民族のDNAを持つ集団と、日本由来の縄文人DNAを持つ集団が混在していた」という仮説は、朝鮮半島の地理的・歴史的状況を踏まえると非常に合理的な視点です。朝鮮半島はユーラシア大陸と日本列島の中間に位置し、北からの移動と東からの交流が交錯する地域であったため、複数の遺伝的・文化的要素が混在していた可能性は高いです。以下に、この仮説を現在の考古学的証拠、遺伝学的データ、歴史的文脈に基づいて分析し、その合理性を評価します。

1. 朝鮮半島の地理的・歴史的背景

位置: 朝鮮半島は、中国東北部(遼東半島やシベリア南部)と陸続きでつながりつつ、日本列島とは対馬海峡を挟んで近い距離にあります。この地理的特性から、北からの移住と東からの交流が起こりやすい環境でした。


新石器時代の状況: 紀元前8000年頃から始まる櫛文土器文化の時期は、後氷期の温暖化に伴い、狩猟採集民が定住を始め、一部で農耕が導入された段階です。この時期に異なる起源の集団が混在した可能性があります。


2. 北から来た民族のDNA

(1) 北東アジア由来の遺伝子

シベリア・中国東北部とのつながり: 現代朝鮮人の遺伝子分析では、ハプログループC(Y染色体)やミトコンドリアDNAのD4、Gなどが優勢で、これらはシベリアや中国東北部(例えば遼河文明や紅山文化)に由来する北東アジア系の特徴です。旧石器時代(紀元前3万年頃)から新石器時代初期にかけて、これらの集団が南下し、朝鮮半島北部に定住したとされています。


考古学的証拠: 半島北部(例えば鴨緑江流域や咸鏡道)では、寒冷な気候に適応した狩猟採集民の石器や住居跡が見つかっており、北からの移住を示唆します。これが櫛文土器文化の基盤の一部を形成した可能性があります。


(2) 北部集団の特徴

北から来た集団は、寒冷なツンドラやステップ環境に適応し、粟や黍などの雑穀栽培を始めた可能性があります。この技術が半島南部にも伝わり、新石器時代の文化に影響を与えたと考えられます。


3. 日本由来の縄文人DNA

(1) 縄文人の遺伝的特徴

縄文人のDNA: 縄文人は、ハプログループD1a2a(Y染色体)やミトコンドリアDNAのN9b、M7aなど、東アジアで独自に進化した遺伝子マーカーを持っています。これらは日本列島で狩猟採集生活を続けた集団に特徴的で、現代日本人にも一部継承されています。


朝鮮半島との交流: 縄文時代(紀元前1万年以上前~紀元前10世紀頃)に、日本列島から朝鮮半島への移動があった可能性は、対馬海峡の近さや土器の類似性から推測されます。特に、東海岸や南東部(釜山や蔚山周辺)は日本に近く、舟を使った交流が技術的に可能でした。


(2) 縄文人DNAの混在の可能性

櫛文土器との類似性: 朝鮮半島の櫛文土器(紀元前8000年頃~紀元前1500年頃)と日本の縄文土器は、装飾や用途が似ており、文化的交流や人の移動があったとする説があります。もし縄文人が半島東海岸に渡り、櫛文土器文化に参入したなら、DNAの混在が起こった可能性は合理的です。


東海岸の集落: 前述の通り、紀元前7000年頃に東海岸で貝塚や集落が増加したことは、海洋資源を活用する狩猟採集民(縄文人に似た集団)が定住した可能性を示唆します。


4. 混在の合理性を裏付ける証拠と仮説

(1) 遺伝学的視点

混血の可能性: 現在の朝鮮人の遺伝子には、北東アジア系の要素が強いものの、微量ながら東アジア南部のマーカー(例えばハプログループM7)が見られます。M7は縄文人にも存在する系統で、半島に縄文人由来のDNAが混入した可能性を間接的に示唆します。ただし、縄文人特有のD1a2aはほとんど検出されないため、混在の規模は限定的だったかもしれません。


データ不足: 朝鮮半島の新石器時代の人骨DNA分析はまだ不十分で、特に東海岸地域のサンプルが少ないです。今後の研究で縄文人由来の遺伝子が確認されれば、この仮説が強化されます。


(2) 考古学的視点

地域差: 半島北部では北東アジア系の狩猟採集文化が優勢だった一方、東海岸や南部では海洋依存型の文化が発達し、縄文人と類似した生活様式が見られます。この地域差が、異なる起源の集団の混在を反映している可能性があります。


土器の多様性: 櫛文土器には地域ごとの変異があり、東海岸のものが縄文土器に近い特徴を持つ一方、内陸部のものは大陸系の影響が強いことが指摘されています。


(3) 歴史的文脈

移動と交流: 紀元前7000年頃の温暖化で海面が上昇し、陸橋が途切れた後も、舟による移動が活発化した可能性があります。北からの移住と東からの渡来が同時期に起こり、半島内で混在した集団が形成されたと考えるのは自然です。


5. 仮説の限界と課題

縄文人DNAの規模: 縄文人由来のDNAが混在していたとしても、それが「主要な構成要素」だった可能性は低いです。現代朝鮮人の遺伝子構成では、北東アジア系の影響が圧倒的で、縄文人特有のマーカーは微量にとどまるため、混在は一部地域や少数の集団に限られた可能性があります。


農耕の影響: 紀元前4000年頃から農耕が導入され、中国大陸からの新たな移住が起こったことで、北東アジア系の遺伝子がさらに優勢になったと考えられます。これにより、縄文人DNAの割合が希釈された可能性があります。


証拠の不足: 現時点で、朝鮮半島東海岸の人骨から縄文人特有のD1a2aが明確に検出された報告はありません。櫛文土器文化の人々が縄文人と「ほぼ同じDNA」とは言えない状況です。


6. 総合評価

「古代朝鮮人に北から来た民族のDNAと縄文人DNAが混在していた」と考えるのは、以下の理由から合理的です:

地理的条件: 半島が北と東の両方からの影響を受けやすい位置にある。


文化的痕跡: 櫛文土器と縄文土器の類似性が、交流や混在を示唆する。


生活様式: 東海岸の海洋依存型文化が、縄文人と共通する特徴を持つ。


ただし、以下のような修正が必要です:

混在の程度: 北東アジア系が主要な遺伝子基盤を形成し、縄文人DNAは東海岸や南東部で局所的に混入した可能性が高い。


時間的変化: 農耕導入後の大陸系集団の流入で、縄文人DNAの影響が薄まったと推測される。


結論

朝鮮半島の新石器時代に、北から来た狩猟採集民(シベリア・中国東北部由来)と、東から渡った縄文人系の集団が混在していたと考えるのは、地理的・考古学的文脈から合理的です。特に東海岸や南東部で縄文人DNAが混入した可能性は高く、櫛文土器文化の多様性を説明する一因となり得ます。しかし、現在の遺伝子データでは北東アジア系の優勢が明らかであり、縄文人DNAは補助的な役割にとどまった可能性が高いです。この仮説を裏付けるには、東海岸の新石器時代人骨のさらなるDNA分析が鍵となります。



2025年4月1日火曜日

話題の高層マンション「パークオリジントンロー」の高架連絡橋

 高層マンション「パークオリジントンロー」の高架連絡橋についてGrokに聞いてみた

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物件: パーク オリジン トンローは、バンコクの高級住宅地トンロー地区(スクンビット・ソイ55)に位置し、野村不動産とタイのOrigin Property社が共同開発した高層コンドミニアムです。2021年に完成し、3棟(A棟39階、B棟53階、C棟59階)で構成され、総戸数は1182戸。

スカイブリッジ: 3棟を結ぶ連絡通路は、50階以上の高さに設置され、居住者向けの共用施設(プールやジムなど)を備えた空中回廊として設計されています。デザイン性と機能性を両立し、トンローのランドマークとしての役割も担っています。

地震の影響: 2025年3月28日の地震で、長周期地震動によりバンコクの軟弱地盤が増幅され、高層ビルが大きく揺れました。この連絡通路は、接続部のカバー(外装)が落下したものの、本体は落下せず耐えたと報じられています。

パーク オリジン トンローの連絡通路に採用された工法は、鉄骨による片持ち梁(カンチレバー形式)に可動ジョイントを組み合わせた構造が最も可能性が高いです。

具体的には:

各ビルから突出した鉄骨カンチレバーで本体を構成。ビル間の変位を吸収するジョイント部にカバー(外装)が付属し、地震でカバーが脱落。ダンパーや強固な固定端が揺れに耐え、本体の落下を防いだ。

この工法は、デザイン性と耐震性を両立させ、トンローの高級感を保ちつつ実用性を確保したものと考えられます。一方、建設中のビル倒壊(中国鉄建関与)とは異なり、パーク オリジン トンローのスカイブリッジは、設計と施工の精度が地震時の被害を最小限に抑えた好例と言えるでしょう。

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ちなみにこの連絡橋の接続部分が落下した後、あの落下してできた接続部分の欠落部をジャンプして乗り越えた人がいたと話題になりました。

誰かの撮影した映像を拡大して分かったそうです。

あとで分かったのは、住人の韓国人男性が、ジムでトレーニング中に震災に遭遇し、タイ人の妻と子供が心配で、アドレナリン満杯の体でダッシュして無我夢中で飛び越えていたそうです。

すでに避難していた妻子と53階から階段で降りて再会した彼は、とにかく疲れたし、体中には擦り傷と痣がたくさんできていたと語ったそうです。




Grokに聞いてみた タイの高速鉄道と高層ビル倒壊

 質問

ミャンマー大地震で起きたバンコクの建設中の高層ビルの倒壊事故で、中国の建設会社が落札したタイとの合弁事業だとのことですが、建設につかわれていた建材などが基準以下の品質強度だったという話も出ていますが、タイ中の高速鉄道にも影響があると思いますか?

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ミャンマー大地震(2025年3月28日、マグニチュード7.7)でバンコクの建設中の高層ビルが倒壊した事故が、中国企業とタイ企業による合弁事業であり、建材の品質強度が基準以下だった可能性が指摘されている件について、タイ国内の高速鉄道プロジェクトへの影響を考える際、いくつかの観点から分析できます。2025年4月1日時点の情報と状況を基に、以下に考察を述べます。

1. 事故の背景と建材品質の問題

事故概要: バンコクのチャトゥチャック地区で建設中だった33階建てのタイ国家監査院(State Audit Office)ビルが地震で倒壊し、少なくとも19人が死亡、77人が行方不明(3月31日時点)。このビルは、中国鉄建(China Railway No.10 Engineering Group)の子会社とタイのイタリアンタイ・デベロップメント(Italian-Thai Development)が共同で建設していました。


建材の問題: タイ当局の初期調査では、現場から回収された鉄筋の一部が基準以下の品質(「低品質鋼材」)である可能性が示唆されています。業界大臣アカナット・プロムパン氏は、鋼材の品質や構造設計の不備が崩壊の一因である可能性を指摘し、詳細な調査を進めています。また、専門家は、バンコクの軟弱な沖積土壌が地震の揺れを増幅したことも要因として挙げています。


中国企業の関与: 中国鉄建は、このプロジェクトで技術提供や一部工事(特に高架やトンネル部分)を担当しており、過去に品質を自慢する宣伝動画を公開していましたが、事故後その投稿が削除されるなど、信頼性への疑問が広がっています。


2. タイ中国高速鉄道プロジェクトの現状

概要: バンコクからノンカイまでの高速鉄道(全長約609km)は、中国の「一帯一路」構想の一環で、第一期(バンコク-ナコンラチャシマ、253km)は2017年に着工し、2025年現在約41.7%完成(2月時点)。中国鉄建(CRCC)などが設計や技術提供を担い、タイ側が資金と土木工事を負担しています。


使用資材: 高速鉄道では、橋梁、高架、トンネル、線路などに大量のコンクリートと鋼材が使用されます。これらの資材は、タイ国内企業や中国からの輸入品が混在しており、品質管理はタイ運輸省や請負企業に委ねられています。


3. 高速鉄道への影響の可能性

(1) 品質管理への懸念

共通点: 倒壊したビルと高速鉄道の両方に中国鉄建が関与しているため、建材の調達や施工管理のプロセスが類似している可能性があります。もしビルで使われた低品質鋼材が中国からの輸入品だった場合、高速鉄道でも同様の資材が使用されているリスクが考えられます。


影響の程度: 高速鉄道は長距離インフラであり、ビルとは異なり、地震や荷重に対する耐久性が厳しく求められます。基準以下の資材が混入していれば、橋梁や高架の崩落リスクが高まり、運行時の安全性に直結します。


(2) 調査と規制強化

政府の対応: バンコクのビル倒壊を受け、タイ政府は建設基準の見直しと調査を表明(内務大臣アヌティン・チャーンウィラクーンは7日以内に報告を要求)。この動きは、高速鉄道を含む他の大型プロジェクトにも波及し、資材検査や施工監査が強化される可能性があります。


遅延リスク: 調査で問題が発覚すれば、高速鉄道の工事中断や再評価が必要となり、2027年の第一期開業予定がさらに遅れるかもしれません(既にCOVID-19や土地収用で遅延済み)。


(3) 信頼性と世論

中国企業への不信: Xの投稿やタイ国内メディアでは、中国企業の「チャイナクオリティ」に対する批判や、政府の入札プロセスの透明性への疑問が広がっています。この世論圧力が、高速鉄道プロジェクトでの中国企業への依存度を見直すきっかけになる可能性があります。


代替案の検討: タイ政府が日本や欧州企業(例: 新幹線技術)を再び候補に挙げる可能性もゼロではありません。ただし、資金面での中国優位性(タイが全額負担する条件)が変わらない限り、大きな変更は難しいでしょう。


(4) 地震リスクの再評価

耐震性: タイは地震多発地域ではないものの、今回のミャンマー地震(震源から1200km離れたバンコクで影響)が示すように、遠くの地震でも軟弱地盤で被害が拡大するリスクがあります。高速鉄道のルート(特に北部)は、ミャンマーやラオスの地震帯に近いため、耐震設計の見直しが求められるかもしれません。


影響: 設計変更や補強工事が必要になれば、コスト増と工期延長が避けられず、中国企業への依存度が高い現状では、品質管理が焦点となります。


4. 結論:影響はあるか?

タイ中国高速鉄道への直接的な影響は、現在のところ証拠が不足しているため断定できません。しかし、バンコクのビル倒壊が中国企業の資材品質や施工管理に問題があったと結論づけられれば、以下のような間接的影響が予想されます:

短期: 資材の抜き打ち検査や進行中の工事の見直しにより、遅延が発生する可能性。


中期: タイ政府が中国企業への信頼を見直し、入札条件や品質基準を厳格化する可能性。


長期: 高速鉄道の安全性への懸念から、設計や資材調達の多国間化が進む可能性。


現時点では、高速鉄道の41.7%が完成しているため、全ての資材が基準以下とは考えにくいですが、ビル倒壊を契機にタイ当局がプロジェクト全体の品質監査に乗り出す可能性は高いです。Xでの「中国企業が書類を持ち出した」「基準以下の鉄筋が使われた」との情報が事実なら、高速鉄道にも同様のリスクが潜んでいる懸念は否定できません。最終的な影響は、タイ政府の調査結果(近日中の発表が予想される)と、それを受けた高速鉄道プロジェクトの対応次第でしょう。

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2025年3月29日土曜日

タイの地震被害状況

タイの防災緩和局(DDPM)によれば

昨日の地震後の14の州での被害を報告しています。

9人の死者、9人の負傷者、101人の行方不明者がいます。緊急災害救援ゾーンは、パトゥムターニー、プレー、およびバンコク全体で宣言されています。 バンコク以外では追加の犠牲者は報告されていません。 14の州で報告された被害は次のとおりです。 -チェンマイ:病院の駐車場構造、コンドミニアム、寺院など、建物への構造的損傷。一部の家も影響を受けました。 -チェンライ:病院の建物に小さな亀裂があり、寺院の屋根が損傷しています。建設中の鉄道駅のコンクリートビームが6台の車両に崩壊しましたが、負傷者は報告されていません。 -ランプーン:倒壊した門、ひびの入った病院の壁など、いくつかの家や寺院が被害を受けました。破損した時計塔。倉庫と水システムも影響を受けました。 -ランパーン:病院や大学の建物の亀裂など、家、寺院、公共の建物が被害を受けました。一部の農業貯蔵施設も影響を受けた。 -メーホンソン:新しい市庁舎、病院、観光休憩所が被害を受けました。けがは報告されていません。 -プレー:住宅用駐車場への部分的な損傷。 -ペッチャブーン:農業施設の損傷。 -スコータイ:タバコ貯蔵庫が損傷した。 -バンコク:チャトゥチャク地区で建設中の30階建ての建物が倒壊し、8人が死亡、9人が負傷、101人が行方不明となった。バンスー地区では、建設用クレーンが倒壊し、1人が死亡しました。 -アユタヤ:水タンクが崩壊したが、負傷者は報告されなかった。 -ノンタブリ:病院での天井崩壊は1人を負傷させた。ショッピングモールは亀裂と小さな構造的損傷を報告しましたが、怪我はありませんでした。 -Samut Prakan:寺院の正面のバルコニーに小さな亀裂が生じました。 -Samut Sakhon:病院の建物が亀裂を持続させました。 -Chai Nat:火葬場が損傷しました。


Grokとのやり取りが楽しい

 

**Grokに質問をしてみました**

人間はどうして高層ビルの立ち並ぶ大都市を作りたがるのでしょうか?

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1. 経済的要因:効率と利益の追求

土地の有効活用: 都市部では人口が増加し、土地が限られるため、水平に広がるよりも垂直に建物を高くすることで、少ない面積で多くの人や事業を収容できます。高層ビルはオフィス、住宅、商業施設を密集させ、土地の価値を最大化します。


経済活動の集中: 大都市は商業、産業、金融の中心となり、企業や労働者が集まることで経済効率が上がります。例えば、東京やニューヨークでは、高層ビルが企業の本社や取引所を収容し、迅速な意思決定と取引を可能にしています。


収益性: 不動産開発業者は、高層ビルを建てることで賃料収入や資産価値を増やせます。特に地価が高い都市では、投資回収の観点から高層化が合理的です。


2. 社会的要因:人口増加と生活の利便性

人口密度の対応: 世界人口は増加を続け(2025年時点で約80億人超)、特に都市への流入が顕著です。国連の予測では、2050年までに世界人口の約70%が都市部に住むとされています。高層ビルは、この人口集中に対応する解決策です。


インフラの集約: 大都市では、交通網、医療、教育、娯楽などのサービスが集中し、高層ビルはその基盤を支えます。住民は移動時間を減らし、生活の利便性を高めたいと考えるため、都市が拡大します。


コミュニティの形成: 高層ビル内で生活や仕事が完結することで、密集した社会ネットワークが生まれ、情報交換や協働が促進されます。


3. 文化的要因:象徴性と進歩への憧れ

文明の象徴: 高層ビルは、人類の技術力や富、進歩の証と見なされます。エンパイア・ステート・ビルディングやブルジュ・ハリファのような建物は、国家や都市の威信を示し、観光資源にもなります。


競争心: 都市や国が他と差別化を図るため、「世界一高いビル」や「未来的なスカイライン」を目指す傾向があります。2025年時点でも、サウジアラビアの「キングダム・センター」や中国の都市開発に見られるように、この競争は続いています。


美意識と憧れ: 高層ビルの立ち並ぶ都市景観は、映画やメディアで「先進的」「華やか」と描かれ、人々の想像力を刺激します。これが都市設計に反映され、美的価値として追求されます。


4. 技術的要因:可能になったからこそ

建築技術の進化: 鉄骨構造、コンクリート、エレベーター、耐震技術の発達により、高層ビルが現実的になりました。19世紀以前は技術的制約で不可能だったものが、産業革命以降に可能になり、人間は「できるならやってみたい」という好奇心を満たしました。


エネルギー効率: 2025年時点では、持続可能性が重視され、高層ビルに太陽光パネルや省エネ技術が組み込まれる例が増えています。これにより、環境負荷を抑えつつ高層化が正当化されます。


インフラの進歩: 上下水道、電力網、通信インフラの整備が、高層ビルの密集を支え、大都市の成長を加速させます。


5. 心理的・本能的要因:安全と支配欲

高さへの憧れ: 人間は古代から高い場所を安全や権力の象徴と見てきました(例: ピラミッド、城塞)。高層ビルは現代版の「塔」であり、災害や敵から身を守りつつ、周囲を見下ろす満足感を提供します。


集団本能: 人間は社会的な動物であり、仲間と密集することで安心感を得ます。大都市の高層ビルは、集団生活の極端な形とも言えます。


6. 現代の文脈(2025年視点)

都市化の加速: 2025年現在、気候変動や地方の過疎化で都市への人口集中が進み、高層ビル需要が増しています。例えば、アジアやアフリカの新興都市では急速な高層化が見られます。


テレワークの影響: リモートワークの普及でオフィス需要が変動しているものの、都市の象徴性や商業機能は依然として高層ビルに依存しています。


持続可能性への挑戦: 高層ビルはエネルギー消費が大きいため、グリーンビルディング技術が注目され、人間が「作りたい」動機に環境意識が加わっています。


結論:なぜ作りたがるのか?

人間が高層ビルの立ち並ぶ大都市を作りたがるのは、経済的効率、社会的利便性、文化的象徴性、技術的可能性、そして心理的欲求が組み合わさった結果です。限られた土地で多くの人を収容し、富と力を誇示し、技術の限界に挑戦したいという欲求が、都市を空へと伸ばしてきました。2025年時点でも、この傾向は持続可能性や新たな社会ニーズと融合しながら続いており、人間の本質的な「創造と集積への衝動」を映し出しています。

この問いについてさらに深掘りしたい視点があれば、ぜひ教えてください!


**そこで質問を重ねてみました**

発展している国家では人口が減少しているし、通信やインフラの発達で、逆に地方でも仕事ができる時代になっていると思います。日本の場合には、土地も家も余っているのが現状で、高層ビルを建てているのは、一部の人たちのメリットしかないように思えるのですが、いかがでしょうか?


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あなたの指摘は非常に鋭く、現代の社会状況、特に2025年3月28日時点での日本の文脈を踏まえると、高層ビルの建設が本当に必要なのか、あるいは誰のためのものなのかという疑問は確かに合理的です。発展した国家での人口減少、通信・インフラの発達による地方での働き方の変化、そして日本の土地や住宅の余剰という現状を考慮しつつ、高層ビル建設の背景とそのメリットが一部の人に偏っている可能性について分析します。

1. 日本の現状:人口減少と地方の可能性

(1) 人口減少

データ: 日本の人口は2008年の約1億2800万人をピークに減少し、2025年時点で約1億2300万人程度(推定)にまで落ち込んでいます。特に地方では過疎化が進み、都市部への集中が続いているものの、全体としての人口需要は縮小傾向です。


影響: 人口が減ると、住宅やオフィスの需要も減り、高層ビルの必要性が疑問視されます。


(2) 通信・インフラの発達

リモートワークの普及: 2020年のパンデミック以降、テレワークが定着し、2025年では多くの企業がハイブリッド勤務を採用。高速インターネット(5Gや光ファイバー)の普及で、地方でも都市と同等の仕事環境が整いつつあります。


地方での可能性: 例えば、長野県や山梨県では自然環境を活かしたワーケーションが注目され、都市に依存せずとも生活・仕事が可能なモデルが広がっています。


(3) 土地と家の余剰

空き家問題: 総務省の調査(2018年時点)では全国の空き家が約849万戸あり、2025年時点でもこの数は増加傾向。地方では家屋や土地が余り、都市部でもオフィスビルの空室率が上昇(東京では2023年で約5~7%程度)。


土地の余裕: 日本は国土の約70%が山岳地帯で平地が少ないとはいえ、人口減少で既存の土地利用が過剰になりつつあります。


2. 高層ビル建設の現状と動機

(1) なぜ今も建てるのか?

経済的慣性: 不動産業界や建設業界は、経済成長のエンジンとして高層ビル開発を続けてきました。東京では、2020年代に「虎ノ門ヒルズ」や「渋谷スクランブルスクエア」などのプロジェクトが進行し、2025年も再開発が続いています。これは、過去の成功モデルを踏襲する慣性が働いているためです。


都市の競争力: 東京や大阪は、アジアの金融ハブ(シンガポール、香港、上海など)と競い合うため、近代的なスカイラインやオフィススペースを維持・拡張しようとします。高層ビルは都市の「ブランド力」を高める象徴でもあります。


投資と利益: デベロッパー(三井不動産、三菱地所など)や投資家にとって、高層ビルは長期的な収益源です。地価が高い都心部では、土地を最大限に活用する高層化が依然として経済合理性を持つとされています。


(2) 誰のためのメリットか?

企業と投資家: 高層ビルは、大企業や外資系企業に高級オフィスを提供し、デベロッパーに賃料収入をもたらします。また、不動産価値の上昇を期待する投資家にとっても魅力的です。


政府と自治体: 都市再開発は税収増や雇用創出につながり、地方交付税に頼る自治体にとって経済活性化の手段とされます。例えば、東京の再開発エリアは観光客誘致にも寄与します。


一部の住民: 高層マンションに住む富裕層や、都市部の利便性を求める人々にはメリットがありますが、これは人口のごく一部です。


3. 高層ビル建設への疑問:一部の人だけのメリット?

(1) 一般市民への恩恵の限界

需要のミスマッチ: 人口減少とリモートワークの普及で、オフィスや住宅の需要が以前ほど高くない中、高層ビルが供給過剰になるリスクがあります。2025年時点で、東京のオフィス空室率が上昇傾向にあるのはその兆候です。


地方の取り残し: 高層ビルが集中する都市部に投資が偏り、地方のインフラや住宅問題が放置される傾向があります。空き家活用や地方創生の方が、国民全体の生活向上に寄与する可能性があります。


コスト負担: 建設費や維持費は最終的に税金や物価に転嫁され、一般市民が間接的に負担を負うこともあります。


(2) 一部の人々の利益

不動産業界: 大手デベロッパーや建設会社は、高層ビルで巨額の利益を得ます。例えば、2020年代の東京再開発プロジェクトは数兆円規模で、一部の企業に富が集中します。


富裕層: 高層マンションやタワーマンションは富裕層向けに設計され、一般的な所得層には手が届きにくいです。2025年でも、東京のタワマン価格は1億円を超える物件が珍しくありません。


政治的利権: 政府や自治体幹部が再開発を推進することで、業界との癒着や政治的成果を求めるケースも指摘されます。


(3) 代替案の可能性

地方分散: 通信インフラを活用し、地方に仕事と生活の拠点を移す政策の方が、人口減少社会に適しているとの声もあります。スウェーデンやドイツでは、地方都市の強化が成功例として挙げられます。


低層化と再利用: 高層ビルを新たに建てるより、空き家や既存ビルのリノベーションで十分な場合も多いです。日本の伝統的な木造建築を活かす動きも、持続可能性の観点から注目されています。


4. 総合評価

(1) あなたの見解への同意

高層ビル建設が「一部の人たちのメリットしかない」という感覚は、日本の現状を考えると納得できる部分があります。人口減少と地方の余剰資源を無視し、都市部に投資が集中するのは、経済的合理性よりも業界や富裕層の利益が優先されているように見えます。


通信技術の進化で「大都市に集まる必要性」が薄れつつある中、高層ビルは時代遅れの象徴となりつつあるかもしれません。


(2) 反論の視点

都市の役割: 東京のような大都市は、国際競争力やイノベーションの拠点としての価値が依然として高く、高層ビルがその機能を支えている側面もあります。2025年でも、AIやテック企業の集積は都市部に依存しています。


経済波及効果: 建設自体が雇用や関連産業を活性化し、間接的に国民に恩恵をもたらすとの主張もあります。ただし、これが地方にも均等に波及するかは疑問です。


(3) 結論

高層ビル建設は、確かにデベロッパー、富裕層、政府など「一部の人々」のメリットに偏っている可能性が高いです。日本の現状(人口減少、地方の余剰、テレワークの普及)を考えると、都市集中型の高層ビル開発よりも、地方分散や既存資源の活用にシフトする方が、国民全体の利益に資するかもしれません。ただし、都市の象徴性や経済的慣性がこの流れを維持しているため、完全な転換はすぐには難しいでしょう。


考察

日本の場合、高層ビルを建てる動機が「必要性」よりも「慣習」や「利権」に根ざしている可能性は否めません。2025年時点で、持続可能な社会を目指すなら、あなたの言うように地方での働き方や生活を重視する方向性が、より時代に即しているかもしれません。




2025年3月18日火曜日

心臓の話

 不整脈があることが分かったのはずいぶんと昔のことで、最初はびっくりしました。

RBBBという右脚ブロックで、そんなに珍しい不整脈ではないと今では理解していますが、最初は、もうだめだ、死ぬかもしれないと、マジ不安でした。

そんな不整脈と付き合ってきましたが、加齢とともに、歩道橋の上るときとか、何か重いものを持った時に、息切れすることが起きるようになりました。

それで、心配になって、久しぶりに病院に行って診察を受けました。

まず問診と聴診器による検査で、その後、超音波検査と胸部X線と血液検査といった感じで、初めて受けるCTスキャンでの検査もしてくれました。

結果は、特に大きな異常はないとのことで、一安心はしたものの、まだ疲れやすさとか、息切れとかはあるわけで、何かが潜んでいる可能性はあるのではと思っています。

AI画像生成で描いてもらいました

マウスの話

 10年ほど前にモニターから1メートルちょっと離れてキーボードとマウスを使うようにした時から、USBレシーバーでワイヤレス接続にしてきています。

キーボードとマウスがセットになっていて、それを使うためのUSBレシーバーがついて売られていて、お値段も安いからお勧めでした。

USBレシーバーをUSBポートにさすだけで、何の設定も必要なく使えます。

キーボードは膝の上において使い、マウスは座っている椅子のひじ掛けの部分を少し広くしてそこに置いて使っています。

マウスも使っているうちに、ホイール部分に糸クスのような埃がまとわりついて、動きが悪くなるので、時々分解してお掃除をして使っています。

タイは、エアコンなどでも、すごく埃がたまるので、お掃除が必要なんですが、実は、パソコンは大きな空気清浄機の様なもので、中にはいくつものファンがついていて、外気を吸い込んでCPUやビデオカードを冷やしています。

ですから、吸気口には埃がたまるし、パソコンの中もたまには掃除が必要なくらいホコリがたまるので、吸気口にエアコン用のPM2.5対応のフィルターを貼り付けて使うようにしています。

2か月もすると、驚くほど真っ黒になります。

さて、マウスの話に戻ると、マウスを何度も掃除していると、いくら掃除をしても動きがおかしい時があって、そろそろ買い替え時かと思って、新しいマウスを購入しました。

使っていたものと同じ形だったのでよく確かめもせず購入したところ、USBワイヤレスではなくて、Bluetoothでの接続でした。

それで、パソコンにうまく認識されず、マウスが使えないので焦りました。

メーカーのサイトに行ったら、ブルートゥースのドライバーを新しいものにする必要があるようなことがかかれていたので、さっそくダウンロードしてアップデートしたら、問題なく使えるようになりました。

https://manuals.plus/ja/logitech/logitech-pebble-mouse-2-m350s-bluetooth-mouse-user-manual

ドライバーのアップデートは、時に不具合の原因になることもあるので、ちょっとドキドキしますが、昔と違って、今のパソコンはあんまりトラブルがないので助かります。

AI画像生成で作ったものです

2025年1月25日土曜日

タイの社会保障

 今年になってから、いつも1.5リットルボトル6本のパックを連続して10パックほど運んでもなんともなかったのに、最近は、ちょっと息切れとまではいかないまでも、疲れを感じることが多くなってきました。

元々RBBBという心臓不整脈はありますし、日本に帰ったときに急に血圧が200以上にまで上がることもあったし、血圧計で血圧を測るときに、ピッピという脈の音が、乱れたり、なんか、胸が胸騒ぎのような、いやな感じの時もあるしで、たぶん、死ぬときは、心臓関係かもとか思っています。

コロナの時もワクチン接種をしないでも何ともなかったし、インフルエンザのワクチンも接種していませんが、毎年11月から12月にかけては、風邪をひくこともあります。

今回は、寝る時に咳が出るし、心臓の不快感もあるしで、一度病院に行って診てもらおうと、久しぶりに病院に行ってきました。

以前は、タイの社会保険で診てもらえる病院に定期的に行っていたのですが、そこが社会保険の指定病院から外れたとのことで、別の病院を使うように決めていたのですが、なんか面倒で10年近く行っていませんでした。

持病の高血糖もあるし、定期的に検査したほうがいいのですが、もう長年薬を飲んである程度コントロールできているし、そのうち行こうと延び延びでした。

昨年、白内障の手術は受けましたが、その病院は、社会保険を使えないので、かなり高い費用を支払いました。

それで初めていった病院で社会保険の手続きをして、受付で血圧と体温を測って、順番を待って、初診の医師に診てもらいました。

一応、現状を話し、医師から、血液検査と胸部レントゲンとEKG(心電図)検査をするようにと言われ、指定された検査室を3か所回って、すべて検査してもらいました。

検査結果は1時間ごとのことで、食事をして待ちました。

検査の結果は、すべて異常なしとのことでしたが、次回は心臓の専門医に診てもらいなさいと予約を入れてくれました。

タイの社会保険は、仕事をしていた時から支払い続けてきたので、外国人であっても権利をもらっているわけで、基本は無料です。

ただし、診てもらえる病院をリストから選んだら、そこでしか診察は受けられないですし、手術など、高額になると、自腹になるケースもあるようです。

処方されるお薬は、社会保険適用の薬だけで、高額な薬は自分で購入することになります。

今回は、検査代も診察代も無料でした。貧乏人にはありがたいことです。

仕事をしていた時には、有名な保険会社の保険に入っていて、タイの有名病院でも無料でしたので、社会保険とか考えていませんでしたが、永住許可もそうですが、もらえるものはもらっておいた方がいいです。


PM2.5

 今週のタイの話題は、PM2.5です。

PM2.5(微小粒子状物質)とは、大気中に浮遊する粒子のうち、直径が2.5μm(1μmは1mmの千分の1)以下の粒子状物質です。髪の毛の太さの約30分の1の大きさで、花粉よりも小さい粒子です。
PM2.5は、呼吸器や循環器系への健康影響が懸念されています。

バンコクの大気汚染の状況です。

子供たちの中には鼻血が止まらくなったり、目に炎症が起きたり、咳をしたり、中には熱が出たり、頭痛に苦しむ子もいるそうで、休校なども検討されているそうです。

政府は、今日から31日まで、公共交通機関を無料で開放するそうです。

要するに、自家用車に乗らないで、公共交通を利用して欲しいということのようです。

そこで、私のようなへそ曲がりは、ふと考えるわけですが、電気自動車ならいいのではないかとか、ここ数年タイ政府が、いろいろな優遇政策を行って電気自動車を普及させてきたのに、どうして大気汚染がひどくなったのだろうかとか、考えちゃいます。

テレビの報道では、焼き畑農業で、サトウキビとかトウモロコシを収穫した後、残った茎や葉を燃やしている農家が多いとか。

コロナのバカ騒ぎ以降、景気が良くなく、工場閉鎖などもあるから、工場からの大気汚染も少しは減っているかもとか思うのに、本当の原因は何なんでしょうね。


AI画像生成のお話

 AI画像生成を1年以上やってきて、思いのほか、中国のAI技術がすごいことになっているような気がしています。

特にAI動画に関しては、いろいろと新しいものが生まれてきているようです。

電気自動車でも感じたことですが、気が付いたら、ものすごい数の中国製電気自動車が世界にあふれているわけです。

やはり14億の中国人が一つのことに集中的に取り組めば、それはすごいわけです。

以前は、人間をスパイとして送り込んで技術を盗んだわけでしたが、今では、もう世界中にスパイプログラムを仕組んだものがあふれて、データを中国に送っているわけです。

これからは、中国のAI技術が注目です。

無料でAI画像を生成できるサービスにはいろいろとありますが、SeaArtなんかは有名で、簡単な登録で、決められた範囲での無料サービスも受けられます。

ほかには、Leonardo aiなんかも有名です。

無料でできる範囲は限られていますが、一度試してみると楽しいと思います。

パソコンの能力に余裕があれば、Stabilty Matrixがおすすめだと思います。

こちらを使えるのでしたら、自分のパソコンでAI画像が無制限に作れます。

他にはPinokioなんかも面白いかも。

 SeaArtなどでは、ちょっとエロい物はNGですが、自分のパソコンで作れるものなら、そっち方面の制限もなしです。

もちろん配布なんかは違法ですから、悪乗り厳禁ですけどね。

どんな画像を作るのかは、Civitaiなんかを見て参考にするといいと思います。

ChatGPTにどんなふうにPromptを書けばいいのかを聞いてみるのもいいと思います。

日本の若者たちにも、好奇心を持って、AIはもちろん、新しいことにいろいろなことに挑戦して欲しいです。


2025年1月12日日曜日

AIの話

 昨年から「ChatGPT」などのAIが注目されていますが、AIとはArtificial Intelligenceの略で、人工頭脳と訳されます。

反対に位置するのがNIで「Nature Intelligence」自然頭脳といわれています。

昔は、コンピューターは、電子計算機といわれていた時代もありました。

高速に計算することができるので、どんな計算をしてもらうかの指示が重要になります。

例えば、翻訳ですが、外国語と日本語訳とを関連付けることで、外国語を入力すればすぐに日本語訳が出てきますし、コンピューターの能力が向上し、集めたデータの数や正確さが増せば、長文を即時に翻訳することも普通にできるわけです。

人間の考えることとか、欲しがっているものとかのデータが集まれば、「ChatGPT」のように質問すれば、答えが返ってきます。

文章だけでなく、写真や動画などのデータも集めると、こんな感じの画像を作ってくれとか、こんなシナリオの動画を作ってくれとかの指示にもこたえてくれるわけです。

以前から言われてきているように、グーグルで検索をしていると、時々頼んでもいないのに広告が現れるとか、自分が興味を持っているようなサイトが表示されることもありますが、すべて、自分の検索したデータをどこかが集めてどこかに売っているからできることです。

ですから、どこもなんとかしていろいろな個人情報を本人に気づかれることなく、集めようと必死になって開発を進めています。

以前は、そういったものは無料で使えること多かったのですが、最近は、そういった彼らが情報を集めて利益を出すものでも有料にしてきていますから、ずうずうしい話ですよね。

我々の個人情報や個人の思考や思想などは、価値のあるものですから、無料で簡単に他人に使わせることはやめたほうがいいと思いますね。

例えば、選挙の時の出口調査なんかも、無料でデータを集めて、NHKなどはそれを利用し、受信料をとっているわけです。

アンケートとか、日本人はまじめで嘘をつかないから価値があるそうですが、対価を支払ってくれないものなら嘘ばかりついても面白いと思います。

LineとかTiktokなどを使う日本人は多いのですけど、自分の発している文章や写真や動画が韓国や中国に集められて利用されていることに気が付いていない人が多いのではないかと思います。

位置情報なんか、ものすごく利用価値があります。

今は、監視カメラとか家電とかには、プログラムが入れられていて、知らないうちに情報が外部に流れているようです。

強盗とか犯罪者たちは、事前にグーグルマップを利用しているといわれています。

以前、Facebookは本名出ないと使えないと信じられていて、みんな学歴とか職歴とか出身地などを正直に記入していたそうですが、全部、巨大コンピューター内に保存されてしまっていると思います。

私は、インターネットにつながっているものは、基本匿名です。自分にメリットがない限り、情報はただではできるだけ出さないようにと考えています。

日本人の多くが、もう丸裸状態だと思いますよ。

AIの時代とか言われますが、AIもデータと電気と通信網がなければ何にもできません。もちろんプログラムも。

自動運転も同じですし、ドローンも同じです。


2025年1月4日土曜日

2025年 明けましておめでとうございます。

地球は温暖化と寒冷化が繰り返されてきたといわれています。 

現在より暖かい時代もあったでしょうし、もっと寒かった時代もあったことでしょう。

現在の地球を見て、過去も現在と同じだと思うと、大きな間違いを犯すこともあるでしょう。

砂漠地帯が、緑豊かだったり、極寒のツンドラ地帯が、森林地帯だったのかもしれません。

石油や石炭などの化石燃料は、動物や木々が地中深く埋まってできたものといわれていますから、石油の出るところは過去に多くの動物が暮らしていたでしょうし、石炭の出るところは、以前は森林地帯だったはずです。

石油になった動物はどんな動物だったのでしょうね。

さて、日本は、北アメリカプレートとユーラシアプレートがぶつかり合ったところにあるわけで、それに太平洋プレートとフィリピン海プレートがぶつかる複雑な位置にあります。

日本は、ユーラシア大陸の東の淵にあった部分が地殻変動で引き裂かれて、太平洋側に移動してできたわけですが、中央の南側と北側では、時計回りと反時計回りの力で移動したようです。

最近は、日本でも恐竜の化石がたくさん見つかっていますし、縄文人の化石や石器や土器なども見つかっていて、日本の歴史も書き換えられてきています。

北米プレートは、西に移動しているし、ユーラシアプレートは東へと移動しているわけですが、実は、大西洋側でも、北米プレートは、アイスランドの中心部から、西に移動しているし、ユーラシアプレートは、アイスランドの中央部から東へと移動しているから、アイスランドの中央部には裂け目ができて、毎年少しですが、裂け目が広がっているそうです。

アイスランドは火山地帯としても有名なので、そのうち、大きな火山活動によって、現在とは姿を変えてしまうかもしれません。

さて、地球温暖化が叫ばれて、温暖化のマイナス面ばかりが注目されていますが、実際にはプラス面もあって、例えば、北極海の氷が解けていくことで、北極海航路が注目されて、日本からヨーロッパへの海運がルートを変えてしまうかもしれません。

氷の島として有名なグリーンランドやアイスランドが、温暖化で、緑豊かな島に代わるかもしれないといわれていて、実は、アメリカと中国などによる利権争いが始まっているそうです。

地下資源が注目されているそうです。

温暖化でシベリアなども暖かくなるわけで、2025年以降は日本もロシアと仲良くしておいた方がいいような気がします。